初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

9月の鉱工業生産指数

2006-10-31 09:36:37 | 株・いろいろ
 9月の鉱工業生産指数が昨日発表になりました。

 8月に比べて0.7%の低下でした。

 低下した業種は、輸送用機器、一般機械、情報通信機械など、上昇したのは鉄鋼と窯業・土石製品の2業種の由。

 経済産業省では、9月の低下は過去最高を記録した8月の反動であって、「生産は上昇傾向」という見方を変えていませんが・・・・

 株式市場は素直に?いやそれ以上に?大幅安となりました。

 アメリカのGDPが冴えなかったこと(先日書きましたね)、それを反映してNY株が安かったこと、なども日本の株安の背景にあるのですが、アメリカ以上に日本の株安は」厳しかったようです。

 どうも、買い方の腰が弱い???

快調な?鉄鋼大手

2006-10-30 07:20:04 | 株・いろいろ
 鉄鋼大手の9月期決算は好調でした。

 株価も、新日鉄では約15年ぶりに500円台もつけました。

 そして今度は、6年ぶりとなる「賃上げ」ですね。いいことです。

 もっとも賃上げの背景には、人的資源の確保という大きなテーマがあります。

 求人も以前のようには簡単ではなくなったようですね。

米経済減速が懸念

2006-10-29 09:42:21 | 株・いろいろ
 日米ともに9月の決算発表は好調なうちにすすみましたが、アメリカのGDPの伸びがいまいち?で、景気減速が懸念されていますね。

 7~9月期のGDPは伸びるには伸びたのですが、伸び率が1.6%と低水準だったということです。

 要因は、これまでも言われてきたことですが、住宅市場が低迷しているのが最大の由です。

 ただ、GDPの最大ウェイトを占める個人消費は3.1%、設備投資は8.6%の順調な伸びでした。

 住宅市場の減速がなければ、1.6%は2.7%の伸びだったと・・・・

 レバ・タラはいけません?



 

物価が上がらないと株価が下がる?

2006-10-28 09:27:19 | 株・いろいろ
 きのうの株式市場で銀行株が下げたのは物価が上がらなかったせい?なんだそうです。

 総務省が発表した9月の全国消費者物価指数は前年同期比0.2%の上昇だった由。

 原油価格の下落などの効果のようですが、事前の予想は0.3%の上昇だったので、予想より上がり方が少なかったのですね。

 消費者にとってはいいことだと思うのですが、銀行株にとっては良くないことのようです。それは:

 この程度の上昇では日銀の年内利上げの可能性が小さい→利上げしないと銀行は儲からない→銀行株にとっては良くない、という発想なんですって。

 あちら立てればこちらが立たず、なかなかうまくいかないものですね。

投資信託の商品分類が変わります

2006-10-27 09:55:31 | 株・いろいろ
 投資信託の運用範囲がグローバル化し、運用の仕方にも自由度が増したりと、大きな変化の中でこれまでの投資信託の分類では実情に合わなくなってきていますね。

 これまで何度もとりあげてきた「外国の債券だけで運用するファンド」が「株式投資信託」に分類されているような・・・・

 昨日、投資信託協会の理事会で分類の仕方を変える決議をしました。

 目論見書など説明書等の表紙に記載する“ファンドの内容”を分かりやすくしたものです。

 たとえば、外国の債券を中心に運用する毎月分配型のファンドならば、「追加型海外債券型」とすることになるでしょうし、さらに運用対象は「北米、欧州、・・」というように書かれます。

 表紙をみればまずそのファンドのアウトラインがわかるようになり、投資家にとってはいいことです。

 その分、分類上の集計はかなりこまかく分かれそうです。

信用取引買残の評価損がマイナス一桁に

2006-10-26 10:48:05 | 株・いろいろ
 先週末の信用取引買残の評価損は-7.82%とだいぶ小さくなりました。

 その前の週末現在では-11.09%でしたから3.27%も良くなったわけです。。

 その間日経平均株価は16536.54円から16651.63円へ115.09円上げていますが、日経平均株価の上げ以上に評価損は小さくなっています。

 やはり信用取引の買残の多い銘柄の値上がりが大きかったのでしょう。

 -7.82%という水準は、4月28日の-7.69%以来の低い数字ですが、4月28日の日経平均株価は16906.23円で、先週末よりも254円も上にありました。

 しかもそのときの買残高は5兆7353億円で、先週末の3兆6228億円より6割近くもたくさんありました。

 信用取引面では整理完了といえるようですね。

肝煎って?

2006-10-25 11:43:30 | 株・いろいろ
書棚にあった古い本をなにげなく開いて面白いことを知りました。

明治11年6月1日に開所した東京株式取引所、今の東京証券取引所では理事長のことを頭取といいました。

それはいいのですが、理事のことをなんといったかご存じですか。

肝煎(きもいり)といったのですね。

なるほど、辞書にも「心をつくして骨を折る」意から、世話をすること、またその人と出ています。

いわれみれば理事より肝煎のほうが働いてくれそうですね。(笑)

団塊の世代の圧力は

2006-10-24 10:26:00 | 株・いろいろ
今後の投資力や消費力を見る上で団塊の世代が要注目ですが、どのくらいの人口なのでしょうか。

今年60歳を迎えた人は1300万人台ですが、来年は2100万人台に増えます。

再来年はさらに増えて2200万人台の後半に。

次の年はもっと多い、とこんな具合いです。

男女間比率は、やや女性が多いですが、ほぼとんとんです。なるほど魅力がありますね。

投資に、消費に、地力の発揮?を期待したいと思います。

出光石油の株式公開

2006-10-23 10:40:39 | 株・いろいろ
1970年代の後半から80年代のなかばにかけて、私は証券会社の事業法人部に在籍していました。

その頃、しばしば話題になった事柄に、なぜ出光興産やサントリーは株式公開をしないか、ということがありました。

株式公開のデメリットや必要性の無さなどいろいろ議論をしました。

私は、顧客としての投資家のためには勿論、企業の社会性という観点からも、株式は公開したほうが良いという持論でした。

その出光がいよいよ今週公開します。

9月の中間決算発表が本格化します

2006-10-22 09:46:34 | 株・いろいろ
 いよいよ9月の中間決算発表が本格的に始まります。

 先日来ニューヨーク株式市場のダウ工業30種平均株価が市場最高値を更新しています。

 これについては“行き過ぎ”だという見方もありますが・・・

 それはともかく、買われている銘柄はあくまでも“決算内容の良い”企業です。

 わが国の企業においても、決算内容が良い銘柄を買う動きはでるでしょう。

 単に日本の投資家だけでなく、世界のマネーが株式市場に投入されるのですから“狙い目”は同じはずです。

 9月の中間決算だけでなく、さらに先の見通しの良い企業は買われるのでしょう。
 
 それが株式投資の基本でもありますね。