何が株価を動かすか(4)

 これまで市場環境要因と個別銘柄要因について見ましたが、

 実際の株価は“需給関係”で動くのです。

 買う人が多ければ上がるし、売る人が多ければ下がる、のですよね。

 ただ、需給関係にもいろいろあります。

◎誰が買って(売って)いるのか、ということでは:

 ○ここ数年一番シェアが高いのは外国人ですね。外国人でも、アメリカ?ヨーロッパ?アジア?中東?いろいろなところからの注文が入ります。

 ○国内でも、年金資金、投資信託、それに個人もありますね。

 ○また、企業が自社株を買う動きもたいへん増えています。

 誰が買っているかによって、“業種”や“値嵩(高い株、低位株など)”に違いがでたりします。

◎取引方法の違いによる需給関係もあります。

 ○機関投資家が多く利用するものに“先物取引”があります。たとえば、日経平均株価を構成している225銘柄の価格と比較して、先物価格の方が上がると、現物を買って先物を売る、という取引をしたりします。
 (最近は個人も多く利用しています。)

 ○個人が以前から利用している取引に“信用取引”があります。これは証券会社から「資金を借りて買う」「株を借りて売る}という取引です。相場が人気化しているときには利用者がたいへん増えます。

 この先物取引や信用取引などが相場に影響を与えることも多いので、知識として知っておく必要があります。

 

 
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何が株価を動かすか(3)

さて、個別銘柄要因について見ましょう。

個別銘柄の株価については、業績が最も端的に反映しますが、

業績を表すいちばんは、売上や利益ですね。本決算や中間決算、更に四半期決算など見る機会は増えていますが、

大事なことは、予想数字を見ることですよ。

次に、財務状況を確認しましょう。健全であるかどうか…は言うまでもなく。

また、資本政策はどうか、株主構成は、なども株価にとって大事です。

それから新商品、新技術、新事業などは企業の将来像を予測する重要な手がかりのひとつです。

個別銘柄要因は他にもいろいろありますが、

基本は、「自分の知らない企業には投資しない」ということですね。
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何が株価を動かすか(2)

 株価を動かす市場環境要因は四つにくくることができます。

1.経済的要因
  これには、マクロといわれる景気全般や経済成長率などをはじめ、全体としての企業業績、為替、物価、金利等々があります。

2.制度的要因
  制度で株価を変動させるものとしては“税制”が大きいですね。その他、証券制度や会計制度もあります。

3.政治的要因
  政局を不安にさせるような問題は、株式市場に良いはずがありませんね。経済運営がスムーズにいくことが前提になりますから。

4.海外市場の影響
  グローバル化がすすんだ現在の経済・証券市場では、世界のどこの動きも株価に敏感に影響します。とりわけ日本経済と密接な地域は当然のことです。

 市場環境は、いまや、経済はもちろん、社会問題も、スポーツでも、株式市場に関係のないものはない、と言っていいほどの時代です。

 そのような意識で、常に“目を養う”ことが必要です。
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何が株価を動かすか(1)

 何が株価を動かすか、

 株価変動要因を知ることは株式投資の基本中の基本です。

 今日からこれをみていきましょう。

 まず大項目として三つあります。

 一つは、「市場環境要因」です。

 二つ目は、「個別銘柄要因」です。

 そして三つ目は、「需給要因」です。

 それぞれに中項目、小項目がありますが、

 それは段階的にみていきます。
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株式投資をしないリスク

 株式投資のリスクはよく語られますが、「投資しないリスク」も大きいと思います。二つあります。

1.老後の生活に不安を持っている人が増えていることは前に書きましたね。

 そして、じっと待っていてもこのことは解決しないのですね。

 確定拠出年金(日本版401K)を採用する企業が増えてきましたが、何に投資したらよいかわからない従業員がたくさんいると聞きます。

 知っている人と、知らない人とに差が出てしまいますね。

2.個人投資家が株式投資をすすめるということは、企業にとって「長期安定資金」が増えることです。

 つまり、銀行借入と違って返済しないでいい資金が増えるのですね。

 この資金が増えると、将来の事業投資ができ、企業の競争力が強化されます。

◎株式投資が進まず、預貯金のような安全資産に資金が偏ってしまうことは、個人生活のみならず、企業にとっても、ひいては国にとっても危険な状態といえます。
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株式投資のリスク

 株式投資の魅力はリスクを理解することに始まる、ことは前に書きましたね。

 これは株式投資に限りません。

 収益性、流動性、安全性の資産運用の要件や、

 長期運用、短期運用などの運用方法・・・・

 これらは、リスクをどう考えるかに帰着します。

 証券投資に関るリスクには:

①商品のもともとの性格に起因するリスク

②取引手続きを行なう際のリスク

③社会構造の変化など、本人の意思とはかかわりなく、個人の負担となるリスク

 などがありますね。

 こういった株式投資を行なう際のリスクで大事なことは、

 “リスクは説明されていれば投資家が引き受ける”

 ことにあります。

 自己責任の原則ですね。
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株式投資の魅力

 株式投資の魅力は、大きくわけて二つあります。

1.収益性が期待できる経済的側面

 経済的メリットとは、値上がり益、配当金、株主優待などがありますね。

 また、株式分割があり、それが実質増配になる場合があります。例えば、一株50円配当している会社が、1株を2株に分割したとします。

 その会社が分割後、1株の配当金を30円にすると、2株で60円の配当となり、これまでより配当金が10円増えることになります。

2.知的、心理的側面の魅力

 株式を保有することにより、社会参画意識がたかまる、知的好奇心が活発になる、情報収集・分析スキルが習得できるなどが期待できます。

 また、自分の生き方、人生の価値観を見直すこともできますし、

 中高年層にはほどよい頭の体操にも活用できますね。
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株式投資の魅力とリスク

 まず、株式投資は単なる「財テク」「お金儲け」の手段ではないことを知っておきましょう。

 むしろ、株式投資の魅力は「容易に期待通りの成果を生まない」ところにあるといえます。

 株式投資の面白さを本当に実感できるためには、豊富な金融知識や投資の実践知識が必要なのですが、

 その前に、もっとも重要な知識があります。

 それは「リスクに対する認識」です。

 「将来のリスク管理」に対する視点が抜けた株式投資は、結果的にはギャンブルと変わりはありません。

 株式投資の本当の魅力は、

 リスクに対する正しい理解があってはじめて享受できるのです。
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株式投資を通じて社会参画

 私たちが株式投資によって株主になるということは、その企業に私たちが影響を与える手段を持つということです。

 その一方で、企業の成長を通じて資産形成をはかることができるのです。

 
 ここで大事なことは:

 投資した企業の業績をみるだけでなく、

 投資した資金が、自分の利害や社会全体の利害に大きく影響するのだということを理解することにあります。

 ひとりひとりの投資家がそのように考えれば、

 それが企業へのプレッシャーとなり、

 企業のモラル向上→企業の競争力の向上→株価上昇といった好循環が期待でき、

 株主と企業の利益を一致させる要因となります。
 
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企業活動と私たちの生活

 日本の経済システムは企業中心社会です。

 そのため、日本の経済システムが「個人生活の充実」をはかる意味においての制約要因ともいえます。

 逆に言えば、企業中心社会の経済システムを変えることによって、「個人生活の充実」が期待できるのですね。

 いま、私たちの立場は:

 会社の役職員として、消費者として、株主として、

 とても重要になってきています。

 企業は、私たちの資金力、購買力、労働力、知恵によって支えられています。

 このことを、企業自身がどう認識しているかが大事になってきています。

 既存の企業にとどまらず、これから生まれ、大きく羽ばたこうとしている企業にとっても・・・・

 私たちの生活に新たな可能性を有しているといえます。

 私たちは:

 「企業が生活者にとって望ましい活動をしてくれるように働きかける」必要があるのです。
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