38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

里芋の植え付け。

2007年04月06日 | 農と暮らしの日記
写真は蓬(よもぎ)の「ちぢみ」と蓬パン。
じゃが芋畑の”雑草”として生えてきたもので、摘み取って野菜セットに入れたり、こうしてうちの食卓に載せたりと、”雑草”ではあっても”害草”ではなくかなりいい感じの”益草”である。じゃが芋にとってはどうだかわからないけれど。



朝は納品・出荷、午前中は野菜セットづくり。
その後、昨日マルチを張ったところに里芋の植え付け。本当は数日そのままおいて地温を高めたところに植えようと思っていたのだが、春の天気はどうなるかわからないので、とりあえず植えてしまって、それから地温が高まるにつれて発芽の準備を始めてくれればいいかな、という、ちょっと適当だけど「えいやっ」という感じで。

マルチを張った畝への植え付けは次のような手順。
まず、マルチに包丁で穴をあける。今回は株間を30cmとしたので、初めはその間隔を「さくり紐」(30cmごとに印をつけてある紐。神奈川での研修卒業の日、師匠の相原さんからいただいたもので、いわば藤田家族の”家宝”である)で測ろうと思っていたのだが、「マルチそのものに、きっとそういう目盛りの代わりになるものがあるに違いない」と思いついて調べてみたら、ずばり、あった。

それはマルチに印刷されている商品名のロゴ。
今回使ったのは「ノーポリ」というブランドの「サンポリ」というマルチで、その文字が繰り返し印刷されている。それを測ってみたら、「ノーポリ」の小さいロゴマークから「サンポリ」の「リ」の字までがちょうど30cm、そこから次の「ノーポリ」のロゴまでが30cmだ。よっしゃ! これでいちいち測らないで済む。さすが、農業資材というのはよくできている。

そこで、包丁片手に穴をあけて歩く。
「ノーポリ、サンポリ、ノーポリ、サンポリ……」とひとりつぶやきながら包丁を地面に突き刺して歩く男がひとり。あやしい。まあこれがわけのわからない名前だからまだよかったかも。ブランド名が「フジタ」とかだったら、「フジタ、ぶすっ! フジタ、ぶすっ!」……。ちょっとこわい。こわくないか。

穴をあけたら、そこに芋を突っ込んでいく。
覆土が5~10cmくらい必要だというので、思いっきり差し込むのだけれど、包丁で切った小さな穴からなので、それほど深く押し込むことはできない。ちょっと浅めの覆土で、まあこれも適当ながらよしとして、どんどん植える。



春の人参をまた少し播く。
時期的にはもうぎりぎりかもしれないし、まだまだ播けるのかもしれない。が、とりあえず、うちとしてはこの春最後の人参のつもり。収穫は7月から、うまくいけば8月いっぱいまで。



週末は当初の雨模様の予報から、まずまずの好天の見込み。
桜はまだ大丈夫のようだ。
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蓬(よもぎ)の香り

2007年04月06日 | 藤田家族の食卓から
蓬(よもぎ)の「ちぢみ」と蓬パン。
まさに春の香り、あれこれの工夫で楽しめる野の恵みである。(敏)
コメント (2)
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