海外の機関投資家のうち、短期筋の買い戻しが入り始めたとき、私はこの欄に:
「買戻し」だけでなく「ドテン買い越し」をすべきであると書きましたね。
その折、説明をし忘れましたが「ドテン」とは:
「先物取引や信用取引などで、従来の建玉を手仕舞ってさらにそれと反対の建玉をつくること」をいいます。
例えば「ドテン買い越し」とは、これまで空売りしていた玉を買い戻して、
さらに新たに買い建てることを言うのです。
今朝の日経18ページ・マーケット総合1の「スクランブル」欄にそのような動きがある旨解説しています。
もう一つ;市場では「日銀によるヘリマネを期待している」と書かれていますが、
ヘリマネとは「ヘリコプターマネー」のことで、これは:
ヘリコプターから現金をばらまくように、日銀あるいは政府が「対価を取らずに大量のお金を市中に供給すること」です。
通常は、日銀が買いオペのように国債や手形を買い入れるのですが、
ヘリマネは「バランスシート上、債務だけが増える」ため、平時では行わないこと。と、
期待が外れた時のマイナス反応(円高や株価下落)
も怖いです。