政局不安は、
打たれるべき経済対策の実現が遅れることを予想させますので、
株価にとってはマイナス要因です。
ただ、多くの場合は、懸念が生じている段階ではマイナス要因ですが、
懸念がアク抜け※となる事例も多くあります。
※悪材料を株価が消化して、下値に抵抗力をもってくること。
ところで、わが国では過去4、5年の間に2度の大きな政局の変化を経験しました。
2009年8月30日の衆議院議員選挙で民主党が圧勝し、
鳩山政権が誕生しました。ところが、経済政策に恵まれなかった?こともあり、
日経平均株価でみると、約2000円位の幅で推移しました。
3年3か月後の、2012年12月17日の衆議院議員選挙では、
自民党が政権を奪還して、安倍内閣となりました。
安倍政権では、脱デフレを標榜して経済政策(アベノミクスと言われるほど)をすすめました。
その効果も徐々に現れており、それを反映して、
株価は大きく上昇してきていますね。