38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

じゃが芋、植え付け開始。

2007年03月03日 | 農と暮らしの日記
いよいよ、じゃが芋を植え付け。
昨年は研修先でしていたように、トラクタで耕したままの平らな畑に芋を植え、その上を地下足袋で歩きながら覆土した

今年は畝を立ててみた。
去年のやり方がいけなかったというわけではないのだけれど、圃場がもとは田んぼだし、その場合はまわりの人たちは畝を立ててやっているので。

手順は僕なりのやり方。
トラクタで耕耘して平らにした畑に、150cm幅で管理機を入れる。その幅広の畝に2条に、株間30cmでじゃが芋を植えたあとで、2条の中間、つまり150cmの畝の真ん中に再び管理機を走らせ、結果的に畝間75cmにする(写真)。このとき、溝を切って跳ね上げた土で両側2条の芋に覆土するかたちになる。この際の畝は低めに。芽が出てから土寄せするときに、しっかりとした畝になるように土を残しておく。

じゃが芋植えは子どもたちも手伝う。
子どもの農業体験というと「芋掘り」がよくニュースなどになっているけれど、掘るより植えるほうが、子どもには向いているように思う。芋掘りはたしかに達成感があるし、収穫した芋を持って帰ったりそのまま焼き芋にしたりしてイベント性があるのだけれど、芋掘りは意外と力もいるし、こつもある。結果的に、子どもはたいして役に立たない。

うちのように一人前に働かせたい場合は、「植える」作業に子どもを使う。
決まった間隔で芋を土にさしこんでいくだけだから、力もたいしていらないし、植え方もそれほど厳密なものはない気がする。芋掘りの場合は掘った芋がそのまま「商品」になるので扱いも慎重にしてもらわないといけないけれど、植えるときはさほど神経を使うこともない。

というわけで、順調に作業は進行。
大人ならさらに作業は早い。約30mの畝を往復すると約200株を植えることになるが、1株1秒でリズムよく動けば約3分。畑全体に植えてから管理機で一気に覆土するので、あっという間に植え付け終了。

ついでに人参も少し播く。
夜は市外の実家で桃の節句を祝う。
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