初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

信用取引は大口売買?

2014-01-31 10:03:09 | 株・いろいろ
 個人投資家の株式売買の6割位は信用取引であると、前に書きましたね。

 ずいぶん多いですが、実は、

 信用取引をする人が少数でも、それらの人が大口で売買すると

 そうなります。

 最近は、デイ・トレーダーという言葉はあまり聞きませんが、

 例えば、100万株単位で信用取引による売買を繰り返す人がいますと、

 少人数でもウェイトが高まりますね。

 100万株単位となると、委託保証金(担保)も少なくありませんが、

 委託保証金は現金である必要はなく、

 有価証券で代用できるのです。

 ただ、有価証券は値動きがありますので、

 差入後に価格が値下がりすることがあります。

 そこで、差し入れる時の時価に一定の率(掛目といいます)を掛けて、

 評価することになっています。

 掛目は、有価証券によって70%から90%までありますが、

 詳しくは取扱い証券会社に問い合わせてください。

 

 

少ない資金で大きな額の取引

2014-01-30 12:19:52 | 株・いろいろ
 信用取引は、証券会社から資金を借りて株を買ったり、

 株を借りて売ったりするのでしたね。その時、

 証券会社は、「買い付けた株」や「売った株の代金」を、

 「本担保」としてとっておきます。

 しかし、買った株が値下がりしたり、売った株が値上りしたりして、

 「本担保」だけでは不足してしまうことがありますので、

 それをカバーするために、

 「30%以上で且つ30万円以上の委託保証金」をとるのです。

 それでも、3割程度の資金ですから、

 “少ない資金で”大きな取引ができる、と書いたのです。

 

陶芸講座の閉講

2014-01-29 14:03:33 | 陶芸
 昨年4月に始まった平成25年度の陶芸講座が本日閉講しました。

 期初の学習目標は

 ◎粘土という自然の素材を、熱の力で焼きあげる陶芸、

  その魅力は、誰でも簡単にできるくせに、奥が深いことにある。

 ◎「粘土を知り」「成形や装飾を楽しみ」「釉薬を学び」「焼く力を知る」

 ◎そんな陶芸の基本知識や技量を身に着ける。

 “楽しみながら”としました。

 楽しみながらすすめることは、私たちの生活にとって、とても大事ですよね。

 しかも、アメリカのゴルファー、タイガー・ウッズ選手も言ってます。

 「楽しみながらやると、上達も早い」って。

 年度を通じて、

 手びねり、紐作り、たたら作りなどの技法を使い、

 ぐい飲み、湯飲み茶わん、壺型花器、筒型花器、陶印

 などを作りました。

 最後の窯出しとなった筒型花器や陶印を持った皆さんと、

 楽しくお別れしました。

信用取引、もう一つの機能

2014-01-28 13:53:31 | 株・いろいろ
 信用取引のもう一つの機能は「レバレッジ」です。

 言葉だけでは分かりにくいのですが、

 少ない資金で大きな額の株の売買をしようという機能です。

 レバレッジとは梃子(てこ)の意味であり、

 少ない資金とは、

 証券会社に差し入れる保証金の額のことを指します。

 保証金については、後日説明しますが、

 売買しようとしている株式金額の30%程度です。

 つまり、自己資金の3倍強の株売買ができることになります。

 現在行われている信用取引の大部分は、

 この機能を使ったものが占めています。

 

信用取引の機能その1

2014-01-27 12:25:40 | 健康
投資家にとって信用取引の機能は2つあります。

1つはヘッジ機能です。

ヘッジ機能とは、株価の値上がりや値下がりを、

信用取引を利用することによってヘッジしようというものです。

例えば、近いうちに資金が入る予定があるが、それまでに株価が値上がりしそうだとか、

手持ちの株が値下がりしそうだが、売れる状況にない(銀行の担保とか )とか、

のときに利用することです。

もう1つはまた

株取引の仕組みと信用取引

2014-01-25 11:20:55 | 株・いろいろ
 皆さんが、取引している証券会社に株の注文をだします。

 皆さんが取引している証券会社は、A証券、B証券、C証券、・・・・などいろいろですね。

 それらの証券会社は自社で受けた注文を取引所に持ち寄り、

 ウリ・カイをくっつけますが、

 その時はすべて現金取引で行います。

 一方、皆さんのうちのある人が「自分の買い注文は信用取引でしたい」と申し出ますと、

 その証券会社ではその人のためにお金を立て替えて(貸して)くれることになります。

 これが信用取引で買うことです。

 ウリも同様で、

 自分は株を持っていないが、「その株は下がりそうだから、今売っておいたら良いのではないか」

 と思った時に、証券会社に株を借りて売ることができます。

 これが信用取引の売りです。

 昨日、個人投資家の売買の6割以上が信用取引だと書きましたが、

 これは、取引量ベースであって、投資家の人数ベースではありません。

 では、投資家にとって信用取引の機能は、

 ということについてはまた。

 

信用取引の知識

2014-01-24 14:17:23 | 株・いろいろ
 株にとっての材料や情報はいろいろあれど・・・・

 最終的に株価をつくるのは“需給関係”ですね。

 需給関係でいちばん話題になるのは、日本の株式市場でのトップ投資家の海外機関投資家です。

 しかし、最近あまり話題になっていませんが、

 個人投資家の需給関係で、知っておく必要があるのが“信用取引”です。なぜなら、

 昨年1年間の個人投資家が売買をした株式取引について、

 現金で売買したものと、信用取引で売買したものを東証の発表数字でみますと:

 売り注文では、現金40.0% 信用取引60.0%

 買い注文では、現金34.9% 信用取引65.1%

 と圧倒的に信用取引での売買が多いのです。

 これだけ信用取引の売買比率が高いと、

 個人好みの株?の動きを見るには、信用取引の知識が欠かせません。

 そこで、これから信用取引について、少しずつ解説することにします。

 

 

「予想や噂」と「事実」のどっち?

2014-01-23 10:08:07 | 株・いろいろ
 古い話ですが、1966年に米国の証券取引委員会(SEC)が、

 投資家への忠告として公表した注意事項の中に、

 「予想や噂で買うな、事実だけで買え」というのがあった由です。

 ところがそれから10年以上過ぎたころに出た「投資の基本」という本の中に、

 「噂で買え、事実で売れ」というのがあったそうです。

 噂には希望的な観測、楽観的な見方が多いから、

 用心しながら?買い、事実を確かめて、

 事実を知ったら、すぐ「売って逃げろ」ということになりますね。

 あたかもSECに挑戦したようですが、

 あなたはどちらを採りますか?

 


 

麦わら帽は冬に買え

2014-01-22 15:02:18 | 株・いろいろ
 「麦わら帽は冬に買え」とは、株の格言です。

 分かりやすい格言ですね。

 分かりやすいのですが、実際に行動を伴うかというとなかなか難しいです。

 なぜならば、殆んどの個人投資家は、

 買ったらすぐ上がることを望み、長期投資で買う人は意外に少ないからです。

 例えば、

 “株主優待制度”で人気がある株があったとします。

 その会社が、12月決算会社だとしますと、

 株主優待を期待した買い物は12月にかけて入りますので、株価は上がります。

 そして、1月に入ると人気は離散し下がる傾向がみられます。

 その下げ具合をみて、買物を入れるのが、

 「麦わら帽は冬に買え」を地で行くやりかたですが、

 できますか?