38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

人参出荷、最盛期。

2006年07月11日 | 農と暮らしの日記
まとまった量の人参の出荷。
4月始めに播いた人参が、ちょうどいま全盛のときを迎えているように思う。間引きが不十分だったが、窮屈な空間のなかでもそれなりに太り、また地中に伸びて人参らしい姿に育っている。

人参、キャベツは間もなく終わり。
量的にはまだまだあるのだが、高温多湿で余命を縮めているはず。キャベツはともかく、人参が畑にない季節というのは、ちょっと寂しい。スーパーはもちろん、有機の農産物を扱う生協などでも人参は産地リレーで年間確保されているのではないだろうか。7月中には秋冬の人参を播く。それが仕上がるまでの空白をいかに短くするか。「食卓を預かる」ことを目指す菜園としての大きな課題だ。



午前中、諸々の収穫と荷造り、配達。
今日も野菜セットと単品大量があわさった出荷で、メモ書きがないと頭がこんがらがる。何度も何度も品目と分量を見直す。その日ぶんの出荷の内容くらい、一度頭に入れれば大丈夫というくらいの記憶力があるといいのだけれど、本当に僕は記憶が苦手だ。畑についても、そう。目の前の野菜が、いつ植えた何という品種だったか、家に帰って記録を見ないとダメ。この点でかなり農業の適性は低いけれど、まあこれは言ったってしょうがない。だからせめて、このblogも含めてあれこれ「記録」をつける。そのときどきの空気とともに。

午後、生姜、つるむらさきの草むしり、秋冬向けの畑の耕耘。
夕食後、枝豆の草むしり。

明日もまだ梅雨空の予報。
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梅雨末期、夏越祭。

2006年07月11日 | 農と暮らしの日記
夏越、なごせ。「わごせ」とも言うようだ。
簡単に言うと、夏を無事に乗り越えられるようにというお祓い、だろうか。

実家のすぐ近くの河原が会場だったので、小さい頃は毎年行った。
待ち遠しい年中行事と言えば、秋祭りは別格中の別格で、冬は正月、クリスマス。夏は花火大会と、この夏越、だったような気がする。

おそらく、20年ぶりでは済まない、久しぶり。
高校生のときはたぶん、行ってないだろうから。夕方6時頃から、”出張”してきた神社の前に縄の門のようなものが設けられ、これをくぐる。そして、予め「自分のからだで治したいところ、心配なところ」をさすっておいた「人形(ひとがた)さん」にお賽銭を包み、お参りをする。今回は渚と真と僕の3人で。

お参りのあとは、出店で買い物。
今年は20軒くらいの屋台が出ている。たこ焼き、風船、りんご飴、アイスクリームといったおなじみの顔ぶれ。子どもたちが”おばあちゃん”にお小遣いをもらったので、お土産を兼ねて「せとやき」を1つ。卵まるごと入りミニお好み焼き、というようなもの。200円。



日中、いろいろな出荷。
個人の野菜セット、生協、施設の給食。まとまった分量の単品も、少しずつ種類をたくさん入れられるセットも、それぞれに荷造りは楽しい。畑にたくさん野菜があるから。春先の出荷につきものだった「足りなかったら、どうしよう」という心配があまりない。要するに、概して余り気味。ほんと、夏は野菜も草もどんどん育つ。

梅雨はどうやらまだ明けていないらしい。
明日も曇り空の予報。
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