初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

ほぼ1週間のお休み

2016-07-31 14:39:11 | 株・いろいろ

 「証券知識をともに学ぼう」という方のために続けているこのブログ、

 私の都合でほぼ1週間休んでしまいました。ごめんなさい。

 ところで、休む前に、この週の最大注目は「日銀の金融政策決定会合」である旨書きましたが、

 結果は、「やや意外」?

 ETFの年間買い入れ額を6兆円にとほぼ倍増したこと、

 にとどまり、「マイナス金利は現状維持」でした。

 為替(ドル・円)は一気に円高になりましたが、

 金利据え置きは、銀行経営にとっては良かった?(業績悪化懸念後退)

 ということで、大手銀行株が軒並み上昇しました。

 また、週末(29日)の株式出来高は、

 売買代金で3兆2967億円、株数で31億88百万株と、

 大きくなりました。

 (短期筋の売買高が多かったようですが。)

 アメリカの金融政策も大きな変化なしでした。


逆日歩銘柄は買い?売り?(2)

2016-07-25 06:54:18 | 株・いろいろ

 証券金融会社が株不足銘柄の不足株を調達するとき、

 1株当たり、1日、いくらで、という借り賃がきまります。

 例えば、〇銘柄は1株当たり10銭(0.1円)というように。

 その銘柄を1万株信用取引で売っていますと、1日、1000円を払わなければなりません。

 また、その銘柄を1万株信用取引で買っていますと、1日、1000円を受け取ることができます。

 ならば:

 「その銘柄を買おうか、しかも、売り方の買い戻しで上がる可能性があるのだから」と考えたくなります。

 昔から?「逆日歩に買いなし」という諺がありますように、いろいろ議論の多いところですが、

 経験則上、どちらが有利ということは言えません。

 しかし、株不足状態になっている銘柄は動きが荒くなることが多いので、

 その分リスクも大きくなります。

 あえて、投資することは避けるべきでしょうね。

 ・・・・・

 ところで、私事ですが、明日から数日間、

 このブログに投稿できなくなります。スイマセン。

 今週は、日銀の政策決定会合があり、なんらかの追加緩和策があると期待している関係者が多く、

 もしゼロ回答だと失望売りがでることが予想されますので、

 十分注目してください。


逆日歩銘柄は買い?売り?(1)

2016-07-24 10:01:43 | 株・いろいろ

 株不足になった銘柄については、証券金融会社が不足株数の調達を行いますが、

 調達に伴う「借り賃」を「品貸料」として、

 貸株の申し込みをした証券会社に払ってもらいます。

 証券会社はその品貸料を、制度信用で当該銘柄を売った投資家に払ってもらいます。

 売った投資家が払った「品貸料」は調達先と当該銘柄を買った投資家にわたります。

 もともと信用取引は、「資金を借りた投資家」が払って、「当該銘柄を売った投資家」が受け取るというのが基本ですが、

 品貸料は、売った投資家が払って買った投資家が受け取るために「逆日歩」といわれるのです。

 その逆日歩がついている銘柄数がかなり増えているのです。

 3月28日に450銘柄強あったのをピークに減っていたのですが、

 7月19日に461銘柄、20日に425銘柄と増加。

 「この銘柄は目先下がるだろう」とみた投資家が増えているのです。

 でも、制度信用は6ヶ月以内に返済しなければいけませんので、

 信用で売った銘柄も、原則、近い将来「買戻し」がはいります。今、

 逆日歩がついている銘柄は、多くの?買いが入りますから、株価は上がるはず?

 これを狙って、逆日歩銘柄を買っておくのはどう?

 続きはまた。


逆日歩について

2016-07-23 10:11:10 | 株・いろいろ

 信用取引(制度信用の場合)の仕組みから整理してみます。

 投資家が「信用取引で株を売る」ということは、

 証券会社から株を借りて売る、ことです。

 証券会社は当該株式を調達しなければなりません。

 どこから借りるか?まず、証券金融会社からです。

 一方、投資家が信用取引で株を買った場合も、証券会社は証券金融会社から資金を調達して、

 顧客に貸すことができ、その際、それに見合う株式が証券金融会社に留め置かれています。

 この株式を売り方(の証券会社)に貸し出すのです。

 という仕組み上、もし、買っている投資家より売る投資家のほうが多くなったら、

 証券金融会社の手持ち株式は不足してしまいますね。(これを貸株超過といいます。)

 その場合、証券金融会社は不足分を調達しなければなりません。

 いろいろな株式を大量に?所有している金融機関に、

 借りに行きます。

 続きはまた。

 

 

 

 

 


下げ相場に備える動き

2016-07-22 18:11:56 | 株・いろいろ

 昨日、私は「梯子が外されたら・・・」のことを書きました。

 今朝の日経紙によると:

 個人投資家は元来相場が下がったら買い、上昇局面で売却するという、

 「逆張り」という投資手法をとる向きが多い。

 しかし、最近の動きを見ると、

 相場が上昇すると、信用取引などで売る取引が目立つ由です。

 その例として、逆日歩銘柄数の多さを指摘しています。

 「逆日歩」については、改めて説明しますが、

 個別銘柄の信用売りが、信用買いを上回っているのですね。

 「安くなったら買う」のが先ではなく、

 「高くなったら信用で売る」のが先行している?

 さすが?ですね。

 


円安で株式買われる

2016-07-21 11:31:27 | 株・いろいろ

 昨日お湿りを入れた東京株式市場は、

 今日は❝円安❞を背景に、日経平均株価は170~180円高と買われています。

 ここで気を付けることは、円安はいつまで、どこまで続くかということです。

 来週に予定されている日銀の追加緩和政策でしょうか。

 先日も書きましたが、ヘリコプターマネーまで期待している?

 それがどこまで実現するかどうかですが、

 仮に実現しても、

 「材料出尽くし」にならないかどうかです。

 いわんや、追加緩和が期待外れとなれば:・・・・・

 現在、外為関係者の6割の人が、

 「追加緩和があっても、反応は一時的」だと予想している由です。

 ❝円安に伴う採算悪化懸念が後退❞し今日の株式市場は買われていますが、

 梯子を外されないように、周囲をよく見て!

 


良いお湿りじゃありません?

2016-07-20 10:54:47 | 健康

 日経平均株価は、昨日まで6日間連騰で1600円超上げました。

 先日、「相場を長持ちさせるには、ちょっと休憩が良い」と書きました。

 今日はその「お湿り」でしょうか。

 120円ぐらいから170円ぐらいの押しをつくっています。

 関東地方は、まだ梅雨明け宣言がありませんが、

 連日の猛暑です。

 人間も相場も熱中症には気を付けましょう。

 落ち着いたところで、新しい相場展開を

 見ようじゃありませんか。


今週の注目点

2016-07-18 09:44:30 | 株・いろいろ

 今日の日本は「海の日」で祝日ですが、

 今週の世界の注目すべきことを見ますと:

 ◎アメリカ:19日(火)6月の住宅着工件数、21日(木)中古住宅着工件数の発表等

 経済・景気への影響が大きい住宅関連の指標が発表になります。

 ◎ヨーロッパ:21日(木)ECB理事会が開催されますが、

 EU離脱後の金融市場において、どのような対応策を打ち出すかが要注目です。

 ・・・・

 冒頭に書きましたように、日本は国民祝日「海の日」です。

 2003年から「7月の第3月曜日」となっていますが、もともとは、

 1876年に明治天皇が東北地方を巡幸され、帰途、軍艦ではなく汽船で、

 青森から横浜にお帰りになった記念の日で「海の記念日」が発祥ですね。

 「海の恩恵に感謝するとともに、海洋日本の繁栄を願う日」なのです。

 南シナ海のトラブル?を見聞するにつけ、

 海の恩恵に感謝しなければいけないと思います。


財政・金融対策期待と地政学的リスク

2016-07-17 10:39:21 | 株・いろいろ

 いま、日本の株式市場で期待されているアベノミクスの財政出動や日銀の金融緩和策などがある一方、

 世界では、あまりにも多くの地政学的リスク(注)があります。

 7月に入ってからでも頭に浮かぶのは、

 「EU離脱の英国の国民投票」、中国の南シナ海問題で「仲裁裁判所が中国の主張を否定」

 「世界のあちこちで起きるテロ」ではバングラデシュで日本人犠牲者もでましたし、

 世界の観光地フランス・ニースでも起きました。

 その他、直近では「トルコ軍の一部がクーデター」等々。

 その都度、各種マーケット、とりわけ「安全資産とされる❝円買い❞」が行われます。

 もう少し、平和な世の中にならないものか・・・・念じます。

 (注)地政学的リスクとは:

 ある特定の地域が抱える政治的、社会的、軍事的な緊張の高まりが、関連する地域(あるいは世界経済全体)の

 経済の先行きを不透明にすること、を言います。

 


ちょっと一服したい?

2016-07-16 11:41:35 | 株・いろいろ

 日経平均株価は5日連騰し、1カ月ぶりの水準に戻りました。

 この1週間のデータを整理しますと、

 騰落レシオはまだ102.76%ですし、

 日経平均株価の日々線は25日移動平均に対して5%未満(4.73%)ですし、

 来週初めは、さすがに一服したほうが・・・・

 そのほうが相場は長生きします。

 もっとも相場は、とりあえず、行くところまで行く?

 そんな性格ですがネ。