38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

幸せます、喜びます。

2012年05月16日 | 農と暮らしの日記

トンネル栽培のキタアカリ。
数日前に試し掘りをしてみたらご覧の通り、芽掻きをしていないから小さい芋もたくさん付いてしまっているけれど、それもまたよし、3株掘って3.5kgあった。まだ葉も枯れていないから、いまどんどん掘ってしまうのはもったいない。セットも、いまはまだ他の野菜がたくさんあるから急いで芋を掘る必要もない。ただ、梅雨に入ってしまうと掘り時を逃してしまい、うっかり梅雨明けまで掘らずに置いてしまったりすると、炎天下の芋掘りはなかなかつらい。もったいない、くらいのうちに掘っていくほうが、おそらく懸命。
わかってはいるのだけれど。



水曜、セットはお休みの曜日。終日の晴天。
朝:少しゆっくり6時前起き、先に家族そろって朝ごはん。
午前:スーパー出荷分を収穫して荷作り、9時過ぎ、開店直後にようやく出荷、陳列。今日はサンチュ、わさび菜、キャベツ、スナックえんどう、プチ・ブロッコリィ。キャベツは「花芽ができ始めて芯の部分が多めです」とPOPに書いてあるけれど、単価はうちの通常定価300円/kg、1個128~148円でよく売れている。わさび菜も好評。帰宅して作業場の片付け、机しごと少し。

昼前に畑に出て、空豆周辺の草の刈り払い。
次いで、玉葱の収穫。極早生の収穫が終わり、入れ替わるように早生の葉が折れ始めた。極早生より大玉に育っていて、野菜セットの貴重なメンバーになってくれそう。最後に30分ほどで春じゃが芋の草とり。「インカのめざめ」の隣に植えた1列が何の品種かわからなくなったので通称「なんかのめざめ」。もう花が咲き始めている。

午後:二番手の胡瓜の種をセルトレイに播く。
その他、青紫蘇、モロヘイヤも。バジルは自家採種した種が小さくてセル播きは大変そうだったから、庭の片隅に地床を作り、バラ播きにした。

夕方:17時過ぎから明朝分の一部収穫。
小松菜、キャベツ、わさび菜、ファーベ(西洋空豆)、リーフレタス、など。



携帯ラジオは、昼の番組「はちまるちゃん」が山口・防府からの生放送。
そこで、「~していただけると幸せます」という方言が紹介されていた。標準語なら「~していただけると幸いです(あるいは、うれしいです)」という意味だろう。防府ではこれをブランドとして商品化などに活用しているという。

会社員時代、山口にも毎年何度か仕事で行っていた。
けれど、この「幸せます」には気づかなかった。防府の人とも何度も飲んだのだけど。有名な「ぶち(とても)、○○」とかは普通に聞いていたけど。なんか、いい感じですね、「幸せます」。

お隣の島根にもよく東京から出張していた。
そこではいつも、「~して頂けると喜びます」を聞いた。これは話し言葉だけでなく、公的な依頼文書みたいなものにも、「なお、同封の書類にご記入のうえ、○月○日までにご返送頂けると喜びます」などと書いてあって、「そんなに喜んでくれるなら早く送ろう!」と思ったものだ。
コメント (6)
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