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鎌倉時代から続く九州福岡藩の支藩、秋月藩を巡る話。
福岡藩の初代藩主は赤穂の目薬屋の息子から家老になり秀吉に仕えた黒田如水の最後の城。
黒田長政は織田信長の人質となり信長に斬られそうになった時竹中半兵衛に助けられた。
竹中半兵衛は信長も難攻不落と手を焼いていた美濃斎藤家の稲葉山城を城内に潜入した16人の手勢で落とした。
その半兵衛に恩義を感じ、あこがれ軍師の道を選んだ黒田長政。
この話は「二人の軍師」という本に書かれている。
秋月記はこの秋月藩を支藩に取り込もうとする福岡藩とそうはさせじと抵抗する秋月藩士の物語。
荻生の徂徠の儒教・・聖人の道は天下国家を治むる道なり。(政治の結果責任を負う者こそ治者である)。
17世紀の日本の歴史話は信長、秀吉、家康が中心であるがこうして読むと島原の乱を含めて九州も面白い。
秋月城黒田藩主は12代続き明治維新を迎え、今は秋月城址として福岡甘木市の北方7㌔ほどのところにある。