漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

引越し

2014年02月06日 | 雑記
 今月の終わり頃に、引越しをすることになった。
 おかげで、このところずっとなんとなくバタバタしていた。
 今度転居するのは小金井。小金井公園の近くである。野川にもそれほど遠くないのが、嬉しい。
 生まれてから、何度目の引越しだろう。二十回近いんじゃないかと思う。もう引越しは慣れてしまっている。けれども、さすがにもうそろそろ最後にしたいと思っている。一時は、いつかは神戸に帰るのもいいなと思っていたが、もう諦めることにした。海辺に住みたいと思っていたこともあったが、それも棚上げにした。遠くから思いを馳せる。そして時々訪れる。それでいい。
 東京に来てからは、大泉、阿佐ヶ谷、国分寺ときて、吉祥寺に住んだ。結婚してからは、三度引っ越したが、ずっと吉祥寺周辺に住んでいた。だが、ついに離れることになる。とはいっても、電車で数駅だし、中央線には違いないので、さほど大きな変化というわけでもないのだけれど。
 引越しに当たって、荷物を多少は整理しなければならないのだが、どういうわけだが、反対に荷物が増えている。増えているのは、本である。一番増やしてはいけないものだとは思うが、着実に増えている。今度は、ささやかながら自分の書斎が持てるので、これまで本を買うのを我慢していたフラストレーションがささやかな爆発を起こしてしまっているようだ。もっとも、大半が百均棚から拾い上げた文庫本なので、値段は大したことがないし、スペース的にも知れているのだが、この後に及んで何をやっているのだろうと自分で呆れる。ちょっと立ち寄った古書店の均一棚で、今までなら「置き場所に困るし、まあいいか」と思って買わないできていた本を、つい買ってしまうのだ。そうやって、多分、この一、二ヶ月で、少なく見積もっても、50冊以上は増えている。阿呆じゃないかと思う。
 本格的な荷造りは、まだしばらく先だが、それまでにもうあまり本を増やさないようにしないと。