38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

ありがたい、地下水の恵み。

2011年02月15日 | 農と暮らしの日記
また雪の写真、だけれど今日のではなく昨日。
現在は県立西条高校になっている西条藩の陣屋跡のそば(祭りのときは「御殿前」と呼ばれる)を野菜セットの配達途中に通ったら、降りしきる雪のなか、お堀から湯気が立っていた。まるで雪国の露天風呂……。お堀の水は「うちぬき」と呼ばれる地下水。うちぬきは気温にかかわらず四季を通じてほぼ水温が一定で、お堀の水そのものは地上に出て気温に左右されるから一定ではないと思うけれど、やはり気温との差がかなりあるのだろう。ただ、冬の朝はいつもこんなふうなのだろうか。僕自身は“裏口”から通っていたので記憶もない。

うちの家も水系は違うけれど地下水を使っている。
以前は冬に根菜類を洗うのも水道水だったので冷たくて大変だった。それが地下水ならまるでお湯を使っているくらいに温かく感じる。台所仕事をしている薫は同じ水を「冷たい、冷たい」と言っているから、おそらく気温との「差」が温かく感じさせるのだろう。といっても部屋の中もこの冬は10℃以上になったことがない(部屋の空気を暖める暖房器具は朝の30分ほど石油ストーブを焚くほかは使わないので)。室内でじっとしているより外に出て日に当たったほうがよほど暖かいくらいだ。なお、地下水は使っているときは温かいけれど、外気に触れれば当然冷めるので、野菜を洗ったあとの軍手はすぐに脱がないと手が凍るし、野菜そのものも洗うときはよくてもそのあと袋詰めするときに触わると冷たくてつらい。朝の洗濯ものも干すときはかなり冷たいようだ。



火曜、昨日の雪は雨になって朝方まで続き、その後は曇り、昼頃からようやく少し晴れ間が出た。
朝:6時過ぎからごはん。8時過ぎに市街に出て保育園納品、スーパー出荷。
午前:セットの配達は薫に行ってもらい、僕は温室づくりの続き(まだやってる……)。引き続きPOシートを留める平桟の取り付け。
午後:続き。途中でドリルが折れて買いに行ったりして予定ほどはかどらず、なんとか平桟すべて付け終えるまでで18時、日没終了。



雪の多いこの冬、あちこちのブログにも雪景色が。
飯岡小学校の「雪の日」。「西条異景」さんの「伊予小松駅」

<本日の野菜セット>例
里芋・じゃがいものいずれかまたは両方、人参、大根、まびき大根、蕪、赤蕪。葉ものは昨日とほぼ同じくセットにより、小さい白菜、小松菜、水菜、チンゲン菜、などから。
コメント
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