ふだん「陶芸」という言葉をなにげなく使っていますが、
趣味の世界で、「・・芸」があとにつく言葉はさほど多くありません。
では、だれが言い出したかというと:
「桃山時代の陶芸の研究、再現に務め卓越した技量を示した加藤唐九郎」という人の由。
彼は、明治31年~昭和60年と比較的長生きした人で、
一つの物事を象徴的に一言で表現する天才的な能力をもっていたと言われています。
その彼が、「土を道連れに、陶器が表現する芸術の世界を目指していく」
すなわち「陶芸」である、と表現したのですね。
1952年に第1回無形文化財に指定されています。