柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

遺影写真を撮りませんか

2011年10月12日 | 私の半径100メートル
女優さんの撮影をされている、丸谷嘉長さんのスタジオに行ってきました
広末涼子、榮倉奈々、小西真奈美、鈴木京香、井川遥・・・・
名だたる女優さんを撮影しているカメラマンが
遺影写真をとって下さると、紹介され
85歳の母を連れていきました

丸谷さんは
一般の方の生き生きとした写真を撮ることを目的とした
スタジオを昨年の11月にオープンされました

予約した時間に伺うと
丸谷さんと3名のスタッフが出迎えて下さり
先ず、母とおしゃべりをして人柄を観察しながら
どんな写真を撮るか、構想をまとめていかれます

カメラの前に座った母に
「今日はかわいい顔をとりましょう!」と言われて
話しかけながら笑い顔を引き出してくれました

「わー、今の顔、かわいいです」
「だいぶ、慣れてきましたね、その顔、いいですね」

いい気持にして下さって、沢山の写真をとり
その中から3枚の写真を選びました

丸谷さんは
「実は父を亡くしたのですが、生前1枚も写真をとっていなかった・・・
葬儀の写真と言えば、どれも決まりきった写真ばかり
もっとその人らしい、生き生きとした写真をとろうと思った」
と話してくださいました

目標は1000人の写真をとること、だそうです

丸谷さんは仕事が忙しく、海外に出かけることも多く
その合間に、時間を作って一般の方の写真を撮っています
「いつ1000人になるか?
生きてるうちに撮れるかな?」と言ってましたが


ご自分のお気持ちから、遺影写真撮影を始めたので
なんと10500円で撮影をしてくださいました

今回の撮影は娘から、おばあちゃんへのプレゼント、なのです
初めは「遺影写真なんて、おばあちゃんが怒るかな?」と
娘は心配しながら、母に声をかけましたが
母は大乗り気ですぐにOK、となりました

父の葬式の時に、これぞ!という写真がなかったから
自分はちゃんと撮っておきたい、と思っていたそうです

出来上がった写真は
本当に可愛く、きれいな仕上がりで
母は大いに気に入ったようです

今までにこのスタジオで、写真をとたれた方は
30代~90代まで、130人位
男性が意外と多く
ご夫婦や親子で撮影された方もいました

さすがプロの撮影です
貴方も女優みたいな気分はいかがですか?

私も予約しようと思ってます


丸谷嘉長さんのホームページ
(http://www.camera-marutani.com/)


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