初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

ツワブキ真っ盛り

2012-10-31 11:50:26 | 生活の中で
今、庭の随所にツワブキの花が真っ盛りです。

葉がフキの葉に似ていて艶があるのでツワブキというだそうですが、

フキとの違いは、茎の中が空洞でないことと、冬になっても枯れないこと、ですって。

葉をしぼった汁は、昔からやけどにつける薬として使われたこと、

それを飲むとフグの中毒の薬になるとか。

知ってました?

国際旅客数が増加

2012-10-30 12:14:43 | 生活の中で
先日、成田空港に行った時は、朝早かったせいか、

到着ロビーは閑散?としてましたが、

4~9月期の国際旅客数は前年同期比18%増加の1525万人だそうですね。

去年は震災の影響で激減したのでしょうが、

外国人の旅客数は50%増の386万人の由です。

中国や韓国からの旅客が増えればもっともっとですがね。

加賀藩を支えた陶磁器・九谷焼と大樋焼(4)

2012-10-28 05:44:16 | 陶芸
 加賀藩をなんとか温存したいという思いで企画した利常と利治ですが、

 現在、石川県立美術館で古九谷の焼物を説明する文中で次のように書いています。

 “加賀藩三代藩主利常は政治的に屈従を強いられた無念を晴らすかのように、文化政策において幕府に対抗した大名である”と。

 さて、この時期に焼かれた焼き物は、その後“古九谷”と呼ばれているのですが、

 焼き始めてから50年弱、元禄年間(1700年頃)に廃窯してしまったのです。

 しかも、近年九谷の一帯の古窯を発掘しても、全くと言っていいほど古九谷の焼物が出土してこないのです。

 ・・・・

 享保21年(1736年)大沢君山著「重修加納大路水径」という書物に、九谷というところに「明暦年間に大聖寺藩主前田利治が後藤才次郎という人に陶器と磁器を焼かせ始めたがしばらく前になくなった」と記されており、九谷に江戸初期の登り窯があり、そこで“焼かれていた”ことはほぼ確実のよう。

 ・・・・

 これまでに多くの九谷焼研究者が、「なぜ突然姿を消したのか」「実は有田で焼いたのではないか」「九谷では絵付けだけだったのではないか」などについて侃々諤々です。

 “なぜ50年ほどでやめてしまったのか”

 このことに関して、私は「大樋焼との関連である」と考えています。

 “大樋焼とは”については数日後に書きます。 

 
 

加賀藩を支えた陶磁器・九谷焼と大樋焼(3)

2012-10-27 09:27:33 | 陶芸
 前田利常の三男・利治が藩主となった大聖寺は、

 加賀の南はずれの九谷、今の江沼郡のほぼ一円を所領しました。

 そこから焼き物の原料となる磁土が産出されたのです。

 産出された、というより、利常は磁土が産出されるのを知った上で、大聖寺藩を設置したのではないか、と私は考えます。というのは:

 大聖寺藩の藩主利治は、加賀藩の銀座役(金山の錬金師)であった後藤才次郎を大聖寺藩召抱えとしましたが、

 この後藤才次郎は、これまでの仕事から磁土がでるのを承知していたからに違いないからです。

 そして藩主利治は後藤才次郎に、

 九谷に窯を作らせ、更に陶技習得のため肥前有田に派遣したのです。

 後藤才次郎が戻った明暦2年(1656年)から窯焼きは始められましたが、

 これが九谷焼の始まりなのです。

 利常が加賀藩を三分割したうえ、三男の利治に焼き物をさせたのは、

 「加賀藩は武芸よりも文化・文芸を主にしている」ことを、

 徳川幕府にアピールすることであったのでしょう。

 では明日また。

 

加賀藩を支えた陶磁器・九谷焼と大樋焼(2)

2012-10-26 13:19:01 | 陶芸
 加賀藩第3代藩主利常が39歳の時、

 またまた?徳川3代将軍家光から「謀反の疑い」がかけられます。

 直接的には、金沢城の修復工事や、軍艦の購入、兵役改革などを行ったからですが、

 疑いの背景には、「豊臣の遺臣たちが、加賀藩を担いで徳川を倒そう」という気が流れていたことのようです。

 そこで利常は大英断をするのです。

 自らは隠居をすることを幕府に申し出て認めさせると同時に、

 加賀藩を三分割し、

 長男光高には加賀藩を80万石にして継がせ、

 次男利次には10万石の富山藩を新設して藩主とし、

 三男利治には7万石の大聖寺藩を新設して藩主としたのです。

 大藩を三つに分けることで加賀藩を小藩とし、徳川幕府の警戒心をそらせたわけですが、

 隠居した利常は加賀小松城(22万石)の城主におさまりました。

 陶磁器の事はここからですが、また。

 

加賀藩を支えた陶磁器・九谷焼と大樋焼(1)

2012-10-25 10:09:12 | 陶芸
 先日、金沢観光をしてきました。

 落ち着いたとてもいい街ですね。

 この金沢市、旧加賀藩は前田家が守り通した国ですが、

 その支えになった柱?に陶磁器・九谷焼と大樋焼があったのではないかと、

 私は思いますので、そんな流れを書いてみます。

 天下分け目の大合戦といわれる関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は、

 全国制覇をするうえで、加賀120万石は目の上のこぶ的存在でした。

 五大老の中でも豊臣秀吉の覚えがよかった前田利家は早々と病没したのですが、

 2代藩主利長に対しても、「徳川に対する謀反あり」と狙いますね。

 「加賀藩を温存するためには」と、利長は藩主をわずか6年で隠居してしまいます。

 3代藩主はまだ13歳の利常ですが、

 徳川幕府は加賀藩取り込み作戦として、

 2代将軍秀忠の次女・珠姫を妻にとらせたのです。

 でも、この利常はなかなかの藩主になります。

 続きはまた。

 
 

株式市場は珍しい動きでした

2012-10-24 15:13:09 | 株・いろいろ
 何年も前からアメリカ相場に連動?していた日本の株式市場ですが、

 ここ1週間は珍しい動きでしたね。

 日経平均株価は10月12日から昨日まで、7日間連続してあげました。
 
 8534.12円から9014.25円まで5.6%の上げでした。

 (今日は約60円下げましたが。)

 一方、ニューヨークダウ平均株価は、上げた日が4日、下げた日が3日で、

 13328.85ドルから13102.53ドルまで1.7%下げたのですね。

 ニューヨークの株式が下げた背景は、主として決算発表にからんでいました。

 日本の株が比較的しっかりだったのは、

 30日の金融政策決定会合での追加の金融緩和策期待と、

 それを背景にした“円安”でした。

 “催促相場”での7日間だったのですが、

 政府の景気対策とともに、

 催促に対して“空振り”にならないことはもちろん、

 “出尽くし”にもならないことを期待したいですね。

 

 

 

日本シリーズの思い出

2012-10-23 09:46:24 | 趣味
 私が現役時代の先輩に、熱烈タイガースファンの人がいました。

 1985年の日本シリーズ対西武戦、

 4勝2敗で阪神タイガースが球団史上初の日本一になったときのことです。

 ある上場企業が、阪神タイガースのユニフォームを模した“バケツ兼物入れ兼腰掛”(径30㎝強、高さ40㎝くらい?)を作成したのですが、

 事業法人部担当役員であった彼は、

 そのバケツを、部下のタイガースファン全員に配ったのです。

 にわかファンが増えて(私もその一人・笑)、購入したバケツはトラックで運ばれてきました。

 ところで、この先輩は1958年までは巨人のファンだった由です。

 その年の日本シリーズ・巨人対西鉄戦の折、若かった彼は仕事帰りで一杯やるごとに、

 仲間や部下と“賭け”をしたそうです。

 試合は巨人のペースですすみ3連勝しました。

 調子に乗った彼は、手当たり次第に賭けの条件をのんだそうです。

 ところが、ところが、非情にも巨人は4連敗し、西鉄ライオンズが優勝。

 賭けに負けた彼は、家まで売ってしまったとか。(オーバー?笑)

 巨人を恨み?愛想を尽かし?

 それ以来、阪神ファンになったのですって。

 

 

貿易収支が まっかっか

2012-10-22 09:45:10 | 株・いろいろ
 今朝ほど財務省から発表になった9月の貿易収支は、

 5,586億円の赤字でした。

 民間の予測値よりも赤字幅はやや少なかったものの、3か月連続赤でした。

 しかも4月から9月までの上半期では、3兆2,190億円の赤字で、

 半期ベースの赤字では過去最大でした。

 ここずっとですが、原発電力ストップのため火力発電に依存し、

 天然ガスなどの燃料輸入が増えているうえに、

 ヨーロッパ向けやここにきての中国向けの輸出が減少すれば、

 赤字は当然です。

 歯止めをかけなくっちゃー、と思いますが。

利回りが上がると銀行にすごい損が発生

2012-10-21 11:58:52 | 株・いろいろ
 さて、本論に入ります。

 銀行には、企業や、個人やいろいろなところから預金として預かったお金があります。

 そのお金で、大量の債券を購入し、保有しています。

 日銀が発表した金融システムリポートによりますと、

 全ての債券の利回りが上がったとき、債券の価格が下がり、銀行に大量の損が発生するとしています。

 まず、大手銀行11行のトータルで:

 利回りが1%上がると、3.7兆円の損が、

 利回りが2%上がると、7兆円の損が、

 利回りが3%上がると、10.3兆円の損が、それぞれ発生すると。

 また、地方銀行105行では:

 利回りが1%上がると、3兆円の損が、

 利回りが2%上がると、5.6兆円の損が、

 利回りが3%上がると、8.1兆円の損が、発生すると。

 こわいですね。

 ではどんな時に利回りが上がるのでしょうか。

 金利はいろいろなことで上下するのですが、今いちばん心配されているのは、

 「安全資産として日本の債券を買っていた投機的資金」が、

 「もはや日本の債券は安全資産ではない。ほかにもっと安全な・・・」と考えたとき、

 手持ちの日本の債券を投げ売りしてくることです。たとえば、たとえば、

 ヨーロッパの国に不安材料があればそちらの債券を売って、日本の債券を買ってましたが、

 ヨーロッパが安全になって、日本の財政がおかしくなってくれば???です。