38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

うちの小麦、隣の裸麦。

2012年05月08日 | 農と暮らしの日記
小麦は花が咲いて散って順調に生育中。
生育初期の畑を見ている頃は、かなり薄播きになってしまった、失敗したと思っていたけれど、いまの段階で見るとさほど薄い気もしない。でもたぶん薄いだろう。収穫して選別して計量してみないとわからない、というのが素人の辛いところ。あとひと月。

奥のほうに見えるのはお隣の裸麦。
こちらはうちの小麦より早く、5月中に刈り取られるはず。この数日で急に色づいてきて、いわゆる「小麦色」になるのは秒読み段階だ。秋の水稲の黄金色もいいけれど、これからの季節の「麦秋」もしみじみしてしまう。二十歳を過ぎて「麦秋」という言葉を知り(それはきっと小津安二郎だろう)、それをこの目で見て「あ、これか」と思ったのは大学4年のとき、東海道新幹線の車窓が初めてだと思う。就職活動でスーツ着て連結器あたりのドア際に立っていて、どこを走っていたのかはもう忘れたけれど。

そうだ、「車窓」のことはまたいつか書こう。
会社員時代には全国各地の鉄道を利用して、車窓の記憶はあまたある。こんなの書き始めたら本一冊で済まないからすぐには書き始めないけど。いまの学生とか若い人たちは、どこかに行くたびにデジカメ(死語?)で写真を撮っているだろうから、「車窓の思い出」とかをすぐにwebに載せられそう。僕の勤め人時代はまだカメラがアナログだったから、紙の写真を引っ張り出さなきゃいけない。

でも、どっちが大変だろう。
紙の写真を現像したときにくれる24枚入りアルバムを納屋の隣の部屋に置きっぱなしの段ボール箱から引っ張り出すのと、デジタルの(だから死語だって)カメラで撮ったデータを前のPCから抜きとったハードディスクから探すのと、どっちが大変?



火曜、晴れ。
朝:5時過ぎから収穫1時間半ほど。戻って朝ごはん。
午前:市街スーパー出荷、セット荷造り。薫が配達。
午後:残りセットの仕上げ、畑に出てトラクタであちこち耕耘。
夜:薫は中学校のPTAの会、3人で晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
小さい大根、新玉葱、葉なし蕪、大根まびき菜、ブロッコリィ、キャベツ、玉レタス、サンチュ、スナックえんどう、絹さや。
セットによって他にサニーレタス。

コメント
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