今朝は4時半から散歩に出かけた。
昨日の夜から天空に煌々と輝いていた月も西の空に傾いている。
トンネルから山に入り久しぶりに日の出を待つ。
山の端に太陽が顔を出した。
そのとき西の空の月は急速に光り方が薄くなった。
今回の参院選挙は与党自民党と盲腸公明党の大敗に終わった。
その大半はアベチンゾウに対する国民の審判であったと思う。
年金問題が大きかったように言われているが、この問題は過去何十年来いろいろ溜まっていた膿がここに来て一気に暴露されたのであって、アベチンゾウだけが悪いわけでなく民主党に変わったから良くなる問題でもない。
自民党も民主党も5,000万件の不明分の突合を年末までに終えるとか、年金の通知を早くするとか目先のことばかり強調しているがそれで解決するものではない。
年金は制度的にすでに破綻しているのだからそれを根本的に立て直すにはどうするのかと言う答えを出さないと解決しない。
1年や2年では到底無理な話である。
選挙中候補者がお年寄りに「おばあさんの年金は大丈夫です、安心してください」と言っていたが、すでに年金を受けている人には年金はなくならない。
いま一生懸命年金を払っている人達が年金を受け取るようになった時本当にもらえるのかどうかが問題なのだ。
アベチンゾウにとってはタイミングが悪かったと言うしかない。
大都市と地方の格差も小泉が6年間大きな顔が出来たことによる歪だといえる。
今回の大敗の最大の問題点は閣僚に辞任やスキャンダルの続く内閣の長の指導力の不足に国民が愛想を尽かしたのだと思う。
だからアベチンゾウは責任を取って内閣総辞職をすべきである。
赤城農相は仕事には精通しているのかもしれないが、その前に議員としての資質があるのか、事務所経費の疑惑にキチンと答えようともせず「ルール通りやっている」「私は知らなかった」では国民は納得できない。
赤城農相のルールの中身が怪しいから領収書を見せろといわれていることぐらい本人も分っているはずだ。
なぜ閣僚に次々とお金の問題で不祥事が起きるのか。
何も閣僚だけが政治資金の誤魔化しをしているでははないと思う。
殆どの議員が何らかの誤魔化しをしているのだと思う。
議員と言う仕事は国民の税金をチョロマカサないとやって行けないほど金を食う仕事なのだと思う。
本当に頭の良い、賢い人は政治家なんかにはならない。
エリート官僚になって、次々と法律で規制してくる政治家をバカにしながらザル法に仕上げさせ、定年を過ぎれば天下りの繰り返しで退職金をガポガポ貰って悠々自適の一生を過ごすのだ。
エリート官僚の競争に負けた負け犬が途中から議員に転向して行くのだから勝ち残ったエリート官僚には死ぬまで勝てっこない。
日本の国を悪くしているのは官僚と公務員、それといろいろな団体をバックに税金や社会保険料などを払おうとしない性質の悪い人達なのだ。
我々真面目なサラリーマンはその中で右往左往するだけで何の力も持ち合わせない。
参院選で自民党が大敗したことで鬱憤を晴らし、お灸をすえたと少し満足する程度のささやかな抵抗しか出来ないのだ。