今日は古地図を持って船に乗り大阪の橋巡りに出かけた
地図の左側青いところが川、下の方を右に流れているのが道頓堀川
それが突き当って上に流れるのが東横堀側
それを進んで最後は大川に入り、右に進んで源八橋まで登り、
折り返して八軒家浜まで行きます
古地図で見ると大阪市内は沢山の川に囲まれていますが、
現在は今から進む川だけになり長堀川や西横堀川は埋め立てられました
集合場所は湊町船着場(東側 深里橋からの景色)
久しぶりに行きましたが景色がすっかり変わっていました
西側 (浮庭橋から) 広い船着き場が出来ています
向かい側は西区の堀江、中華やパスタなどの綺麗なお店が並んでいます
南側にはでかいなんばハッチ
これから乗る船が着きました
屋根付きの電気で動く船、屋根の上にソーラーが付いており
1時間の充電で6時間動くそうです
今日は急に寒くなったので風の入らない船は助かりますが
思うように写真が撮れないので写真は諦めました
しかしガイドさんの説明が素晴らしいので楽しかったです
定刻11時に船は出港
大黒橋、道頓堀橋、戎橋、太左衛門橋、相愛橋と来ました
この道頓堀川は大川(木津川、淀川)と結ぶ東西の水路として
安井道頓が慶長年間に始めたが途中で亡くなり、
従弟の安居道朴が引き継ぎ元和元年に完成させたそうです
船はこの後日本橋、下大和橋で左に曲がり東横堀川に入り
上大和橋へ、この辺りで真珠がとれるそうです
瓦屋橋、東堀橋、九之助橋、末吉橋、安堂寺橋、久宝寺橋、
農人橋、本町橋へと進みます
浪華八百八橋と言うが本当は二百橋程、江戸は三百五十橋
江戸はご公儀が造った橋が殆どだが大阪は十二橋
道頓堀橋、太左衛門橋、九之助橋など殆どは町人が造った橋
農人橋は百姓さん達が畑に行くために造られた橋で公儀橋
本町橋から農人橋の間で川がS字型にカーブする「本町の曲がり」
とよばれる場所がある
この曲がりについては諸説があるようだがここで流れが渦を巻き
船の事故が多く、自殺の名所でもあったそうだ
大阪城の大手門にまっすぐつながる大手橋をくぐります
次の平野橋を過ぎると船は赤信号で一時停船します
ここに閘門があります
閘門と言ってもドナウ川などにあるような大きな物ではありません
この水門は高潮の防御、水位制御、船舶が航行するための
閘門機能があります
しばらく待つと川の水位が上がり、信号が青になると前に進みます
高麗橋、今橋、葭屋橋と進み大川に入り天神橋に向かいます
通り抜けの桜の木が真っ赤に紅葉しています
造幣局の先にある造幣博物館、予約すれば見学できるそうです
水陸両用バスがやってきました
近くに上陸場所があるようです
川の中は船舶操縦免許、地面に上がると大型自動車運転免許
運転手が代ります
大阪城が見えて来ました、手前を京阪電車が走っています
このあと船は天神橋、天満橋、川崎橋、桜宮橋、源八橋でUターンして
八軒屋浜で下船、
すぐ側のキャッスルホテルでヴァイキングの昼食
そのあと淀屋橋まで歩いて帰って来た
江戸時代、熊野詣に向かう熊野街道は京伏見から始まり
八軒屋浜で船を降り、ここから徒歩で熊野へ向かったそうだ