漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

東京蚤の市

2013年06月02日 | 雑記

 もう一週間も前のことになるので、いまさら書くのも何なのだが、先週の日曜日には調布市の競輪場「京王閣」で行なわれた、「第三回東京蚤の市」に出かけた。
 東京蚤の市とは、その名前の通り、骨董市で、可愛らしいアンティーク雑貨がどこかノスタルジックともいえる競輪場に、所狭しと並べられていた。ただし、出店しているのは、各地のアンティークショップだから、特に値段が安いというわけではない。それでも、これだけ様々な雑貨が一度に見れる機会というのは、貴重なので、好きな人にはたまらないだろう。当日はワークショップなども開催されており、「東京活版展」というブースでは、各地の活版印刷所が参加し、活字を拾い、印刷機を使って、活版印刷体験もできるというものもあった。
 その日は、会場内のステージでJesse Harrisさんの無料ライブを見ることができた。ジェシー・ハリスといえば、ノラ・ジョーンズのヒット曲の作曲者としてグラミー賞も受賞しているミュージシャンなので、まさかこんなところで無料ライブが見れるとは思わなかった。しかも、聞くところによれば、ジェシー自ら参加したいと名乗りを挙げたらしい。むろん、主催者側は「『一つ』返事で」お願いしたということだった。ステージは、ジェシーが新宿でうなぎを食べていて少し遅れた(笑)ということだったが、結局40分ほど、ギター一本の弾き語りで聞かせてくれた。心地よいのだけれど、どこか不安になるような、不思議なメロディーを持つ曲が多いような気がした。終わったあと、サイン会があり、なかなかない機会なので、妻はまだ発売前というCDを買って、サインをしてもらっていた。
 会場内で、特に色々と買ったわけではないが、気になったのは、ロシアの古いぺらぺらの絵本。たくさんあったので、いくつも見て、その色彩の不思議な美しさには魅了された。ロシアの子供たちが書いたと思われる落書きなんかもそのままで、よかったのだけれど、迷った挙句買わなかったが、今思うと、一冊ぐらい買っておけばよかった。次は秋に開催の予定とのこと。

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2 コメント

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Unknown (chaka)
2013-06-09 18:54:46
行こうかな~と思っているうちに行きそびれました.千石あたりの小さな小さな雑貨屋さんも参加してるとフェイスブックで見て知っていたのです.京王閣だったですね.競輪を見に行ったことは数回あるんですよ.
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chakaさんへ (shigeyuki)
2013-06-09 23:39:04
chakaさんもご存知でしたか。
すごい人出でしたよ。
雑貨屋さんは、ほんとうにたくさん出店してましたね。
あの日の園内は、普段とは多分、真逆の客層であふれていたと思いますよ(可愛い格好をした、雑貨好きな女子が大半でした)。
ちなみに競輪は....ぼくは見たことがありません。
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