38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

降り始めたら、降る降る。

2009年06月30日 | 農と暮らしの日記
藤田家族の田んぼ、今日のようす。
土曜に植えてその夜に雨、日曜は一時雨、そして月曜の昨夕からの大雨が今朝(火曜)まで続き、さらに日中も降ったりやんだりの梅雨らしい空模様で、田んぼの水嵩(かさ)もご覧の通りたっぷり。というか、田植えのあと、もともと深めに水をはってあったので、そこに降雨による水深の増加がちょっと加わったていどですが。

ただ、この水の深さでいいのか悪いのか。
雑草の発生を抑えるためには田植え直後は水没して酸素不足で枯死しないよう5cm前後、その後少しずつ深くして10cm程度で1か月ほど保つと効果が大きいというようなことが、いろいろな本などを読むと、平均してそのくらいの目安が書かれている。

しかしそれは、深水管理を前提にいわゆる「成苗」に育てて植えた場合。
うちの場合は就農4年目の今年もまたJA購入の慣行栽培の機械植え用の苗なので、5cmの深さでもあっぷあっぷしている。昨年までもそれくらいの深さになって水没していた苗もあり、それでも生き延びていたからたぶん大丈夫だろうというのんきな気分で、とりあえずこの深さなのである。これよりプラス1cmを超える水は排水されるようにはしてあるが、さてさて。毎日何度か苗の様子を見ながら、水深は調節していく予定。



野菜セットの多い火曜。予報は曇り時々雨。
朝:昨夜の雨は未明に一応あがり、5時半から収穫約1時間。用水路があふれてうちの畑(田んぼ)にも水が入ってきているが、大雨の時はいつもこうなので仕方ない。少しでも水の流れをよくするために水路内のところどころに生えている草をとっておく。戻って朝ごはん。
午前:追加の収穫2時間。並行して薫がセットづくり。今日は種類がちょっと多いのと、雨で収穫の速度が少し落ちたのだろうか、いつもより時間がかかり、新居浜方面への配達は昼ごはん抜きの13時出発。帰りに買い物20分で15時半戻り。かなり遅い昼ごはん。下校してきた真がそのご相伴でおやつ(トマトスパゲティだ)。

午後(というか夕方):16時から机しごと少しと、家の中のあれこれの用事(雨でも降ったらしようと思っていたことが山積みなので)。18時半から、近所の商店に宅配便用の段ボール箱をもらいにいき、そのまま明朝分の一部収穫、さらに買い物少し、最後に渚と真のバレーボールお迎えを珍しく車でしてやり、20時帰宅。晩ごはん。

雨は夕方から夜にかけてずっとあがっている。
予報では今夜も降り、明日は午前中が曇り、午後からまた雨。昨日の雨量が約20mm、今日も同じくらい降ってすでに累計40mmを超えているようだ。月末にまとまって降り、データ的には6月の雨量は「ちょっと少なめ」くらいに書き留められるのだろう。畑の上の感覚では、この6月は「異常な少雨(というか雨なし)」なのだが。ま、あの水やりの日々の厳しさは体が覚えているはず。記録より記憶に残る少雨、か。



<本日の野菜セット>例
キャベツ、茎ブロッコリィまたは側花蕾、茄子、ピーマン、やや辛とうがらし、トマト(ミニ、中玉、大玉、調理用から)、いんげん(平莢と丸莢)、胡瓜、ゴーヤ(初物)、ズッキーニ、ひゆな(初物)新じゃが(レッドムーン)、などから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする