初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

格言で学ぶ株式投資・12

2015-05-31 10:00:49 | 株・いろいろ

 5月19日、格言で学ぶ株式投資・2で相場は「・・・高下のもとは作・・・」であり、

 作とは、業績・景気などと読み替えればよい、と書きましたね。

 もちろん、銘柄選びも同じことです。

 相場格言の中には、“安易な銘柄選びは禁物である”旨がいろいろあります。

 まず、季節を借りた?ものとして:

 「麦わら帽子は冬に買え」 があります。

 これは、先を見越した売買の重要性を説いているのです。

 企業の主力製品の需要期に合わせて、特定の季節に株価が動意する銘柄は「シーズン・ストック」と言われますが、

 ビール、アイスクリームなどの食品株や、日焼け止め、殺虫剤、目薬などの医薬品株が代表でしょう。

 これらの銘柄の情報が流れる夏場に株価は動意付き、上昇することは経験するところですね。

 ということは、この季節以外は比較的割安で買えるチャンス?

 ただ、「これだけ暑い日が続くと」といった期待?思惑?は株価にプラスに働きますが、

 どんなに好材料でも周知の事実なった時点では、株価は織り込み済みとなり、、

 判明後に買ったのでは遅いです。それを格言は:

 「うわさで買って事実で売れ」 とか、

 「知ったらしまい」 

 と教えています。

 

 

 


来週開け相場は一服?

2015-05-30 10:15:12 | 株・いろいろ

 昨日(29日)まで日経平均株価は11日連続高をしましたが、

 来週開けはちょっと一服しそうですね。

 背景も:

 ◎アメリカの状況:

 1~3月期GDP改定値が-0.7%と、+0.2%から下方修正。

 5月のシカゴPMIも市場予想に反して下落。

 ギリシャの債務問題も不透明感あり。

 ニューヨークダウ平均株価も2日連続安で、29日(金)は-115、44ドル。

 29日(金)は:

 ◎ドイツの株価も-263.75(-2.25%)、フランスの株価も-129.94(-2.52%)と大幅安。

 ◎シカゴの日経平均株価先物も-130で20455円。

 日本株のADRもトヨタ、キヤノン、日電産、野村、オリックスなど主力株が安く終わっています。

 ◎東証で目立つのは、28日、29日と出来高が急増しています。

 それまでずっと金額ベースでは2兆円台半ばでしたが、28日は3.26兆円、29日は3.66兆円

 株数ベースでも20億株半ばが、28日が31.1億株、29日が32.9億株でした。

 出来高増は悪いことではありませんが・・・・

 やや、高値警戒感も?という感じで、

 その後を考えれば、

 できれば、一服しておいた方が良いのでは?

 

 


格言で学ぶ株式投資・11

2015-05-29 10:21:16 | 株・いろいろ

 日経平均株価が10日連騰したということで、日経紙はもとよりNHKなども報道しています。

 この流れがいつまで続くのか、投資家ならばとても関心がありますね。

 株式格言では、

 「小回り三か月 大回り三年」 と言っています。

 この格言では、好調な業績などの材料に株価が反応するのは三か月程度で、

 大相場は三年程度続くことが多いことを言っているのです。

 そこで、振り返って;

 今の相場の前の前からを見ますと:

 2000年の4月に日経平均株価が2万円を超えた後は三年間下げ続け、

 2003年4月に約7,600円の大底をつけました。

 ここから本格反騰に入り、2006年4月に17、563円まで、まさに3年間あげました。

 その後少し下げますが、さらに2007年10月まで上げ、

 それからは下げ相場+底這いが、2012年12月半ば過ぎまで五年間も続いたのです。

 そして、再度10,000円台にのせたのは2012年12月19日で、今度の上げ相場の起点?となりました。

 三年という区切りでいえば、

 今年の年末にかけてが正念場でしょうか?


格言で学ぶ株式投資・10

2015-05-28 09:50:07 | 株・いろいろ

 最近の相場に於いて、実際は値下がり銘柄が多くても、

 日経平均株価に採用されている銘柄が上げているからこそ、

 日経平均株価は連騰を続けているのですね。

 また、年初来高値を付けている銘柄数も連日100~200銘柄もあります。

 ところで、相場というものは “天井にある期間は短く、底値の期間は長い” のが一般的です。

 ある株が先高期待から、投資家のまとまった買いを集めたときに株価は上昇し、高値をつけますが、

 安値を付けたときは、投資家は株価の戻りに期待をつなぎ、売りを出しにくくなります。

 その結果、買い手不在の中、株価が安値圏にいる期間が長くなるのです。

 そんな状況から株式格言は、

 「天井三日、底百日」 というのです。

 いかに株式投資で利益を上げるかが難しいかを示しています。

 一方、注意すべきは、

 株価の上げ幅が大きければ、それだけ反動も大きくなるということが言えます。

 そこで、

 「山高ければ谷深し」 という格言もあるのです。


格言で学ぶ株式投資・9

2015-05-27 14:33:03 | 株・いろいろ

 昨日で日経平均株価は8日続伸で、

 8日連続高は14年8月11日~21日の9日連続高以来9か月ぶりと言い、・・・・・

 しかも、約15年1か月ぶりの高値を更新した由ですが、・・・・・

 昨日も値上がり銘柄は703で、値下がり銘柄は1024もあり、

 どうみても実態は下げ相場ですね。

 ますます、「売るべき相場か、買うべき相場か迷ってしまう」

 ・・・・・

 なんていうとき、格言は、

 「休むも相場」 と教えています。

 売り買いの判断に迷ったときは取引を手控え、相場の成行を見守る姿勢が大事だと。

 同じような場面の格言に、

 「売るべし、買うべし、休むべし」 というのもあり、

 次のチャンスを待つのも投資戦略である、と。

 

 


格言で学ぶ株式投資・8

2015-05-26 09:37:28 | 株・いろいろ

 昨日午後2時過ぎに地震がありましたが、その時、

 日経平均株価は100円位?下げ、為替・円ドルは50銭位?円高にふれました。

 どちらも一時的に収まりましたが。

 昨日まで日経平均株価は7日間の連騰ですが、「過熱感はない」と言われています。

 最近、再三指摘していますが、日経平均株価と実態?が一致していない相場つきだからではないでしょうか。

 とはいえ、狙っていた銘柄に買い遅れた投資家からすると、チャンス(買い場)待ちです。

 こんな時、株式格言は、「押し目待ちに押し目なし」 と言ってます。

 「押し目」とは、上昇局面にある相場が一時的に下がることですが、

 相場の騰勢が強いと予想外に下がらず、買うチャンスが来ないことがよくあります。

 逆に、相場が弱含むなかで逆行高のときもあります。

 こんなときこそ、

 相場の天井で買ってしまう「天井づかみ」を避けるためにも、

 相場動向の見極めが必要です。

 

 

 


格言で学ぶ株式投資・7

2015-05-25 09:24:44 | 株・いろいろ

 ラップ口座の残高が1年間で3倍弱と、急拡大している由。

 ラップ口座とは、「証券会社が投資家のおおまかな運用方針を受け、それに沿って運用をする」のですね。

 株式投資の初心者や高齢化する投資家の資金が向かっているようです。

 ・・・・・

 一般的に、株の売買は自分が持っているいろいろの知識を駆使して行いますが、

 自分が良しと思って買った銘柄でも、見通しが外れて下落する場合はよくあります。

 そんなとき、損失を食い止めるために・・・とか、

 反対に思惑通り値上がりした銘柄の売り時は、

 「もっと上がるのでは」と考えて、売りの決断を下しにくい・・・とか、

 よくありますね。

 そこで格言は;

 「見切り千両、利食い千人力」 と教えています。

 損失を食い止めるために早めに手じまっておくとか、、

 利益が出ているうちに売っておけば、

 その後の下落は恐れません。

 その後の下落を見るとき、損をしても千両に値するのだ、とか

 利食い売りが千人分の力を得るほどの投資行動になるのです、と。

 

 


格言で学ぶ株式投資・6

2015-05-24 10:12:14 | 株・いろいろ

 株式投資は、もともと「安値で買って高値で売る」ことを狙いますが、

 相場の大底(シッポ)から天井(アタマ)までを予想できるはずはありませんね。

 自分なりのモノサシで計算し、あるいは情報を得て、買っても大底である確率は少ないし、

 売りも同様、いや売りの目標の方が難しいです。そこで、

 「アタマとシッポは人にくれてやれ」

 という格言があるのです。

 欲を出し過ぎずにあらかじめ「〇〇円になったら買い、△△円になったら売る」を決めておき、

 堅実に投資すべきである、と教えているのです。


小学校の運動会

2015-05-23 13:58:43 | 生活の中で

 

 私が子供の頃の運動会は秋でした。

 国民の祝日“体育の日”も秋です。

 でも、だいぶ前から今頃の季節になっていますね。

 午前中、孫の通う近くの小学校の運動会見物に行ってきました。

 走ったり、踊ったり、戦ったり、・・・・

 これからの社会を担う子供たちは元気に飛び跳ねていました。

 昼前だけの見物で、

 元気を貰う一方、くたびれました。(笑)

 


格言で学ぶ株式投資・5

2015-05-22 09:43:05 | 株・いろいろ

 今、大相場の中の“懐疑とともに育っている”過程であるとして:

 懐疑 = 迷い が多いですね。

 「いや、迷っていない。かくかくしかじか・・・・」と話せる人もいるでしょうし、

 「誰か、相場に詳しい人は?・・・」と聞いてみたい人もいるでしょう。

 しかし、格言は:

 「相場を語るなかれ」 と教えています。

 相場を本当に知っている人は、相場を話したがりません。なぜって?

 相場の怖さを知っているし、先行きなど読めるものではない、と思っているはずだからです。

 また、この格言は、

 たまたま自分の読みが当たったからと言って、

 天狗になるな、という戒めも込められています。