浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

連載漫画なみに

2010-07-24 11:58:01 | 
僕にとっては「出たらすぐ買う」作家の一人、海堂尊。「チームバチスタの栄光」の人。

新刊出てました。
海堂 尊
講談社
発売日:2010-07-16



しっかしまぁこの人よう出しますな。2010年だけで「マドンナ・ヴェルデ」に続いて新作2作目。

よーっしゃどんとこい。

ほんとこの人の多作ぶりはどっかの誰かさんに見習ってほしいもんですわ。「鵺の碑」まだすか、京極夏彦。

この人、ほんとすごいのは全部の作品、登場人物や舞台が同じ世界なんだよね。なもんだから「あ、この人がこんなところで」という発見があって楽しいやね。

そういう「サーガもの」好きだし。

今回のは「ブラックペアン1988」という「チームバチスタ」の過去の話のシリーズ。このシリーズの主人公の世良先生はこのサーガの中でもかなり好きだなぁ。現在は極北市にいるはずでその話の続き早く書いてほしいけど。

登場人物は紋切り型だし台詞もくさいところあるけど、もういいの。はっきり言ってだらだらと「ジョジョ」読み続けてるようなもんだしね。

ちなみに「チームバチスタ」のあの人出てきてニヤリとします。

たぶんこの人もう「このシリーズずっと書き続ける」と決めちゃってるんでこの作品だけで話し終わらせるつもりなんてさらさらないんだろうね。この作品の話も「終わってないじゃん」という感じ。ずっと読んでる僕なんかは「ああ、続くんだろうなあ」と思えていいけどいきなりこれ読んだらようわからんだろうなぁ。

少なくとも「チームバチスタ」「ジェネラルルージュ」それと「ブラックペアン」読んでから読むのがおすすめです。