初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

吾輩は猫である

2005-10-31 12:25:59 | 陶芸
 吾輩は猫である。名前はまだない。

 何でもいやに熱い所で50数時間焼かれていた事だけは記憶している。あとで聞くと1200度以上もあったそうだ。道理で熱いはずだ。

 やや左側に炎をあてられたらしいが、これは吾輩の顔に変化があったほうが良いということでわざとだそうだ。吾輩を創生した?幸笑先生が、もう少し灰でもかぶれば、なんて言っているのを聞いてフンそんなものかと思った。

 2005年10月30日。これが吾輩の誕生日となった。家に帰って、といっても吾輩にとっては始めてだが、1歳年上の姉と記念撮影をした。色白が姉、茶が吾輩である。

JS会員の集い

2005-10-30 07:22:30 | 株・いろいろ
 昨日、証券学習協会の“JS(JointStudy・共に学ぼう)会員の集い”を行いました。

 基調講演は当協会のメンバー松山英明氏による「買い占められる会社の株主になるな」でした。

 敵対的M&Aを容易にする日本の環境、買占めグループに狙われた会社の類型などから、「株主になるなら」といったテーマまで、興味いっぱいの話でした。

 大型買収時代突入の昨今、今後とも目の話せないテーマですね。 

NT倍率が最低に

2005-10-29 09:49:44 | 株・いろいろ
 一昨日NT倍率が最低になり、昨日はさらに下がりました。

 NT倍率とは、「日経平均株価÷東証株価指数」のことで、日経平均株価が東証株価指数(TOPIX)の何倍かをみる指標です。

 もともと東証株価指数は、1968年1月4日の東証1部市場全銘柄の時価総額を100としたものです。

 そのときの日経平均株価は、1266.27円でしたから、NT倍率は1266÷100で12.66倍だったわけですね。

 その後上げ下げを繰り返していたのですが、昨日は13346÷1419で9.4倍に下がったのです。これが過去最低になっているのです。

 日経平均株価は225銘柄の平均株価ですが、IT関連の電機株のウェイトが高いことは以前書きましたね。その業種の株価が冴えないのです。

 一方、銀行株など内需関連と呼ばれる株が高騰したので、このような倍率になっているわけです。

 いま、9月中間決算が発表最中ですが、日経平均採用銘柄は強弱まちまちですので、NT倍率が急反転するのはむずかしそうですね。

投信未来図

2005-10-28 10:11:54 | 株・いろいろ
 26日から日経朝刊に「投信未来図」という記事が連載されており、今朝(28日)は㊥が載っています。

 そのいちばん下の列に・・投資家側にも問題がある。値上がりすると「いったん売却するのが普通」と証券学習協会の廣本修正理事長が言うように、平均的な保有期間は欧米よりかなり短い。・・と私の発言が紹介されています。

 投資信託は長期保有が原則であるのは言うまでもありませんが、なぜわが国では短いのでしょうか。

 まず、“わが国では投資家が証券知識を学習しないまま、証券会社のリードで投資信託に投資した”という歴史的な背景がありました。値上がりすると「売却して次の投信に乗り換えるようにすすめられる」ことが長い間続きました。

 また、“運用部門”が“販売部門”の圧力?のもとで、「目先の動きを追うような運用をして、長期的観点が二の次になってしまった」ことも否定できません。全てとは言いませんが。

 つまり投資家は、儲かったら売る商品だと思い込むようになってしまいました。

 年金、税制などの制度も長期保有すれば良いようにはできていませんでした。この点も欧米とは異なります。

 信託報酬も安くありません。長期で保有すると1割も2割も元本が減ります。

 などなど。

 “投資家側にも問題”と書かれましたが、投資信託に関わる全て(制度、運用、販売、投資家教育etc)が、“投資信託に投資する本来的スタンス・例えば長期投資”になるような環境作りに努力すべきです。

 

お手盛り投信?

2005-10-27 10:50:38 | 株・いろいろ
 25日の日経紙に編集委員の実名入りで「また出るお手盛り投信」という記事がありました。

 28日に設定する「ソフトバンクグループ株式ファンド」について、手厳しい批判です。

 例えばソフトバンク25%、ヤフー25%、ガンボー13%、イー・トレード12%、SBホールディングス11%のように、ソフトバンクグループを組入れる投資信託ですが、「こんな投信が法的に許されるのか」と怒って?います。

 「親亀こけたら皆こけた」という話になりかねない、から始まって問題点をいくつか指摘しています。

 2003年11月にトヨタグループ株式ファンドが先例としてありますが、「本当に投信購入者に忠実な運用ができるのだろうか」と疑問をなげかけています。

 たしかに問題はありますが、私はこのようなファンドがあっても少しもおかしいとは思いません。

 トヨタやソフトバンクなどのグループ企業の成長性を買いたいという投資家があったとき、グループ企業全ての株式を買うには相当の資金がなければ買えません。

 しかし、投資信託であれば小額の資金でそれが可能になるのですから。

 同編集委員は「違法でない限り何をしてもいい」という“証券市場の土壌”、とまで言っていますが、そのようなファンドに対するジャッジは投資家がするのではないでしょうか。

 投資家がNOと思えば、買う人がいません。

 ただし、“販売会社の説明・勧誘が公正である”ことは前提ですが。

 

阪神タイガースの上場問題

2005-10-26 10:02:20 | 株・いろいろ
 村上ファンドが提唱する阪神タイガースの上場については、当然のことながら賛否両論ありますね。

 きのうの新聞にも「子供はタイガースが勝ったと喜んでいるのに、これで株が上がると言うのはばかげている」と言った人の記事がありました。

 このことに異論を唱えるつもりはありませんが、改めて“株式公開の意義”を確認する必要を感じました。

 株式公開の効用は「効率の良い資金調達」と「信用力・知名度の向上」であるのはいうまでもありません。

 ただこれのみを前面にだすと、資金調達もできるし、知名度もあるから公開(上場)する必要はない、という企業が現れます。(事実、この理由で非公開会社となった例は最近ありましたね。)

 もうひとつ忘れてはいけない狙いは「優秀な人材の確保とつなぎ止め」です。

 この狙いのために利用されるのがストックオプション(株式を買う権利)です。自分たちががんばって企業をよくすれば株価が上がり、自分たちが報われるのだというこの制度にとって、上場は欠かせません。

 知名度あり、資金力充分だったマイクロソフト社が公開したのはただこれが狙いだったといわれています。そして多くの百万長者が生まれたのです。

 村上ファンドも阪神タイガースの上場提案のなかに「ストックオプションを選手に与える」旨入れたようですが、上の前例から、選手の意欲向上・定着→成績上昇等を期待したいのではないでしょうか。


新FRB議長にNY株暴騰

2005-10-25 09:40:51 | 株・いろいろ
 1987年から18年勤めたグリーンスパン氏から、新しくバーナンキ氏がFRBの議長に就任することが昨日発表になり、それを好感してNYダウ平均株価は大きく上げました。

 午後1時にブッシュ大統領からの発表がありましたが、朝からバーナンキ氏指名を予想した買い物が入って正午現在95ドル高。発表後、原油の値下がりなど他の材料も手伝って、結局169ドル高と大幅高となりました。

 要職に就く人については、良いとする人、いや良くないと批判する人などいろいろでるのはいずこの場合も同じですが、株価は“Yes”をとったのですね。

 バーナンキ氏は、グリーンスパン氏の路線を継承して「景気拡大とインフレ抑制」を目指します。ドル相場も好感してシッカリでしたね。

 名金融リード役であったグリーンスパン氏でさえ、指名されたときはまだ不安がいっぱいでドルは急落したのですから、今回は順当な人選なのでしょう。

 バーナンキさん頑張って!!

ロッテの経済効果

2005-10-24 09:10:01 | 株・いろいろ
 ロッテ対阪神戦は大差でロッテが2勝しましたね。

 ロッテがリーグ優勝したとき、千葉県への経済効果は354億円であると銀行系研究機関が試算されたようですが、さすがにすごい熱気を感じます。

 以前、日ハムが札幌に拠点を移したとき、北海道上場企業の株価が上がりましたし、楽天が仙台経済を活性化したことも記憶に新しいところです。

 日本シリーズ第3戦は甲子園に舞台を移しますが、阪神電鉄はすでに村上ファンドというおまけ(どっちがおまけか分かりません)がついてこれまた熱い戦いになりそうです。

 「国から地方への移譲」問題が国会で議論されていますが、政府がすすめる経済対策とは別の(野球という)次元で、地方経済は活性化しています。

 小泉さんもツイテいます?ね。
 

干支(えと)と株式相場

2005-10-23 11:50:32 | 株・いろいろ
 郵便局のディスプレイにワンちゃんのぬいぐるみが置いてあり、年賀状の予約を受け付けています。そうか来年は戌年だ。

 毎年、年末年始のころになると干支と株式相場が紹介されますね。少し早いけれど、干支の格言をご紹介しましょうか。

 辰巳(たつみ)天井、午(うま)しり下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ねずみ)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる。

 この格言、当るんでしょうか。

 最近数年だけみると、2000年が辰、01年巳でいずれも陰線(年初より年末が安い)でした。02年が午でしたがこれも陰線。03年の未年で相場は上がり始め(陽線)、04年の申と今年の酉(これは予想)はいずれも陽線。

 感じとしてはあたっていますね。来年の戌は格言通り笑えそう?

 過去50数年の分を全部やってみると面白そうですね。

 

騰落レシオはあたる?

2005-10-22 09:38:30 | 株・いろいろ
 騰落レシオが8月31日以来2ヶ月ぶりに100%を割った、と日経紙が報じています。

 騰落レシオとは、(25日間の値上がり銘柄の合計数)÷(25日間の値下がり銘柄数)×100の答えを%で表します。

 次の日には、「25日の最初の日の分を引いて今日の分を足し」て、割り算をします。つまり25日間の移動平均をだすわけですね。

 値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が同じだと100%になります。

 したがって、相場の高い日が続くと値上がりする銘柄数が多くなるため騰落レシオは高くなり、値下がりが続くと騰落レシオは低くなりますね。

 騰落レシオが120%を超えると相場は「買われすぎ」で“売り場”、70%を下回ると「売られすぎ」で“買い場”と言われます。

 過去の経験則でいうと、“70%以下が買い場である”のは当る確立がかなり高いようです。ただし年に1~2度しかありません。

 ちなみに、ここ最近では今年4月18日に68.84%(日経平均株価10938円)、昨年8月17日に68.21%(同10725円)で、いずれもその日前後が安値となり、「買い場」でありました。

 個別銘柄とは必ずしも一致しませんが、「買いたい株があるけれどいつ買おうかな」と考えるときに参考にしてください。