初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

株から学ぶ(15)

2015-04-30 10:26:10 | 株・いろいろ

 いま世界は:「経済活動には国境はない」 ⇒ 「世界をまたかける時代」 ですね。

 テレビを見ていると、日本人が世界のいろいろなところで活躍しているドキュメント?が報道されていますが、

 国連事務局で働く日本人は、他の国の人と比較して多いのか、少ないのか?

 2013年のNHK解説委員室の情報によりますと;

 国連事務局の発表している、分担金、国の規模、地域的バランスからみた“望ましい職員数”によりますと、

 1位 アメリカ 職員数 274人 望ましい職員数 352~476 (以下この順序に数字を並べます)

 2位 イギリス 108、 109~147

 3位 ドイツ 103、 131~177

 4位 フランス 102、 102~137

 5位 イタリア 86、 84~114

 6位 カナダ 74、 56~74

 7位 中国 65、 82~111

 8位 日本 60、 202~273

 9位 メキシコ 46、 44~60

 10位 ロシア 45、 33~45

 となっており、いかに日本人職員が少ないかが一目瞭然です。

 因みに、分担金はアメリカに次いで2位、260億円超で11%近い額だそうです。

 “望ましい”と期待されている日本の若い人へ、

 もっと国際舞台に進出を! 

 


株から学ぶ(14)

2015-04-29 09:20:13 | 株・いろいろ

 次は、「公的マネーによる株式購入」です。

 その最たるものは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)です。

 GPIFは世界最大の年金基金で運用資産は130兆円ちかくもあります。

 昨年6月末の国内株の組み入れ比率は16.8%でしたが、この比率をとりあえず?

 20%まで、さらに25%にまで引き上げることにしたのですが、それだけで

 130兆円 × 3.2% = 4.16兆円 + 6.5兆円も買い増すことになったのですね。

 GPIFの動きに連動して?今年の2月には、国家公務員の年金を運用する

 国家公務員共済組合連合会が、資産構成を見直して、

 国内株式の比率を8%から25%の3倍強に増やすことを発表しました。

 この年金の運用資金は7.6兆円ですから、× 17% 1.3兆円近くも増やすのですね。

 さらに、地方公務員共済組合連合会や日本私立学校振興・共済事業団なども、

 GPIFと同じ構成比にすることになりますので、

 国内株への増加は(海外株も増やします) 頼もしい?

 

 

 

 


株から学ぶ(13)

2015-04-28 09:45:31 | 株・いろいろ

 株高が景気を好くする効果があることから、

 政策当局は、「株価を意識した政策」をとるようになります。(表面だってそうは言いませんが)

 ◎日銀の動き:

 日銀は、2002年から「金融システム安定のため」として銀行株の買入をしましたが、

 2010年12月からは、「金融緩和策の一環として」年間1兆円のETFを買っています。

 ETFはExchange Traded Fundの頭文字で、日経平均株価や東証株価指数など、

 株価指数が上場されており、それを買うということですが、

 これを買うということは、とりもなおさず「株」を買うことにほかなりません。

 相場が安くなると買い出動しており、保有株は7兆円に達し、

 今や民間では、日本生命と並び日本最大の株所有機関になってきています。

 続きはまた。


今週も日米の金融政策に注目

2015-04-27 07:23:35 | 株・いろいろ

 東京市場が2万円を固め、高くすすむのか、

 アメリカ市場が弱い景気指標も踏み越えて?さらにすすむのか、

 いずれにしろ、今週の両国の金融政策ですね。

 ◎28日と29日にアメリカの連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれます。

 注目の利上げがどうなるか、ですね。

 ◎30日には日銀の金融政策決定会合です。

 追加緩和策がどうなるかが注目です。

 どちらも緊張しますね。


株から学ぶ(12)

2015-04-26 14:19:07 | 株・いろいろ

 今回は「景気浮揚の期待を担っている株」についてみます。

 アベノミクスや日銀の金融政策が奏功して?株価が上昇したと言われていますが、

 株高はどんな流れで経済や景気に影響を与えるのか、です。

 ◎個人部門では ⇒ 保有株価値アップ ⇒ 雇用・賃金アップ ⇒ 消費拡大 ⇒ 好景気へ 

 となります。

 ◎企業部門では ⇒ 保有株価値アップ ⇒ 企業財務向上 ⇒ 業績向上 ⇒ 設備投資増 ⇒ 好景気へ

 となります。

 ◎銀行等金融機関部門では ⇒ 保有株価値アップ ⇒ 自己資本比率向上 ⇒ 貸付金増 ⇒ 業績向上 ⇒ 好景気

 という流れになります。

 株安が続くと、この逆の流れとなり「景気悪」となるのです。

 このように株高は、景気浮揚にとっての起爆剤ともいえ、

 とても重要なのですね。

 となると、「株価を意識した政策を」とるのは当然ですが、

 この続きはまた。


週末の株式関連データを見る

2015-04-25 10:03:13 | 株・いろいろ

 良い陽気になってきました。

 それにしても1週間が経つのは早いもので、もう土曜日です。

 さて、週末に日経平均株価は167円も下げましたので、弱かったと思いがちですが、

 前週末比では367円」も上げた週なんですね。

 でも、先日書きましたように、“日経平均の動きが全体を表していない”感じのほうが強かったのではありません?

 週末の関連データを眺めます。

 ◎日経平均株価の日々線と25日移動平均線との乖離は1.90%です。ふつうです?

 ◎騰落レシオは97.11%で、ふつうです。

 ◎信用取引(17日)の売残は+82億円、買残は+635億円で倍率は5.58%でこれもふつう?

  買残の評価は-8.23%でふつうの範囲?

 ということで、とりたてて問題はありません。

 ニューヨーク株式は週末にかけて3日続伸しました。

 とくに、マイクロソフト、グーグル中心にITが株価が高く、ナスダック指数は連日の高値更新でした。

 シカゴの日経平均先物は、95円安の20070円でした。

 為替は、アメリカの経済指標が大したことなしで、ややドル安・円高です。

 やはり決算発表を注視する週ですね。

 


株から学ぶ(11)

2015-04-24 10:08:48 | 株・いろいろ

 運用者など機関投資家が株主になっているとき、それらの株主は今や、

 「経営と株主は対立するものではない」

 という姿勢が極めて強く打ち出されています。例えば、昨年の株主総会の頃の報道ですが、

 りそな銀行は保有する1300銘柄について、約1000件の議案に“NO”をした?とか、

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、

 「企業と対話しながら成長を促す責任が機関投資家にある」と主張しているとか、

 「主張を始めた株主」となっているのです。

 現在、日本の年金の運用は、主力が海外の運用会社になっており、

 運用に組み入れる銘柄(企業)に対して、従来の日本人株主にはない?

 はっきりした主張がなされています。

 このことは、個人株主にも影響大ですから、

 関心を持つべきですね。

 


日経平均が高いわりには・・・

2015-04-23 09:32:08 | 株・いろいろ

 昨日、日経平均株価が15年ぶりに2万円台にのせて終ったと、興奮気味?

 たしかに日経平均株価は224.81円高しました。

 ところが・・・・です。

 東証1部の値上がり銘柄数は1126で、値下がり銘柄数は606でした。

 平均株価の上がり方からすれば、もっと値上り銘柄が多くてもいいのではないか、と思いませんか。

 4営業日前の今月16日、

 日経平均株価は16.01円しか上げませんでしたが、値上がり銘柄数は1064で、値下がり銘柄数は680でした。

 このようなことは時々おこります。

 それは、日経平均株価は東証1部銘柄の中の225銘柄の単純平均だから、

 その中のいくつかの銘柄が高騰すれば、225銘柄以外の株価がどうであっても?

 日経平均株価は上がりますね。

 現に、昨日はファストリ、ファナック、ソフトバンクなど、日経平均株価に影響を与える値嵩株が上がったのです。

 この現象をどう見るか、です。

 見方① とりあえず先導役の値嵩株が上げて、そのあとから次のリード銘柄の出現を待つ。

 見方② まず、2万円台を固めておいて、あとはじっくり、と。

 時期は決算発表時、です。

 見方②のように、業績を見るのが基本ですね。

 


夏休みの親子陶芸教室

2015-04-22 17:30:26 | 陶芸

 今日は多忙な一日で、つい今しがた帰りました。

 日経平均株価は224.81円高の20,133.90円。ずいぶん上がりましたが中味は明日じっくり見ます。

 ・・・・・・

 まだ、4月だというのに、夏休みの親子陶芸講座の計画について、

 千葉市花見川いきいきプラザ(私が講師をしているところですが)から、スケジュールの相談を受けました。

 例年、開催している“世代間交流”活動の一環で、毎年開催していますが、

 それにしても、“もう?”と驚きました。

 昨年の活動がタイヘン好評価だったとかで、

 今年は、「午前コース」と「午後コース」のふたつをやって欲しいと。

 好評価だと言われれば、ハイやりましょうと。(笑)

 そういえば去年は、テレビカメラも入りましたね。

 今年もかな?

 


株から学ぶ(10)

2015-04-21 09:45:19 | 株・いろいろ

 個人投資家や、機関投資家の“投資スタンス”をみましょう。

 まず日本の個人投資家ですが、

 株を買っても値上りしたらすぐ売る、つまり長期投資志向に乏しい?と指摘されています。

 それは、企業に対する、あるいは経済に対する信頼の欠如?なのでしょうか。

 日経調べでは、2008年度の株式の保有期間が約1年5か月で最も長く、

 その後下げ続けて、2013年度は5.6か月だった由です。

 それが昨2014年度は前年比+3.3か月で、8.9か月になったと言います。

 もちろん銘柄によってかなりの違いがありますが、全体としては、

 企業サイドの経営、「増配などで株主還元を拡大」したり、「株主優待制度の拡大」が功を奏したり、

 景気好調・株式先高期待が強まって、利食い売りが出にくくなったなどがあります。

 さらに。14年から少額投資非課税制度(NISA)が始まった効果も指摘できます。

 因みに日経紙によると、昨年度の株主の平均保有期間が長かった銘柄は:

 NTTドコモ(3.0年)、トヨタ自動織機(3.0年)、ヤクルト本社(2.7年)、阪急阪神HD(2.6年)、

 田辺三菱製薬(2.4年)、近鉄グループHD(2.3年)、野村総合研究所(2.2年)

 小田急電鉄(2.1年)、京王電鉄(2.1年)、協和発酵キリン(2.0年)

 (電鉄会社はもともとパスの関係で長期保有株主が多いのですが・・・)

 などとなっています。