初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

必要なら躊躇なく・・・

2016-04-29 09:59:04 | 株・いろいろ

 昨日の日銀の金融政策決定会合は、

 「必要ならちゅうちょなく追加緩和する」と折に触れて発言していた黒田総裁でしたが・・・

 市場の期待に反して?「追加緩和見送り」となり、

 株は投げ売り?で624.44円安(-3.61%)、

 為替も円買いが入り108円台に。(一時107円台もあったようです。) 

 それを見たアメリカの株式市場でも、210.79ドルの大幅安(-1.16%)となりました。

 ヨーロッパ株式もザラバでは下げていたのですが、引けにかけて戻し、

 下げたのはフランス(-0.04%)のみでした。

 英+0.03%、独+0.02%、ロ+4.02%

 それにしても、黒田総裁の言う「必要」のときは、

 どんなときでしょうか?

 さて、今日は「昭和の日」でお休み。

 昨日現在のテクニカル指標:

 ◎昨日に限って言えば、出来高は多かったですね。

  金額3.18兆円で、久しぶりの3兆円台。株数は31億5932万株と多かったです。

 ◎騰落レシオは96.19%でまずますの水準。

 ◎日経平均株価の日々線と25日移動平均線のかい離は0.21%で、これもまずます。

 ◎先週末(22日)にかけての信用取引は、株価上昇とともに売残の増加、買残の減少が3週続きました。

  買い残の評価損益率は昨年末(12月30日)以来の-8%台(-8.02%)に向上しました。

 来週からは5月入りで、ゴールデンウィークのお休みが続きますが、

 陽気と同じように経済面もよくなりますように。

 

  

 


新築住宅販売件数・その3

2016-04-28 11:03:44 | 株・いろいろ

 当然のことですが、

 新築住宅販売が伸びているときは、建築会社だけの株式への投資ではなく、

 周辺の業界、たとえば材料供給の会社や家具の会社など広い範囲に目を広げるべきです。

 また、関連業界のETFなどにも目を向けましょう。

 ・・・・

 昨日のFRBの結果はほぼ予想通りでしたね。

 この段階での追加利上げはなく、今後の問題になりました。

 さて、いよいよ日銀の金融政策決定会合の結果待ちです。

 先日書きましたように、

 追加緩和期待が大きい中で、どのような

 結果を発表するのか。

 いまから、1時間後ぐらい?


新築住宅の販売件数・その2

2016-04-27 15:11:31 | 株・いろいろ

 新築住宅の販売が伸びますと、

 ◎住宅建設に携わる作業員の雇用が増加し、

 ◎木材や屋根材や電気の配線などの材料が売れ、

 ◎それらの工場が稼働し、

 ◎運送業者や保管業者も忙しくなります。

 そしてこれらの動きは、全てアメリカのGDPに反映するのです。

 ただ単に住宅の販売数が伸びるにとどまらず、

 その後の経済の伸びにつながります。

 中古住宅の時にも述べましたが、

 家の購入に際しては、ローンを組むことが多く、

 ローンを組むためには、返済を続ける確実な収入が必要になりますね。

 というわけで、「雇用の安定」との関連も深いのです。

 


米・3月新築戸建て住宅販売件数

2016-04-26 10:01:52 | 株・いろいろ

 先日、アメリカの中古住宅販売件数についておさらいしましたね。

 では、新築一戸建て住宅の販売件数は?ということで、この件についてもおさらいしましょう。

 新築住宅の販売件数は、中古住宅ほど多くはありませんが、

 近い将来の経済活動を知るための先行指標になるのです。

 3月の新築一戸建て住宅は、51万1千戸で市場予想(52万1千戸)より少なく、

 3ヶ月連続減少したのですが、・・・・

 50万戸台を維持していることは、経済にとって良好であると評価できます。

 それから、「なぜ先行指標なのか」と言いますと、

 「家が完成する前に売買が成立する」からなのです。

 中古住宅の場合は、「その家に住む状態になった」ときにカウントされますが、

 新築住宅の場合は、「契約書にサインした」ときにカウントするのですね。

 そして、サイン ⇒ 売買成立しますと、

 「家の建設に関係する業種」が潤ってきますね。

 続きはまた。

 

 

 


中央銀行の政策待ちの週

2016-04-25 09:10:16 | 株・いろいろ

 今週は、26日~27日のFOMCと、27日~28日の日銀・金融政策決定会合があります。

 とりわけ日銀の金融政策決定会合が大目玉です。

 先週の東京市場における株式堅調は、

 日銀の金融政策決定会合での追加緩和策の先取りだったようです。例えば:

 ◎日銀が金融機関への貸し出しに際し、マイナス金利を適用するのではないか。

 ◎ETFの買い入れを現在の2倍(7兆円)程度に増やすのではないか。

 といったような、予想をたてて株を買ったようです。

 ただ、市場での予想があまり先行するの日銀当局にとっては迷惑でしょうし、

 市場にとっても、予想が外れた時の反動も大きい?

 でもそれだけ期待は大きい?

 


米・中古住宅販売件数について・その3

2016-04-23 10:23:22 | 株・いろいろ

 記憶にありますか?アメリカの住宅バルブのこと。

 住宅価格の上昇をあてにして、物を買い、

 さらには住宅を担保にしてどんどんお金を借りて、物を買ったのでしたね。

 そして、住宅価格がドーンと下げてしまった。・・・バブル崩壊でした。

 それは極端におかしくなった例ですが、

 中古とはいえ、住宅販売が伸びる効果としては、

 住宅購入 ⇒ 家具・家電の購入 がありますね。

 消費が伸びるのは間違いありません。

 また、住宅購入に際して「ローンを組んで金融機関から資金を借りる」のがふつうです。

 その時の「金利」の動向によって、中古住宅の売れ行きに影響が出ます。

 FRBの金利操作において、中古住宅販売件数は判断指標の一つであるのです。

 経済の重要指標であることお分かりいただけました?


米・3月の中古住宅販売件数その2

2016-04-22 10:27:10 | 株・いろいろ

 アメリカにおける中古住宅販売件数は新築よりも多く、

 住宅市場の大部分を占めているのですね。

 また、中古住宅販売件数のデータには、

 「販売された件数」だけでなく、まだ売れていない「在庫のかず」や、

 「販売価格の平均」も含まれているので、

 住宅購入を考えている人にとってもたいへん参考になるのです。

 そして、住宅は人々の家計にとって大きなウエイトを占めており、

 その価格は資産効果としてのウエイトが大であるのです。

 つまり、家計にとっての資産価格が上昇すれば、消費行動が促進されるのです。

 保有している株の価格が上昇した時と同じように、

 自分の住宅の価格が上昇すると、自分が豊かになったと感じ、

 景気の先行きに対して前向きになり、多くの買い物・消費活動にでるのです。

 このへんは、日本よりずっと前向きなのですね。

 続きはまた。

 

 

 

 


米・3月の中古住宅販売件数好調

2016-04-21 09:56:29 | 株・いろいろ

 今朝の東京市場は、

 「欧米諸国株高」「原油高」「円安」と環境好調❝揃い踏み❞で高いですね。

 また、米・3月の中古住宅販売件数が市場予想を上回ったことなどを背景に、

 市場では「米景気が、年初に比べて後退局面に入るとの警戒感が薄れた」との

 見方が広がっている由です。

 中古住宅販売は、「全米不動産業者協会」NARが発表していますが、

 エコノミストや投資家たちの注目の的となっているのです。

 「中古住宅販売」がなぜ?

 について、明日以降、おさらいしましょう。

 NRAとは: The National Association of Realtors の頭文字で、

 全米の不動産業に関わる者で組織される民間団体です。