38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

壬生川で、イタリアン。

2007年04月01日 | 農と暮らしの日記
スパゲティは、「アマトリチャーナ」。
ベーコン、オニオン、赤唐辛子のトマトソースで、”怒りん坊”という意味だそうだ。手前の皿は、水菜とあったかきのこのサラダ。しめじ、白しめじ、えのき、しいたけが入っている。そして、「石鎚産ポーク肉のソテー ローズマリー風味」。

藤田家族の食卓から」、ではない。
なんと、”料理教室”に薫と二人で参加してきたのです。「西条市 食の創造館」という施設がオープンすることになり、そのプレイベントのようなかたちで、市内・近郊の著名なシェフやパティシェら(たぶん。ちょっと未確認です)による日替わりの指導を直接受けられるというもの。施設内にある「キッチンスタジオ」に約30人が集まり、5班に分かれて上記の3品をつくった。写真は僕たちの班の作品(メニュー、レシピは共通です)。

で、今日の講師は「MARUBUN」の真鍋明シェフ
JR小松駅前の本店のほか、松山でもダイニングキッチンやピッツェリアを展開している社長さんでもある。……と聞くと緊張してしまいそうだが、さすが多くのファンを持つ人気店を率いる方だけあり、限られた時間に盛りだくさんの内容なのに、スタジオ内にゆったり和やかな雰囲気を生む進行ぶりで、「食べる」だけでなく「料理する」楽しさもイタリアンの魅力かも、と再認識した時間であった。「藤田家族」のイタリアンは全体的にあっさり系だが、今日みたいな”こく”のあるのもおいしい。

食後にはロビーで「コムコムカフェ」(ホテルひうちつどい)の水出し珈琲。
ぜいたくな半日だ。足がJRの各駅停車というのもよかった。伊予西条~壬生川(にゅうがわ)往復520円。車窓はあちこちに五分咲き前後の桜、桜、桜。ま、どちらかというと僕はそれより、あちこちの畑の力強い玉葱、玉葱、玉葱、に目を奪われ、うちの玉葱(になる予定)の可憐な?姿を思って、先ほどまでのぜいたくな気分に若干の陰が生じたのだが。



戻って、日没まで収穫と荷造り。
ほぼ一日、湿った曇り空だったのが、ついにポツポツと降り始め、濡れながら、ほうれん草、レタス、キャベツ、ねぎ、人参などをとる。ついでに、育苗用の土も畑からふるって帰る。

そんなところへ、お客さんあり。
スーパーなどに出荷しているうちの野菜を見て、「ほかにも何かありますか?」とわざわざ訪ねてくださった市内の方で、いまとってきたばかりの泥だらけの野菜あれこれを、「そのままでいいです、いいです」とたくさん買ってくださった。朝から夕まで、出会いのある日というのは、こういうものなのかもしれない。



雨はいったんあがったが、今夜もまた少し降る予報。
新年度の新しい一週間が始まる。
コメント (1)
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