初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

明日、路線価が発表されます

2007-07-31 07:02:37 | 株・いろいろ
 昨日のニューヨーク株式は、HSBCの好決算発表をきっかけに4日ぶりに反発、ヨーロッパ各国市場もまずまずの動きでした。

 日本は、(昨日も書きましたが)政局不安の中、ひとつひとつ材料をこなしていくことでしょう。

 材料のひとつ?明日、路線価が発表になります。

 「路線価」とは、国税庁が評価する地価で、主として市街化区域の路線に面した中ほどに位置する宅地が対象となり、相続税の評価に使われます。

 平成4年からは、国土交通省が3月にまとめる公示地価の8割が目安となりました。

 最近は大都市の都市部を中心に地価が上げており、その含みを評価して株価にも影響してきています。

 明日の発表と、その解説なども参考にしたいですね。

自民党、負けすぎ!

2007-07-30 09:47:44 | 株・いろいろ
 自民・与党が負けることは予想できていましたが、“えっ、ここまで!”っていう結果ですね。

 で、今後のことですが:

 政局不安→経済政策停滞、は避けられないでしょう。

 たまたま株価はある程度織り込んで大きく下げていたとはいえ、やっぱり気分は良くありませんね。

 “株価も、為替も、金利も、ひとつひとつの材料を吸収しながら・・・”ということになるでしょうね。

 当面は、本格化している企業の4~6月期業績開示を参考に、投資のための準備をしていくのがいいのでしょうか?

401Kが始まって5年

2007-07-29 10:08:13 | 株・いろいろ
 今朝の日経に401Kの運用動向などが掲載されています。

 制度がスタートして5年半、導入企業は約9000社、加入者は約250万人に達している由です。

 この人たちの運用ですが、約6割が定期預金などの元本確保型商品だそうです。

 この期間は、株式や外貨商品の運用環境が良かったこともあり、それらで運用する投資信託を選んだ人とは、相当の利回り格差が出たのです。当然ですよね。

 同紙の解説によると:

 毎月23000円を積み立て、会社が想定する運用利回りを2.5%とした場合、60歳時点で残高は約1670万円になるのですが:

①0.5%程度の元本確定型では、それより550万円少なく、
②4.5%で運用できているとすると、約900万円多く

 なるそうです。

 1670万円から単純に550万を引き、900万円をプラスすると、1120万円と2570万円ということになり、2倍以上の差がでるのですね。

 他の調査でみたのですが、元本確保型を選ぶ人は「投資信託に関する知識が無い」のが最大の理由の由。

 勉強しましょうね。

騰落レシオが60%台に

2007-07-28 10:38:31 | 株・いろいろ
 昨27日、ニューヨーク市場は続落し、週間下げ幅は500ドル以上となりました。2002年7月以来5年ぶりの週間下げ幅です。

 米商務省発表の4~6月期GDPが市場予想(3.2%)を上回る3.4%成長であったのに:

 相場を支えてきた企業買収が、資金調達環境の悪化で見通し困難、というほうに警戒感が集まったようです。

 ところで、おとといの欄で相場の位置を確認したばかりですが、その中の:

◎騰落レシオが69.43%と70%を割り込みました。70%割れはめったにない?“下げすぎ圏”

◎サイコロジカルラインは4勝8敗の勝率33.3%。もうひとつ負けると勝率25%でこれまた“下げすぎ圏”

 ファンダメンタルズを別にすれば(いや、別にしてはいけないのですが)、株価は“安い”ところに入ってきました。

ニューヨーク株式市場の大幅安と為替動向

2007-07-27 09:16:58 | 株・いろいろ
 きのうのニューヨーク株式市場は、2月27日の世界同時株安以来の大きな下げでした。

 サブプライムローン(信用度の低い借り手向けローン)問題で、これまで相場を支えてきた企業のM&Aの資金調達が困難になってきたこと。

 そのため金融株が売られるなど、他の業種にも波及したのですね。

 これが一時的な下げなのか、アメリカ経済の曲がり角か、などが議論されていますが、もうひとつ日本の個人投資家にとって気にすべきは為替動向です。

 昨日のニューヨークで、円は一気に118円台まで買われました。

 円キャリートレードの買戻しともいわれていますが、これまでドルを買っていた投資家が売りに転換すると、さらに円は上昇することも考えられます。

 目先でドル建て資産に投資している人は、ここは素早く転換できるように為替動向に注目すべきでしょう。

ここで株価の位置を確認します

2007-07-26 10:48:22 | 株・いろいろ
 アメリカ株式市場の上げ下げにつられる?日々ですが、ここで株価の位置を確認してみましょう。

 昨日の日経平均株価は17858円42銭ですね。

①25日移動平均は18106円40銭です。1.36%下回っています。(経験則では、5%位下まわると“下げすぎ”とみられます。)

②騰落レシオ(25日)は80.4%程度です。(6月29日の115%位からデコボコしながら下がり続けています。経験則では、70%位になると“下げすぎ”とみられます。)

③サイコロジカルラインは5勝7敗で勝率41.6%です。(経験則では、3勝・勝率25%位になると下げすぎとみられます。)

④先週末の信用取引買残評価はマイナス5.98%でした。(経験則では、プラスになるorゼロに近づくと上げすぎ、マイナス20%位になると下げすぎとみられます。)

 これだけの“モノサシ”でみる限りでは:

 今の日経平均株価の位置は、“やや安いところに入っている”という程度でしょうかね。

改めてREITを考えるチャンス?

2007-07-25 09:57:51 | 株・いろいろ
 わが国のREITは高値から2割位下げましたが、この動きはわが国だけでなくアメリカなど世界中?のようですね。

 ただ、この半年は上げ方が異常だったと思います。
 
 短期で値ざやをかせぐような動きがしばしばありました。

 もともとREIT(不動産投資信託)というのは、組み入れられている優良不動産から得られる賃料などの分配金を長期に楽しむ商品です。

 そして景気回復とともに、賃料アップ→分配金増、組入れ不動産の値上がり→資産額アップ→値上がり、などにつながっていくものですね。

 短期の投機的な資金が引き上げられつつある今、原点にもどってREITの魅力を見直し、“買い場”探しを始めるのもいいのではないでしょうか。
 

アメリカに振り回される?パターン

2007-07-24 09:26:25 | 株・いろいろ
 先週末、ニューヨーク市場がキャタピラー社の減益決算で売られましたが、それを見て?昨日の日本の株式市場は下げました。

 キャタピラー社は、米国内での売上げ等が良くなかったための減益であり、それがなんで日本の市場に影響するのか・・・・わかんない!

 けど、ともかくアメリカが下げればば日本が下げる典型ですね。

 そして、昨日のアメリカはケロッとして?ダウは92ドル高。

 企業のM&Aや好決算を受けて上昇したようです。

 昨日の日本市場は、またまた先物主導で下げていました。

 手口をみると、売り4番手のクレディスイスが8179枚の売りのみで、買いのベスト10には登場していません。

 いつものパターンです。

 ともかく、アメリカが下げたら翌日の日本では先物の動きに注意?

 

外貨資産3%はすごく少ない?

2007-07-23 09:31:04 | 株・いろいろ
 外貨建ての投資信託はこの1年で6割弱増えたようですね。

 それでも、金融資産に占める外貨建ての資産は3%に過ぎないとか・・・・

 “3%に過ぎない”という表現は平均を表すのですが、金融資産の平均というのはなかなか曲者?です。

 100万円の金融資産を持つ人の3%は3万円ですね。このレベルの人が外貨建て資産を沢山保有することはリスクも大きくなります。

 “もう少し増やしてもいいかな”とは思いますが・・・・

 10億円の金融資産を保有しているひとにとっての3千万では、少なすぎる感じですね。2~3億円はあっても良いと思いますし、事実そうなっているのでしょう。

 それらを全部あわせての“平均”ですから、3%自体を自分の立場に置き換えないほうがいいです。

 自分の資産総額、性格、目的などにあわせるべきですね。