38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

土用、稲は中干し間近。

2012年07月27日 | 農と暮らしの日記
田植えから6週間、「3週間」の時と見比べると、ずいぶん大きくなった。

ヒノヒカリの栽培指針では、そろそろ中干し。
1週間から十日ほど干し、8月7日が「湛水開始」となっている。中干しも湛水開始も本当なら稲の様子を観察して、「よし今日から!」というのがよいのだろうけど、僕にはそれを判断する眼を持たないから、なんとなく周辺の田んぼが干し始めたら後追いで干す、水を入れ始めたら入れる、というのが例年のならわしだ。



金曜、今日も相変わらず終日の晴天、そして相変わらずの高温。
朝:5時過ぎから枝豆だけ先に収穫、調製、6時半過ぎからみんなで朝ごはん。
午前:7時過ぎから他の野菜の収穫、9時半に戻って荷作り、10時過ぎに市街に出てスーパー出荷。戻ってセットの荷作り。

午後:ごはんのあと、セットの仕上げをして箱詰め、さらに伝票書き、15時過ぎから30分ほどこの夏初めての昼寝。
16時頃から畑に出てオクラの草刈り。通路側は大雑把に刈り払い機では刈ってあったけれど、蕪間や条間の草が収穫の邪魔になってきたのでようやく着手。一部の株の草勢が弱く、JAの指導員さんに尋ねたら、おそらく肥料切れとのことで、「すぐに効くナントカカントカとか液肥とか」とお勧めされたけどなじみがないので、とりあえずすぐには効かない油粕を播いておく。

蚊が出てきてどうしようもないのでオクラの草刈りは2時間ほどで休止し、刈り払い機で隣の畑の草刈り。
19時あがり。

夜:土用の丑の日なので、わが家の食卓も鰻。
シラスウナギの不漁で高騰している養殖ものではなく、天然の鰻、おなじみの大阪湾・泉大津産



スーパーのちらしにも鰻が溢れている。
けれどやはり品薄・高値の影響か、今年は「土用の牛!」とか言ってステーキや焼き肉をお勧めする店や、「うのつく食べ物を」と「瓜」科に属する胡瓜、南瓜、奈良漬などを並べて掲載している店もある。

うちがスーパーに並べる野菜もPOPで便乗してみるかと考えてみた。
「江戸の庶民に鰻は高嶺の花だったので、色や姿の似ている長茄子を土用に食べました」とかは真に受ける人がいるとまずいから、「西洋では土用にピーマンを食べる習慣があります(エープリル・フール)」とか、薫に言ったら即座に却下された。意味不明だからだろう。

西条市でも鰻の養殖がおこなわれている。
地方ニュースによると、そこも稚魚の不足で例年の何分の一かの出荷しかできず、今後は鰻に替わるものとして「どじょう」養殖の研究を始めているそうだ。
コメント
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