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今年もあと僅かになりました。 振り返ると大変乱の1年でした。
日経平均の今年の終値が8,859円、昨年末の終値と比較すると42%安くなったそうだ。
1,000万円の株式を持っていた人は580万円になったということだ。
こういう事態になった諸悪の根源はタガの緩んだ金融システムにあったのだろう。
世界中の有り余ったお金が株式だけではパイが小さく、石油、穀物、希少金属までを投資(金儲け)の対象にし、とんでもない虚構に浮かれてしまったツケが破裂したということだ。
アメリカでは借金をして家を買い、ある程度返済が進んだ時点で値上がりしたその家を売り払い余ったお金は生活資金に使い、新しい家は又借金して買うという事を繰り返して来た。
しかし青天井で値上がりするわけはなく今回の破綻の原因になった。
自動車にしても同じ事、トヨタなどは自動車生産の80%が海外で販売されていたそうだからその中身はお客さんの借金に次ぐ借金で儲かっていた訳で実業でなく虚業で儲かっていたことになる。
借金という泡がはじけた結果2兆7千億の利益がマイナスにまでなるという馬鹿げた生産、商売をしていたことが明白になった。
しかもその儲けの一端は正社員を増やさず、社会保険、健康保険などを負担しない非正規従業員を大量に採用しピンはねしていたのだ。
こういうシステムは政治家と官僚と大企業経営者が結託して作り上げてきたのだ。
そして今次から次へと首切りをはじめ住むところまで追い出している。
政治の無責任、大企業の無責任が今の非常事態を大きくしている。
首にならない従業員達も少しは我慢をしてワークシェアリングをすべきだと思うが逆に賃上げ要求をするという。
皆あまりにも身勝手すぎるのではないだろうか。
大企業は株式配当を0にしてでも非正規労働者を救うべきだと思う。
株式投資をしている人は大方お金持ちが多いのだから日本経済がこの非常事態から早く立ち上がるためにも無配を我慢して格差がこれ以上拡がらないよう、ダンボール生活者を増やさないためにも協力するべきだと思う。
定職にも付かず無気力で無差別殺人を繰り返す若者、金に困って簡単に人を殺すタクシー強盗など荒んだ世の中になって来つつある。
今回の事態は地球温暖化に無責任で金儲けにうつつをぬかす人類に対する天の警鐘と受け止めるべきである。
このままでは人類はいずれ滅びてしまうだろう。
そんなことにならないよう心して新年をお迎えください。