トンネルを出てほっとしたところで次の見学場所へ向かいます
亀の瀬地すべりでは杭工として、地滑りに抵抗して地滑りの一部または全部を止めるため、地滑りの移動土塊と基盤との間に、最大の直径6.5メートルの杭を最深96メートルまで挿入し、杭の強度で滑りを抑止する鋼管坑工と世界で初めての規模の深礎工が行われました。
地中に造った深礎工は最大96m、地上30階建てのビルと同じ深さまで掘削工と止水工を繰り返し深度を深めて行きます。 上から機械で掘削し、1m掘るごとに周りの土が崩れないように仮巻きコンクリートを設置します、 途中地下水が流れ込まないように止水材を注入し、周りの土を固めます。 目的の深さまで掘り下げが出来たら下方から鉄筋を組み立て10mごとにコンクリートを打設して行きます。
こういった地滑り対策で亀の瀬地区では地滑りを抑止するため抵抗して杭を配置する杭工が、世界初の規模で55本施工されています。
このあと次の見学場所へ向かいますが、途中亀の瀬がよく見渡せる場所に出会いました。
鉄橋の手前に見えるのが「亀の瀬(石)」かな? つづく