初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

金融商品の生い立ち

2010-03-31 10:13:58 | 株・いろいろ
講座の折、私は金融商品が生まれた背景についてできるだけお話することにしています。

例えば、わが国のETFはどんな経済環境のとき、とか

わが国でREITが生まれたのは、

など、エピソードを交えて話します。

それによって、商品の理解のみならず、他商品との関連、経済の変遷など、

いろいろ知ることができるからです。

配当落ちをほぼ埋めた相場

2010-03-30 07:14:23 | 株・いろいろ
 昨日の株式市場は、3月期決算会社の配当落ちの日でした。

 先週金曜日までに買った株式については配当金がもらえますが、

 昨日買った株は受渡し日が(4日目受渡しのため)4月1日になりますので、

 配当金が受けられませんね。(3月31日現在の株主に配当金がでるのです。)

 その配当金がいくらでるかは、最終的には株主総会できまることですから、

 “予想”ということになりますが、

 日経平均株価ベースに換算すると70円強だそうです。

 したがって、昨日は日経平均株価が70円下げても、金曜日にくらべてトントンといえます。

 それが、9円90銭安でしたから、60円は埋めたことになります。

 もちろん銘柄によってまちまちですが。

 あとは、年度末(31日)の“お化粧”買いがあるかどうか、

 そして新年度相場に向かいます。


業界天気図、4業種が上向き

2010-03-29 09:23:14 | 株・いろいろ
 四半期ごとに発表している日経の産業天気図。

 4~6月期について、30業種中上向きが4業種でました。

 もちろん?下向きはゼロです。

 その4業種の記事を拾ってみました。

 ◎化学 → 液晶・半導体向け電子材料の需要が伸びているほか、太陽電池やリチウムイオン電池向けの材料も好調。

 ◎プラント・造船 → プラントは海外中心に堅調。造船は資源運搬船で一部メーカーに受注回復の兆し。

 ◎産業・工作機械 → 新興国市場で自動車・電機等の分野での需要拡大を受け、工場建設、営業拠点の拡充が急。

 ◎精密機械 → 中国でデジタル1眼レフカメラの需要が堅調。複写機、複合機に復調の兆し。

 いずれもこれまでの「曇り」から「薄日」にアップしたのです。

 ほかにも、もうちょっとで上向きになる業種も出そう?

 いよいよ春ですよ!

   

新株・社債発行バブル後最高

2010-03-28 08:46:31 | 株・いろいろ
 新株・社債発行バブル後最高

 という記事が今朝の日経に載っています。

 増資、転換社債・ワラントなどの予約権付社債など新株発行を伴う資金調達を“エクイティファイナンス”といいますが、

 このエクイティファイナンスは1989年の24兆8691億円をピークにその後激減しました。

 1997年にはわずか1兆5418億円にまで。

 新株発行は自己資本の増加となり財務基盤が強化されます。

 また、社債の発行も昨年度は増加しましが、

 これは他人資本とはいえ、

 借入金、とりわけ短期の借入金から長期資金への切り替えとなり、

 財務の安定化に寄与します。

 企業業績も回復してきている中、

 財務強化はさらに先行きに期待ができます。

 

グローバル化がもたらす投資環境変化

2010-03-27 09:02:34 | 株・いろいろ
 今日は、証券学習協会主催株式基礎講座の3月最終回です。

 テーマは「グローバル化がもたらす投資環境の変化」で、

 ◎世界経済の変化と株式投資 と、

 ◎21世紀の技術変化と株式投資 の2項目について話されます。

 講師は当協会の中村副理事長です。

 時間は2時から、場所は小伝馬町NPO団体交流サロン、いつものところです。

 世界の株式市場は忌まわしい?リーマンショックを抜けつつあり、

 一番遅れている日本でも昨年来高値をつけてきました。

 今後を見通す上でぜひ知っておきたいテーマです。

 幸い天気も回復。

 まだ少し寒いですが、がんばって勉強しましょう。

信用取引の数字を眺めながら

2010-03-26 12:37:00 | 株・いろいろ
 毎週末の信用取引の数字が、翌週の火曜日(月曜日が休みだと1日ずれます)に東証から発表になります。

 それを見ながら、投資家の動向、相場の動向・今後の予想などを考えます。

 先週末の数字を見ると、

 ◎買残の評価:1月29日の-16.46%から7週連続で減り続け、-7.62%になっています。

 これは買い方が身軽な?良い状態になっているので、ハナマル。

 ◎買残高全体の数字:2月5日の1兆6272億円から1兆5065億円まで減っています。

 これも相場全体としては、圧迫要因が減っているということで、マル。

 ◎売り金額全体の数字:2月5日の7331億円から7986億円まで増えています。

 この見方は単純ではありません?

 売りが増えるのは「先行き安いと見ている人が多い」ことと、「買い戻し要因が増えている」ことの綱引きですね。評価はイーブン?

 ◎株数ベースでの売買比率:2月5日の3.07倍から2.64倍まで下がっている。

 ウリカイが接近してきていることは、相場としては面白い?

 ・・・・

 以上は相場全体のこと。

 個別銘柄は別ですよ。

あなたの金融資産は増えました?

2010-03-25 09:14:33 | 株・いろいろ
 日銀発表の昨年末の家計金融資産は、3年ぶりの増加でしたね。

 増加要因は「株式・投資信託の評価が高まったこと」が主で、

 加えて「現・預金もふえた」のだそうです。

 みなさんの金融資産の構成はどうでした?

 株式の増加率は16.2%、投資信託は10.8%で、

 現・預金は1.5%の増加だった由。

 ただ、増えた背景には大きな違いがあります。

 株式・投資信託増加の背景は株価上昇だったのですが、

 因みに2008年12月30日の日経平均株価は8859.56円で、

 2009年12月30日は10546.44円、上昇率は19%でした。

 一方、現・預金が増えたのは、所得減 → 消費減・節約 の結果だったそうです。

 納得はできますが、

 ちょっとさみしい?金融資産増ですね。 

 

騰落レシオは過熱ゾーンに

2010-03-24 07:32:57 | 株・いろいろ
 平均株価だけ見ているとそんなに過熱・上昇しているとは思えませんが、

 騰落レシオはハイレベルです。

 17日に128.57%、18日に126.26%、19日に127.78%、

 そして昨日は、129.99%となりました。

 経験則では、

 騰落レシオが120%を超えてくると相場は過熱、とされます。

 日経平均株価の25日移動平均線との乖離はプラス3.22%程度ですからさほどには思いませんが、

 騰落レシオは、

 “ちょっと一服しませんか”と。

外国株の売買が増える

2010-03-23 09:17:45 | 株・いろいろ
 個人投資家の外国株売買が増えている由ですね。(今朝の日経)

 そうなるとは思っていました。あれだけ日本の株が・・・・でしたからね。

 これまで外国株への投資は、現地の株価指数に連動する投資信託やETFが中心だったのですが、

 加えて個別株への投資が増えているのだそうです。

 国別には、

 ブラジルや中国など新興国が大半を占めている由。

 いつもながら“個人投資家の動きはすばらしい!”ですね。

 ただ、外国株は日本株より情報が取り難いし、

 コストも高い上に株価のぶれも大きいですから、

 その点はご注意を。

配当取るなら今週中

2010-03-22 09:19:21 | 株・いろいろ
 3連休で、今週の株式市場は23日~26日の4日間。

 3月決算会社の配当金・株主優待を取るならば今週中に買わなければいけませんよ。

 日経の集計によると、

 3月期決算会社の下期配当金総額は前年に比べて5%増の由。

 これは、増配する会社や復配する会社が増えているからですね。

 前年に比べて増配する会社は4割近くの300社以上のようですし、

 復配する会社は2.5倍の90社近くの由です。

 いま、増配したり、復配するのは“企業業績の先行きに自信がついた”からにほかありません。

 明るい春を感じさせます。

 投資する銘柄選びも楽しくなりますね。