信用取引(16)一般信用って?

 信用取引には、制度信用取引と一般信用取引があって、

 ほとんどの個人投資家は、

 「ルールが取引所で定めている制度信用取引」をしている、ということは前に書きましたね。

 では、一般信用取引とは?

 返済期限など一部のルールを「証券会社と顧客の間で決める」取引です。

 よく、「無期限取引」などという表現を使った広告がありますが、それです。

 ただ、制度信用取引と決定的に異なるのは、

 ・・・・ちょっと待ってください。

 「信用取引は顧客が証券会社からお金や株を借りる」のでしたね。では、

 証券会社は顧客に貸すお金や株、とりわけ株が無かったらどうするのでしょうか。

 証券会社に貸してくれるところがないと困ってしまいます。

 実は、そんなときのために「証券金融会社」というのがあって、

 そこが証券会社に貸してくれるのです。

 続きはまた。
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信用取引(15)信用倍率の見方

 信用倍率は、売り残株数に対して買い残株数が何倍あるかをみたものですから、

 信用倍率が大きいほど買残が多いことであり、近い将来売ってくる株が多いということができます。

 ◎A株の信用倍率が5倍あったのですが、それがここにきて1倍になったとします。

 売残株数と買残株数が等しくなった、つまり近い将来売る株と、買う株が同じになったのですね。

 この場合、A株の妙味が増したとみます。

 ◎B株の信用倍率は0.5倍でしたが、ここにきて1倍になったとします。

 売残株が買残株の2倍あったのが、イコールになったというわけです。

 つまり、近い将来買う株が売る株の2倍あったのに、等しくなったのですね。

 この場合、B株の妙味は薄れたとみます。

 同じ1倍でも違うのですね。

 信用倍率は、ある時点の倍率を見るだけではなく、

 推移を見る必要場あります。
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信用取引(14)信用倍率

 同じく、20日現在の日立とトヨタをみます。

 日立は売り残株数が6311千株、買い残株数が18801千株です。

 トヨタは売り残株数が7012千株、買い残株数が3364千株です。

 それぞれが、近い将来(6ヶ月以内)に買戻す可能性の株と、売却可能性の株の力関係をみるとき、

 「売り1に対して、買いが何倍あるか」を計算します。

 日立は、18801÷6311=2.979(倍)

 トヨタは、3364÷7012=0.479(倍)

 この答えが「信用倍率」といわれるものです。

 信用倍率が大きいのは、「売ってくる株が多い」ことであり、

 信用倍率が1以下(0.・・)は「買戻す株が多い」ことを示唆します。

 信用倍率は目先の動きをみる指標のひとつと言えます。
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信用取引(13)売り買いの力関係

 先週末(2月20日)現在の新日鉄をみましょう。

 売り残の株数は21065千株、買い残の株数は46588千株となっています。

 ということは、近い将来、新日鉄の株を買い戻す可能性のある株数は2100万株位あり、

 売る可能性のある株数は4650万株強あるということになります。

 つまり、信用取引の取組み(売り買いの状況)は、

 買いが売りの2倍以上あるわけです。

 ・・・ただし、言うまでもないことですが、

 株価は信用取引の売り買いできまるものではありません。

 ので念のため。
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信用取引(12)残高はどう見る?

 信用取引の残高はどう見るのでしょうか。

 ◎“買残がどんどん増えている”とき。

 個別銘柄でも、相場全体でも、強気の人(これから上がると見る人)が増えると信用取引の買いが増え、買残が増えます。

 ですから、買残が増えるということは、その銘柄に対して、あるいは相場全体が上がるとみる人が増えていることになります。

 ところが、ところがです。

 買った人は、6ヶ月以内には返す必要があるため、

 買残が増えているということは、「近い将来、それだけのものが“売り”となる」ことになります。

 言い方を変えれば、「買残の増加は、売り要因の増加である」ということです。

 ◎売残が増えているときは、この反対で、

 「売残の増加は、買い要因の増加である」といえます。

 買残や売残が“増えてきたり”“減ってきたり”という過程をとらえて、

 相場の先行きを見ていくのです。
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信用取引(11)決済のしかた

 目先(短期間の間に)株価が上がりそうだと思う投資家は、信用取引を利用して“買い”ます。

 反対に、下げそうだと思う投資家は信用取引で“売る”のですね。

 買った人は、思った通り株価が上げますと“売って”、元本(立て替えてもらった分)を返し、差額を儲けます。

 例えば、1000円で1万株買い1000万円借りた(立替えてもらった)人が、

 思った通り株価が上がり1300円で売ったとすると、売却代金は1300万円です。(手数料や金利は考えないとします)

 1300万円のうち1000万円を返し、儲けは300万円です。

 売った人の場合は、

 例えば1000円で1万株の株を売った(株を借り・立替えてもらった)人が、

 思った通り株価が下がり、800円で買い戻したとすると、

 買い戻した株1万株を返し、200円×1万株=200万円(手数料、金利は考えない)が儲けになります。

 借りたものの返し方のほとんどがこのような例のものです。

 ただし、思った通りにならず、

 買った株が下がり、売った株が上がると、“損”になり、

 返す元本や株のほかに、損金を払わなければなりません。

 

 
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信用取引(10)残高の合計

 きのうは個別銘柄について書きましたが、

 同じ日に「3市場信用取引残高」として全銘柄の合計も発表になります。

 3市場とは、東京、大阪、名古屋の市場を指しますが、9割以上を東京が占めています。

 2月13日現在の合計を見ますと、

 売り残の株数は1,534,147千株で、金額では929,123百万円となっており、

 買い残の株数は2,178,261千株で、金額では1,083,852百万円となっています。

 “売り”は目先弱い(下げる)とみる投資家、“買い”は目先強い(上げる)とみる投資家の

 表れということができますね。

 この全体の数字をどうみるのか、明日以降に。
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信用取引(9)残高を具体的に見る

 信用取引の残高を具体的にみてみましょう。

 先週末(2月13日)現在の数字が東証でまとめられ、17日(火)に発表。

 それが18日(水)の日経紙朝刊16ページ「東証信用取引銘柄別残高」に掲載されています。

 その中から、たとえば、

 ソニーの欄をみると、2365 5779 という二つの数字がならんでいます。

 はじめの2365は「売り残」で、「全国の証券会社経由でソニーの株を信用取引で売っている“株数”は、236万5千株ある」という表示です。

 右の5779は「買い残」で、同様に、「全国の証券会社経由でソニーの株を信用取引で買っている“株数”は、577万9千株ある」ということです。

 トヨタは、売りが7562千株、買いが3256千株となっており、

 買いより売りの方が多く、「先行き“弱気”にみている人が多いのか」・・・・なんてよんでみたりできます。

 このように、全銘柄をみることができます。 
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信用取引(8)借りたものは返さなければ

 信用取引は、証券会社からお金や株を立て替えてもらって(借りて)行なう取引ですから、

 借りたお金や株は返さなければいけません。

 いつ返すのか。その前に、

 新聞などに掲載されている信用取引関連情報(データなど)を見ていると、

 「一般信用」と「制度信用」と二つの信用取引があることがわかります。

 このうち、ほとんどの個人投資家は制度信用取引をしています。

 これは諸ルールが取引所で定められている取引です。

 (一般信用については後日書きます。)

 このルールによれば、

 借りたお金や株は「6ヶ月以内(正確には“6ヶ月目の応当日”まで)」に返さなければならないことになっています。

 したがて、信用取引で買ったり売ったりする場合は、

 比較的“短期の見通し”のもとに銘柄選定をすることになるのですね。
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信用取引(7)信用取引の残高

 投資家(顧客)が信用取引で株を買ったり売ったりしたとき:

 まず、AさんがB証券会社でC株を500円で1万株買ったとします。

 B証券会社は500万円を立て替えてC株を1万株買います。

 このとき、「C株の信用取引による買いの残高は、“1万株”、“500万円”ある」のですね。

 その後C株が600円になったとき、DさんがE証券会社で、同じくC株を600円で1万株買いました。

 E証券会社はDさんに600万円立替えたことになります。

 さて、「C株の買いの残高は、Aさんの分とDさんの分を合わせて、“2万株”で“1100万円”になった」のですね。

 これが、その日現在の“C株の買残高”となります。

 東京証券取引所では、毎週金曜日の相場終了後に各銘柄の買い残高を集計し、

 翌週火曜日(月、火に休日がない場合)に発表し、日経新聞には水曜日に掲載されます。

 売りの残高も同様です。
 
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