38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

終日の雨、小麦脱穀。

2009年06月10日 | 農と暮らしの日記
これは先週末頃のセットの例。
左上のブロッコリィから反時計まわりに、キャベツ、人参、ズッキーニ、じゃが芋2種、茎ブロッコリィ、島にんにく。本来ならこの季節、まあまあ野菜が揃う時期のはずなのだが、今年はセットを組むのにとても苦労している。

それぞれの野菜の状況は……。
ブロッコリィはほとんど終了。4~5月の高温のせいだろうか例年より前倒しで仕上がってしまったこと。そして、メインの花蕾をとったあとの小さな脇芽(側花蕾、うちでは「プチブロッコリィ」と名付けている)も昨年はまあまあとれていたのが、今年は水不足もあるのだろう、良品がほとんどとれない。茎ブロッコリィも同様。

キャベツは株数はあるけど全体にこぶり。
これも水不足のせいかなと思う。人参は春播きのものの発芽が悪く全体量が少ないのに加えて、成育も遅く、またネキリムシの被害もあって例年の1/3か1/4ほどしかない。ズッキーニはこの季節の貴重な果菜だが、これも少ない。わりと多めに作付けたのに、それらが根こそぎウリハムシにやられた。寒冷紗などで防除するのを少し怠ったのがそのまま結果に出た。

じゃが芋はネキリムシの被害。
芋が太る前に地際の茎を食いちぎられ、知らないうちに株ごと消滅してしまっている。この異常を発見するのが遅れてしまい、気が付いたら畑が丸裸、収量は例年の何分の一か、とにかく壊滅的という状況に近い。にんにくは例年あまり大きくならないので、こんなものかもしれない。写真の島にんにくはそもそもが小さめの球らしいけれど、それでもちょっと小さくて使いにくい。ただ、香りは強い気がする。



水曜、梅雨入りから一夜明け、予報通り未明から雨。
朝:5時半頃から収穫、戻ってごはん。
午前:来客予定が急遽延期となり、それならと、収穫してある小麦の脱穀。穂先を摘み取ってキャリーに詰め込んであるのを手でこそげ落とす感じで、完全に人力の作業。ちょっとたまったところで唐箕にかけて籾殻との選別。
午後:雨が降り続くので、引き続き小麦の脱穀と選別。夕方、明朝ぶんの収穫少々。18時半頃から晩ごはん。
夜:19時半から市街でゆうき生協の地区会運営会。6~8月頃の活動予定の話し合い、その他。21時半終了、雨はほとんどあがり、22時前に帰宅。



明日からはまたしばらく傘マークがない。
梅雨入りしてもまとまった雨がないだろうという予報がずっと以前から出ており、これは織り込み済み。しかし、猛烈な雨が急に降るという可能性は近年高まっており、いつどんな雨が降るかはわからないそうだ。周辺の田んぼにはかなり水が入った。そろそろうちも代掻きの段取りをしなければならない。
コメント
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