38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

冬の人参、ついに終了。

2007年04月09日 | 農と暮らしの日記
写真は、じゃが芋の畑。
3月の頭に植えて、左側の男爵はほぼ芽が出そろい、右手のメイクインは、「この感じなら、芋が腐ってしまったんじゃなくて、やっぱり男爵より全体的に発芽が遅いんだなー」と安心できる程度にまで(去年もそうだった)、ちらほらと発芽が進んできた。

それにしても、この畑はスギナがすごい。
別のじゃが芋畑は蓬(よもぎ)がすごくて、そちらは除草を兼ねて摘み、それを野菜セットに入れたりしているけれど、スギナはさすがに値段をつけにくい。「かき揚げがうまい」とか「干してお茶にする」とか聞くが、いまのところ、我が家では”雑草”。(ただし、土筆(つくし)はセットに入れてます……)



で、本日のタイトルの「人参」である。
このブログにおける登場回数では最多と思われるこの人参(僕が好きだから)、ついに今日で出荷が完全に終了した。昨年の7月と8月に播いて、秋、冬、春と実に半年間も”天然の野菜庫”である畑でじわじわっと生育(~老化)してきた。「この量でいつまで出荷できるんだろう(冬のあいだ、もつのか?)」という当初の心配から、やがて「まだ残っているけど、いつトウが立ってくるのだろう。もしかしたら、暖かくなってくると腐ってしまうのか?」という不安へと、微妙に変化していく僕の胸の内をよそに、ありがたくも、なんとか出荷にたえる状態で桜の季節を迎えることができた。

これはたぶん、”ラッキー”なんだと思う。
人参は畑で生きたまま安定した品質を保っていてくれるということにかけては「優等生」的な野菜なのかもしれない。それでも、今回の秋冬人参は「うまくいったなぁ」と思う。生育途中の「まびき菜」「まびき人参」から始まり、土を固くしてしまった失敗により、まびきが不完全なまま迎えた最盛期(11~1月頃)にも、大きいものは保育園の給食に、中くらいのものは生協や野菜セットに、小さめのものはスーパーにと、それぞれ販路があった。おかげで、いま我が家の台所にも在庫はない。



今日も起きてすぐに収穫に出て、朝の出荷。
一日中、あちこちで除草や水やり、畑の片付けのためのトラクタ作業など。

新学期は傘の列、というのが例年の風景だが、今年は晴れのハレの日。
今週も乾燥した日が続く予報。
コメント
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