漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

魚石

2005年12月06日 | 近景から遠景へ
 「魚石」というもののことを、昔、聞いたことがある。
 何と読むのか、ここでは「うおいし」として、先に続けたいのだが、正確には知らない。「ぎょせき」かもしれないし、「さかないし」かもしれない。
 さきほどは、どこかで聞いた、と書いたが、それは正確ではない。漫画で読んだのだ。ところが、誰の、何と言う漫画なのだかは、忘れてしまった。確か雑誌で読んだのだと思うが、それも定かではない。内容も、余り覚えていない。ただ、石の中に水と共に魚が閉じ込められていて、石の中で水が揺れ、魚が跳ねる音がするというような漫画だった。磨き上げれば、中の魚が透けて見えるという、とても珍しい石だというような説明があったと思う。
 現実にあるとはとても思えないが、しかしこれは、とても愉しいイメージだ。太古に、何らかの弾みで魚を中に含んだまま石が出来てしまって、中にいる魚は不死となってしまったというのが、魅力的である。中の魚は、生物であると同時に、鉱物でさえあるわけだ。
 そう思って、少し調べてみると、良いサイトがあった。
 やはり、魅力的である。