初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

10月の消費者物価は?

2007-11-30 06:33:13 | 株・いろいろ
 今日、10月の消費者物価が発表になります。

 消費者物価は、一般消費者の家計支出の中で:

 「重要度が大きく」
 「購買頻度が高く」
 「永続性のある」

 商品やサービスを選んで調査・計算されます。

 このブログで再三とりあげましたが、これだけ食料品やガソリンなどが騰がってきても、消費者物価は8ヶ月連続で前月比マイナスとなっています。

 消費者物価の動向は、「一般消費者の消費活動」はもちろん、「日銀の金融政策」に大きな影響を及ぼします。

 10月はマイナスがとまるのかどうか:

 大いに注目しましょう。

人気離散?の信用取引

2007-11-29 10:05:34 | 株・いろいろ
 先週末現在の信用取引の数字を見ると、人気離散がはっきり伺われます。

 買残の3兆3198億円は、2005年9月30日の3兆1892億円以来の低水準です。

 05年9月末の数字は、3兆円割れからの増加過程で、その時の日経平均株価13574円も11000円台からの上げ過程でした。

 今回は、日経平均株価も18000円強からの下げ過程で、買残も8月3日の4兆3805億円からの大幅減少です。

 買残の評価は05年9月30日が-1.25%だったのに対して、先週末は-20.36%とずいぶん大きな損となっています。

 いかに人気離散とはいいながら、この評価損は“下げすぎ”の圏内ですね。

今日はベージュブックが発表

2007-11-28 05:40:46 | 株・いろいろ
 今日(28日)は、米FRB(連邦準備理事会)が12の地区連銀を通じて集めた地域経済状況の発表をします。

 表紙の色からベージュブックとも呼ばれますが:

 FOMC(連邦公開市場委員会)における討議資料としても使われる大事な報告です。

 アメリカの金融政策の先行きを見る上で重要な材料となるため、世界中の市場関係者が注目しますが、

 今回は、不透明感を強めるアメリカ景気動向について、どのような報告になるのか。

 金利、為替、株価などへの影響は大?

 要注目です。

中国マネーが日本株買いに

2007-11-27 09:33:24 | 株・いろいろ
 昨日の報道(日経紙夕刊)で、中国政府系のファンドが日本株を買う方向にある由。

 立会い中に流れたようで株価は値上がりしました。

 大きなニュースですね。

 中国投資有限投資公司は資本金2000億ドルの3分の1(円換算7兆円強)を海外の株やファンドに投資する模様だと。

 ホームページで日本株の投資戦略を担当する人材の募集も開始したそうですから実現性大です。

 中国は貿易黒字でドルを大量に保有している国ですが、そのほかに:

 産油国がオイルで貯めたこれまた大量の資金が日本の株に手を出し始めました。

 相乗効果があらわれると・・・・ 大きいのですが。

 期待しましょう。

最終週はいろいろな統計が発表

2007-11-26 07:17:24 | 株・いろいろ
 今週は11月の最終週です。

 最終週には、前月のいろいろな経済統計が発表になります。

 たとえば:

 29日(木)10月の鉱工業生産指数
       10月の米新築一戸建て住宅販売

 30日(金)10月の完全失業率
       10月の家計調査
       10月の米個人消費支出

 ほかにもいろいろあります。

 まだ腰の弱いふらふら相場が続くのでしょうが、サブプライム問題も全体像がほぼ見えた?(先日書きましたね。)のですから:

 ドーンと腰を据えてかかりましょう。

ガソリンの次は灯油

2007-11-25 10:07:59 | 株・いろいろ
 ガソリン高騰については先日も書きましたが、今度は冬場の必需品の灯油にパンチ!

 灯油も地域によって価格が異なりますが、私の住む千葉市では:

 車で販売してくるものは18ℓで約1800円。ガソリンスタンドのセルフで1500円台の半ば。

 高い!ですね。

 去年よりも3割以上の値上がりです。

 これだけ上がると、暖房用だけでなくいろいろな生活面にあらわれてきます。

 学校給食の回数を減らすところも出た由。

 ン十年ぶりに価格を上げた食料品がすでにいくつも出ましたが、灯油高騰の影響でまだまだ増えそうです。

 これでも消費者物価はまだ上がらないのでしょうか?

少なすぎる確定拠出年金の掛け金

2007-11-24 10:00:36 | 株・いろいろ
 確定拠出年金(日本版401K)がスタートしたときから、私は制度上の掛け金を増やすべきだと主張してきました。

 若いうちは、どうしても目先の必要資金に追われてずっと先のこと(老後のこと)までは行き届きません。

 そこで、「老後資金は“制度”なり“勤務先”なりが手を打つべき」ということになります。

 いま、確定拠出年金は月4万6千円まで掛けることができるのですが、厚生労働省の調べでは:

 4万6千円を掛けている人は、全体の4.9%しかいないそうです。

 そして、驚くことに月1万円以下の人が48.1%もいるんですって。

 月1万円では、元本ベースで年12万円、40年経っても500万円にもなりません。

 よほど、運用をよくやっても知れています。(運用商品の知識が無い人も多いのです。)

 勤務先がもっと出すように、とか、社員が自ら出せるように、とかいろいろ対策をたてないと:

 “老い先真っ暗”になっちゃいますよ。

全貌が見えてきた?サブプライムローン

2007-11-23 09:23:14 | 株・いろいろ
 一体全体どのくらいあるのか、今後どのくらいの損がでてくるのか、・・・・

 気がかりだったサブプライムローンやその関連商品について、だいぶ見えてきましたね。

 ◎OECDが発表した数値では、08年に返済期限のくるサブプライムローンは8900億ドルで、

 そのうち10%台半ばの延滞が起きるとすれば損失は1000億ドル超。サブプライムより少し上のローンの延滞まで含めると、2000~3000億ドルになる。

 ということで、「円換算で最大33兆円の損失」となるようです。

 ◎金融庁が発表した日本の金融機関が保有する「サブプライムローン関連の証券化商品」は1兆3300億円。

 9月末時点での評価損や売却損の合計は2300億円だった由。

 残りの資産について、今後ともダメな資産になるのか、格付けが下がるのか、そうはならないのか。

 いずれにせよ、全体が見えれば考えやすいですね。

中国の投資家のものすごい株式買い

2007-11-22 10:29:14 | 株・いろいろ
 中国の個人投資家の株式買いは、勢いが止まりません。

 ◎新規上場した石油会社の株に、3兆3千億元(約50兆円)の買いが殺到し、株価は公募価格の3倍近くに上がった。

 ◎10月だけで個人預金全体の3%に相当する5千憶元強が株式や不動産に。など。

 こうなる背景にはいろいろなことがあるのですが:

 よく言われますように、日本の個人金融資産は1500兆円あり、それに対して東証第1部全銘柄の時価総額は470兆円です。

 個人金融資産の3%が株にまわるだけで45兆円、1部銘柄の1割近くを吸収してしまいます。

 こうなれば株式市場はたいへん明るいものになります。

 こうならない背景には、これまたいろいろある?のでしょうが。

ゴルフが上手いと?

2007-11-21 08:54:15 | 株・いろいろ
 ゴルフは見ても、やっても面白いスポーツですが、先日の記事「市場の話題」にはウーンって唸っちゃい?ました。

 サブプライムローン絡みの商品で:

 大きな損をだしたメリルリンチのオニール前CEOのハンディキャップは9.1、ベアスターンズのケインCEOは12と二人とも上手い。

 損が小さかったゴールドマン・サックスのブランクファインCEOは29.8とあまり上手くない。

 で、「CEOがゴルフに熱中すると経営が悪化する」と。

 日本のゴルフ愛好家のサラリーマンはこれどんな感じで読みました?