柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

「人は死なない」を読みました

2011年10月16日 | 
前回の本の紹介は「死んだら終わりではなかった」でしたが
今回は「人は死なない」です
この本は新聞広告に載っていましたので、ご存知の方も多いかと思います

著者は矢作直樹氏で東京大学医学部附属病院救急部部長・集中治療部部長をされています

お医者様ですが、死後に霊が存在するのを確信されています
ご自身に、いくつかの体験がありますが、霊体に関わる多くの本を読まれ
また宗教書にも大変詳しい方です

この本の中で、葬儀社の事も書かれています
独居のお母様が入浴中に発作を起こされ亡くなっています
お体の傷みが激しく、一番故人の扱いにやさしい葬儀社を選ばれた、そうです
救急救命の集中治療室で亡くなった患者さんを見送る経験があり
いろいろな葬儀社の対応の違いを感じていらしたのかもしれませんね
さらに、葬儀社の仕事内容についても
大変な仕事であり、自分たちはささえられている、と書かれています
先生のお人柄に感激です

死を扱った本は良く見る機会がありますが
葬儀社をこのように表現された本は、初めて見ました

科学的な検証がなければ、全否定される学者が多い中
死後の霊体の存在を言われるのは、大変な勇気ではないでしょうか

また東大の救急救命の存在に
多くの医師が非協力的だった状況から
率先して治療に参加するまでの矢作先生の
想いや努力も、知る事ができ
ご本人の生い立ちや趣味にも興味深く読みました

面白かったです