38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

金環に近い日蝕、西条でも。

2012年05月21日 | 農と暮らしの日記
野菜セット用に収穫してきた空豆とズッキーニ。
5月下旬といえば、こんな季節である。どちらも出端、だけれどそうそう長くはない、ということがわかっているから、惜しげなくどんどん採ってどんどん出す。

何度か書いていると思うけれど、今年は空豆の調子がいい。
3粒莢が多いし、病気のような株が極めて少ない。そして、豆の仕上がりと出荷量とがいまのところうまくかみ合っている(ま、これは早晩崩れるはず)。



月曜、日本中が「日蝕」で盛り上がる一日。曇り時々晴れ。
当地はぎりぎりで「金環食」は見られない地域に入っていて、それでも「ほぼ金環食」が観測できそうなので、あれこれ忙しい。

朝:5時過スーパー出荷分の荷作り。
6時からごはん。飯岡小学校はとくに「日蝕」に対応した登校態勢をとらないそうで、ところが真は栽培委員会の仕事で集団登校より早く、7時前に家を出た。みんなと一緒に集団登校なら、僕はそれに着いて行って安全確保をしようと思ったのだけれど、真がひとりで登校するのであれば本人が気をつければ済むこと、ひとりで行かせた。その間に僕は市街に出てスーパー出荷。

午前:スーパーからの帰り道がちょうど日蝕の「金環食」近似の時間帯になった。
7時20分過ぎから7時半過ぎ頃。となれば小学校の登校時間帯でもあり、帰路はスクールゾーンを避け、薄暗くなってきたからスモールランプを点灯して大きな道を回って帰る。

帰宅すると、集会所のところで中学生が自転車で互いに待ち合わせしている。
この歴史的な天文ショーを意に介さない雰囲気だから、それはもったいないと、うちにあった日蝕観察めがね(何年か前の部分日蝕のときに通販で買ったもの、真に3つ持たせた残りの1つ)を持って走って行き、「日蝕見た? これで見てみ~」と渡すと、「わー、すごい見える~♪」と喜んでもらえてよかった。次に見られるのは何百年後とかいっても、彼女たちの年頃だと「これが最後のチャンス」みたいには思わないのだろう。

若さですね。
日蝕と若さとどっちが素晴らしいかと聞かれると困るけど、誰にも聞かれなかった。



さて、日蝕は雲間が奇跡的に晴れて、まずまず観測できた。
木漏れ日が金環風情になったのも写真に撮ったし。真たち飯岡小学校の子どもたちもみんなで観察したようだし、渚も朝練の合間に学校で見たらしい。ただでよいもの見せてもらいました。大きな事故などもなかったようで、なにより。



午前の続き。
野菜セットの収穫1時間ちょっと、戻って荷作り、薫が市街出荷・配達、残りのセットを僕が仕上げ。

午後:遅い昼ごはんを食べ、宅配便の荷造りも仕上げたら15時頃。
ひと段落して畑に出て、明朝のスーパー出荷分の収穫。空豆、リーフレタス、ブロッコリィ、ズッキーニ、キャベツなど。

<本日の野菜セット>例
新玉葱、葉付き抜き大根、キャベツ、はくさい菜、玉レタス、リーフレタス、ズッキーニ、空豆。
セットによって他に、新じゃが(キタアカリ)、ジャンボ絹さや、などから。


コメント
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