38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

トマト、わりと順調。

2006年07月05日 | 農と暮らしの日記
とりあえず雨は落ちていない夜明け。
ドイツvs.イタリア戦の前半終了後、収穫に出る。

キャベツを約30個と人参少々。
ラジオで延長戦の2ゴールを聴きながら調製、荷造りを済ませ、朝食後に配達に出る。戻るとニュースは「北朝鮮ミサイル」一色。

午前中、トマトの支柱補強の続き。
このところ大玉、中玉とも好調で、完熟に近づいても裂果は少なく、花房も4段、5段としっかりと実を膨らませている(写真)。

午後、草の目立つ畑で鎌を振り回す。
胡瓜、ゴーヤ、モロヘイヤ、枝豆、生姜など、野菜の成長も著しいが、草も負けてはいない。「草は大変じゃのう」と近所の方が笑いながら通り過ぎる。地主さんが見れば、もはや許容限度を超えているはず、なのだが、実際手が回らない。少しずつでも手を入れて、「草刈りをするつもりはあるようだ」と受け止めていただけるようにしなければ。とてもレベルの低い課題だけれど。



先日、市内の方から電話で問い合わせあり。
「そちらの野菜を買いたいのだけれど、水都市ではいつもどの辺りに品物を置いてありますか? いつ頃行けば買えますか?」というもの。「すみません、まだ作付けが少ないので毎日出しているわけじゃないし、当日の朝どりを基本にしているので出荷の時間が遅く、あいている場所に置くしかないという感じです。開店する7時前後には行くようにしているんですが……」と答える。

水都市は、売れ残れば持ち帰らなければならない。
お客さんが決まっているわけではなく、その日その日、そのときどきの野菜そのもので勝負(という言葉はあまり使いたくないけれど)しなければならず、天気の影響も大きく受けるし、個別包装の手間もかかる。だけれど、僕はこのマーケットを大切にしたい。「地産地消」というまでもなく、そのとき「食べたい」と思った野菜を、近くの畑で採れたものから選ぶ。値段で、量で、見た目の鮮度で。そんな買い物ができる西条の人たちは、幸せだと僕は思う。



雨は、なんらかのかたちで、いつかは降る。
このところ毎日、そんな天気。予報はあまり意味がない。だけど、雲の様子を気にして、なんとなく本腰を入れて大きな作業をする姿勢にならず、ちょこまかと細切れに動き回る日々。こういうのも、意外と疲れます。
コメント
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