昭和25年岸和田市立中央小学校6年1組卒業生の同窓会をこの岸和田城のお堀の左手にある五風荘で11月26日開催した。
鎌倉、大津、徳島などからの出席者もあり男女それぞれ9名先生を含めて合計19名。
当時担任であった先生も85歳で健在、しかも今年春の叙勲で瑞宝双光章を受章、そのお祝いもかねて先生を囲んで大いに盛り上がった。
先生に受章した勲章を持って来て欲しいと依頼したが勲章だけでなしに章状など関連するいろいろなものが畳ほどの長さの大きな額縁に入っていて簡単に持って来られないとのことで勲章は拝見できなかった。
ちょうどお昼頃から雨になったが広い前栽から雨に煙る紅葉を眺めながらの宴であった。
五風荘は岸和田城内にあった薬草園などの跡地に造った回遊式日本庭園。
岸和田城下の有力商人の末裔で紡績業、鉄道業、電力業など一代で巨万の富を築いた寺田甚与茂の別荘でもあった。
今日はどこかの観光会社の岸和田歴史めぐりのツアーがあり、その団体がボランティアの案内で我々が飲食している座敷の庭に入ってきたりした。
城下町として古くから栄えた岸和田は大正11年(1922年)大阪市、堺市についで大阪で3番目に市制を施いた町で戦災にも殆ど遭わず、自泉会館(寺田紡績の倶楽部)中央会館、成協信組など古い建物が沢山残っている。