初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

冷静に来年を見つめましょう

2005-12-30 13:35:21 | 株・いろいろ
 大納会は前日比マイナスで終わりましたが、上げっぷり、出来高ともすざましい一年でした。

 経験則からすると危険いっぱい、例えば日経平均株価の二百日移動平均線からの乖離(かいり)率が29.7%となり、これは五十三年ぶりとか。

 20%を超えると相場は天井を打つのが経験則なのですが:

 でも心配なのは、「今の相場で経験則は通用しない。」と言う人が増えはじめたことです。

 ここで正月休みに入るのはいいことです。冷静に相場を見つめるために。

 良い年をお迎え下さい。

米国・長短金利と株価

2005-12-28 09:24:49 | 株・いろいろ
 昨日のニューヨーク株式は100ドルを越える下げでした。

 少し前から、10年もの国債の利回りと2年ものの金利差が詰まってきているのが注目されていました。

 アメリカでは、長期金利(10年もの国債)と短期金利(2年もの国債)とが逆転すると、(過去4回とも)景気が後退していました。

 昨日、立会い中に10年ものが4.34%台、2年ものが4.35%台と逆転したのをみて、景気の先行きに不安を感じた売りに押されて株式相場は値下がりしたのです。

 今回はこれまでとは違うという見方もあり、今後の諸指標が要注目です。

酒器から花瓶へ

2005-12-28 09:13:44 | 陶芸
 いままでは、何をつくろうかなと考えるときは、だいたいが酒器でした。ところが酒器セットは使い道が限定的?

 人にさしあげられるもの、という点からも反省の余地大。

 というわけで、今後はしばらく“花瓶”作りをしようと思っています。まず手始めに年末、年始はゆったりと小型のもをいくつか、と考えています。

 写真の“耳付花瓶”。侘び、寂び風と言ったら言い過ぎ?


信用取引が規制に

2005-12-27 09:13:17 | 株・いろいろ
 東京証券取引所では、信用取引の過度の利用と過熱防止のため、規制に動くようです。

 現在は「最低委託保証金率が30%、有価証券の代用掛目が80%」となっていますが、これを「保証金率の引上げ、掛目の引下げ」方向に検討、来年早々から実施する由の報道です。

 例えば、1000万円の株を信用取引で買う(売る)場合に、株券を担保とするときは、時価(1000×30%÷0.8=)375万円の株券を差入れればいいのですが:

1.担保率40%で掛目70%となると、1000×0.4÷0.7で572万円の  担保株が必要ですし、
2.担保率50%で掛目70%では、715万円となります。

 16年ぶりの「規制」となりますが、規制されるとどうなるのでしょうか。

 相場の元気がいいときは、「第1回目の規制は買い」とか言って影響を受けないこともありますが、そうなると第2弾の規制を引き起こしてしまいます。

 過去の例では、1回目、2回目の回数ではなく、“規制→沈静化”となります。

 年末はあと数日の立会いです。そのつもりで対処してください。

"ブリ指数”って知っています?

2005-12-26 09:52:23 | 株・いろいろ
 証券学習協会が1月21日から始める「平成18年早春株式基礎講座・4回シリーズ」の初日のテーマは「大きく変わる日本と株式市場」ですが、その中に「投資情報としての“ブリ指数”とは」という項目があります。

 講師の中村副理事長が開発した?指数の由で、はじめは“BRI指数”となっていました。

 ????誰もなんのことかわかりませんでした。なに?なに?と聞いてみますと:

 ユーモアのある講師がBRICsをもじったとかで、それとは全く無関係。

 今年は株式相場を中心に“○○年ぶり”という事柄が大変多くありました。

 このことを見過ごしてはいけないよ、投資情報としての大きな手がかりになるんだよ、という講師の弁です。これを解説しようというわけです。

 この講座は「NPOボランティア交流サロン」で行います。名前は洒落ていますが、廃校になった小学校を東京の中央区がNPO向けに貸してくれています。

 教室跡ですから収容能力も少なく、すでに申込みはオーバーです。ありがとうございました。

ビードロ釉徳利

2005-12-25 16:08:27 | 陶芸
 穴窯など薪窯の楽しみは、なんといっても「窯変・窯の中でどんなふうに焼けてくるか」です。

 燃えていく薪の灰が陶器にかかり、その灰が溶けて釉薬をかけた状態になるのをビードロ釉がかかったといいます。

 そのビードロも濃緑色になるには、強い還元状態の中で1250度前後を保たなくてはなりません。

 「温度を見ながら」「薪をくべながら」「空気を遮断しながら」・・・そのような状態を作り出していくのです。

 だから「窯出し」が楽しみなんですね。

 12月に焼いた徳利には見事にビードロ釉がかかっていました。

 ぐい飲みは置いてあった場所が違っていたんですね。

麦藁帽は冬に買え

2005-12-25 15:38:01 | 株・いろいろ
 おととい「四季の変化がある日本」のことを書きましたが、季節に変化があるだけに「季節によって買うもの」がはっきりしていますよね。

 季節性のある製品を作っている会社や販売している会社の株を買う場合、いつ買えばいいか。それを端的に表した格言が「麦藁帽は冬に買え」ですね。

 「安くなったところを買うより上がる寸前に買う」ほうが、いいにきまっていますがそうは簡単にいきません。
 
 せいぜい「真冬にビール株を買うより、梅雨時に夏の酷暑を予想して」買ったほうが効率的というぐらいでしょう

 天気だけでなく社会的な変化などを予想して、先回りするのも銘柄選びの面白さかもしれませんよ。

投資信託を買う人が増えてます

2005-12-24 10:24:16 | 株・いろいろ
 勿論、背景には株高があるのですが、株式投資信託を買う人が増えています。

 投資信託会社もいろいろ工夫をして、投資家のニーズを引き起こしています。

 例えば、販売する金融機関(主として地方銀行)と組んで?特定の地域で販売する株式投資信託を設定しています。11月後半から12月にかけて設定したもののうち、それらしいものをネーミングや指定販売金融機関でピックアップしますと:

◎プラザ投信→荘内銀行→「プラザ・マスターズ」
◎富士投信→山形しあわせ、殖産銀行→「きらやかグローバル高配当株式オープン」
◎大和投信→北越銀行→「新潟県応援ファンド」
◎大和投信→福井、北国、富山第一銀行→「FITネット三県応援ファンド」
◎興銀第一L投信→滋賀銀行→「DIAM高格付インカム・オープンSRI」

 このほかにも野村投信の「九州インデックス・ファンド、九州に来んしゃい」などいろいろあります。

 金融機関では、主に定期預金の満期になった客向けに電話などをして勧誘しているようですが、私はいつも言うように:

 投資信託は自分に合ったものに投資すべきですから、目論見書をもらってよく読んでからにしましょうね。