積水化学工業IRグループ長の篠 秀一さんが、証券学習協会に訪ねて来られ、同社の個人投資家・株主向けIR活動についての説明とご相談をいただきました。
同社は今年から個人投資家向けのIRに対して本格的に取り組んでいます。まずホームページを充実したこと、さらに4月からメールマガジンを発行して絆をより強くする策をすすめていること、11月には初めて個人投資家向け企業説明会を開催する由などです。
これまで大方の企業は、アナリスト向け、機関投資家向けには説明会を行っていましたが、個人向けは必ずしも多くはありません。機関投資家はその企業にとって大株主であり、できれば安定大株主であってほしいわけですね。
ところで、今春のニッポン放送問題はいくつもの課題を提供しました。そのうちのひとつが、企業の買収防衛策ですが、今年の株主総会で多くの企業で授権資本枠の拡大案がだされたのも、まさにそれなんですね。
ところが、内外の機関投資家の多い企業で、授権資本枠拡大案が否決されたところがいくつかでました。将来、発行株式が希薄化して株価が下がることを懸念したものだといわれています。
安定した個人株主のウェイトが高ければ、企業買収の対象になる可能性は小さいといえます。株主優待などで主婦のファン(株主)をたくさん確保している企業はそういった狙いもあるのでしょうね。
食品、外食、娯楽などふだん身近にある企業は、個人の株式投資先としても対象になりやすいのですが、優良企業でもよくわからないというだけの理由で個人株主が少ない企業はたくさんあり、そういった企業には内外の機関投資家がたくさん投資しているわけです。
今後、個人投資家・個人株主向けに多くの企業のIR活動が期待されますが、これもホリエモン効果のひとつでしょうか。
同社は今年から個人投資家向けのIRに対して本格的に取り組んでいます。まずホームページを充実したこと、さらに4月からメールマガジンを発行して絆をより強くする策をすすめていること、11月には初めて個人投資家向け企業説明会を開催する由などです。
これまで大方の企業は、アナリスト向け、機関投資家向けには説明会を行っていましたが、個人向けは必ずしも多くはありません。機関投資家はその企業にとって大株主であり、できれば安定大株主であってほしいわけですね。
ところで、今春のニッポン放送問題はいくつもの課題を提供しました。そのうちのひとつが、企業の買収防衛策ですが、今年の株主総会で多くの企業で授権資本枠の拡大案がだされたのも、まさにそれなんですね。
ところが、内外の機関投資家の多い企業で、授権資本枠拡大案が否決されたところがいくつかでました。将来、発行株式が希薄化して株価が下がることを懸念したものだといわれています。
安定した個人株主のウェイトが高ければ、企業買収の対象になる可能性は小さいといえます。株主優待などで主婦のファン(株主)をたくさん確保している企業はそういった狙いもあるのでしょうね。
食品、外食、娯楽などふだん身近にある企業は、個人の株式投資先としても対象になりやすいのですが、優良企業でもよくわからないというだけの理由で個人株主が少ない企業はたくさんあり、そういった企業には内外の機関投資家がたくさん投資しているわけです。
今後、個人投資家・個人株主向けに多くの企業のIR活動が期待されますが、これもホリエモン効果のひとつでしょうか。