38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

シミズさん、ゴーヤです。

2006年07月13日 | 農と暮らしの日記
ゴーヤが成り始め、今日、初出荷。
つるのからんだ胡瓜ネットに近づくと、独特の香りがする。去年、研修先の相原農場ではよく朝食前にゴーヤの収穫があり、「炊きたてのご飯」の香りのように感じられてお腹がグーと鳴りそうだった。が、兄弟子研修生のシミズさんはゴーヤが苦手。そういえば、「沖縄で飲んだらゴーヤの刺身が出るんですよ」といって嘆いていた。そんなゴーヤがうちでもいよいよ出荷か……と感慨に耽る僕である。



午前中、個人と給食の配達。
給食用のなかに「ピーマン1.3kg」というのがあり、実はこれがどれくらいの量になるのかピンと来なくて足りるかどうか不安だったのだが(ピーマンって重いのと軽いのと、見かけではわからないので)、意外に少ない量だったのでひと安心。給食の施設(市内の保育園)は今日バーベキューをするとかで、その他の野菜もあれこれ別枠で注文してくださった。

家に戻って田んぼの水入れ。
をしようとポンプを回したら、なんと稲作の田んぼの隣、里芋を作っている田の水口のパイプが吹き飛んで水が噴出。田んぼのほうの水栓を開けるのを忘れてポンプの栓を開けたのが原因で、その水圧が一番弱いところに襲いかかったらしい。僕の使わせてもらっているところのでよかった……。よその田んぼの水栓を壊していたら……と思うと恐ろしい。暑さのせいかな、気をつけなければ。吹き飛んだパイプはよく見ると割れてしまっており、塩ビ用接着剤を買ってきて応急処置。ひと夏もってくれるといいけど。

昼前に出荷先の保育園へ。
なんと「野菜を届けてくれている藤田さん」ということで園児の前で紹介してくださるというので、シャワー浴びて着替えして、髭まで剃って出かけたのである。

畑から小道具も持って行き、挨拶。
年少組の部屋では「これは何の野菜かわかる?」と、葉だけ見せて尋ねる。「にんじーん!」と、わりとみなよく知っている。年中組ではトマトの脇芽を見せたが、これも畑でおなじみなのか、反応が早い。そこで(というわけではなくて準備していったわけだが)年長組では、ある野菜の花を見せた。さすがにこれはわからないようだ。僕もこんな花が咲くなんて知らなかった。答えはレタス。ちょうどいま咲いている(って、そんな花が畑に咲いていてはいけないのである。手が回っていない証拠)。今度このblogにも写真載せてみます。

午後は里芋の除草とジャガ芋掘り。
そろそろ真剣に芋掘りを進めなければいけないのだが、なかなかの重労働なので、一気にというわけにはいかない。今日もとりあえず10mほど。全体の数%に過ぎない。涼しい朝にでも少しずつ掘っていくしかない。

夕方、遠く雷の音。しかし、雨はなし。
予報では来週明け頃に少し降るようだが、それまで梅雨は明けないのだろうか。
コメント (3)
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