晋ちゃんの気ままな散歩道

あっちこっち横道にそれたり休んだりしながら気ままに散歩しています。

参院選を終わって

2007-07-31 16:18:55 | 散歩道

今朝は4時半から散歩に出かけた。
昨日の夜から天空に煌々と輝いていた月も西の空に傾いている。


トンネルから山に入り久しぶりに日の出を待つ。


山の端に太陽が顔を出した。


そのとき西の空の月は急速に光り方が薄くなった。



今回の参院選挙は与党自民党と盲腸公明党の大敗に終わった。
その大半はアベチンゾウに対する国民の審判であったと思う。

年金問題が大きかったように言われているが、この問題は過去何十年来いろいろ溜まっていた膿がここに来て一気に暴露されたのであって、アベチンゾウだけが悪いわけでなく民主党に変わったから良くなる問題でもない。

自民党も民主党も5,000万件の不明分の突合を年末までに終えるとか、年金の通知を早くするとか目先のことばかり強調しているがそれで解決するものではない。

年金は制度的にすでに破綻しているのだからそれを根本的に立て直すにはどうするのかと言う答えを出さないと解決しない。
1年や2年では到底無理な話である。

選挙中候補者がお年寄りに「おばあさんの年金は大丈夫です、安心してください」と言っていたが、すでに年金を受けている人には年金はなくならない。
いま一生懸命年金を払っている人達が年金を受け取るようになった時本当にもらえるのかどうかが問題なのだ。

アベチンゾウにとってはタイミングが悪かったと言うしかない。

大都市と地方の格差も小泉が6年間大きな顔が出来たことによる歪だといえる。

今回の大敗の最大の問題点は閣僚に辞任やスキャンダルの続く内閣の長の指導力の不足に国民が愛想を尽かしたのだと思う。
だからアベチンゾウは責任を取って内閣総辞職をすべきである。

赤城農相は仕事には精通しているのかもしれないが、その前に議員としての資質があるのか、事務所経費の疑惑にキチンと答えようともせず「ルール通りやっている」「私は知らなかった」では国民は納得できない。
赤城農相のルールの中身が怪しいから領収書を見せろといわれていることぐらい本人も分っているはずだ。

なぜ閣僚に次々とお金の問題で不祥事が起きるのか。
何も閣僚だけが政治資金の誤魔化しをしているでははないと思う。
殆どの議員が何らかの誤魔化しをしているのだと思う。
議員と言う仕事は国民の税金をチョロマカサないとやって行けないほど金を食う仕事なのだと思う。

本当に頭の良い、賢い人は政治家なんかにはならない。
エリート官僚になって、次々と法律で規制してくる政治家をバカにしながらザル法に仕上げさせ、定年を過ぎれば天下りの繰り返しで退職金をガポガポ貰って悠々自適の一生を過ごすのだ。
エリート官僚の競争に負けた負け犬が途中から議員に転向して行くのだから勝ち残ったエリート官僚には死ぬまで勝てっこない。
日本の国を悪くしているのは官僚と公務員、それといろいろな団体をバックに税金や社会保険料などを払おうとしない性質の悪い人達なのだ。

我々真面目なサラリーマンはその中で右往左往するだけで何の力も持ち合わせない。
参院選で自民党が大敗したことで鬱憤を晴らし、お灸をすえたと少し満足する程度のささやかな抵抗しか出来ないのだ。
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ミニひまわり

2007-07-30 18:24:16 | 散歩道

昨日散歩の途中、穴地蔵へ行く手前の坂道にある農家の庭先に咲いていた。

半月ほど前に庭にひまわりの種を20ケほど撒いたら3ツ芽が出てきたので大事に
育てているがまだ5センチ位の葉だけで写真を撮れるほどではない。

今朝は明け方から土砂降りの雷雨。
お陰で涼しい一日になった。
いま庭で朝顔が毎朝10ケ以上咲くが今朝は雨に打たれてくたばっていた。

朝9時半から自治会の会議、主題は8月18日の夏祭りの打ち合わせ。

今度の日曜日にはは10時から街区長、班長、ボランティアの人たち80人ほどに
集まってもらって役割分担のお願い、確認。 焼きそば、たこ焼き、焼き鳥、
フランクフルト、イカ焼き、おでん、おにぎり、かき氷、ポップコーン、綿菓子、
飲料水など11のブースでの販売、子供向けにペンシルバルーン、ヨーヨー、輪投げ、
マト当て、当て物など業者を入れずに道具をあちこちで借りてきて自治会の人だけ
でやろうとするのだから大変だ。
去年1度やっているので経験者は自信たっぷりだ。
これから半月余り振り回されそうだが皆一生懸命やっているので私も頑張ろうと思う。
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青色防犯灯

2007-07-29 15:45:00 | 散歩道

昨日の夜は暑かった。
1時過ぎに目が覚め蒸し暑くて寝られずびっしょり汗をかいてパジャマは気持ちが悪い。

うとうとして4時過ぎに起きて散歩に出かけた。
田圃には水が入って苗もかなり成長している。

途中のブッシュで鶯が鳴いていた。
口笛で真似して鳴いてみたら鳴き返してきた。
また口笛で鳴くとお前は下手だとまた鳴き返してきた。
そんなことを繰り返しているところへおばさんが通りかかりクスクス笑いながら通り過ぎた。
よほど閑人に見えたのだろう。



造成地には沢山の幟が立ってなんだか戦国時代の決戦前みたいだ。



この写真の右側の塔の様なものはなんだか分りますか?



太陽光発電による外灯です。
どんな明りがつくのか見てみたいです。

最近自治会でも防犯のため外灯の照度アップと共に青色防犯灯の導入
を検討している。

イギリス北部スコットランドの都市グラスゴーで2000年に外灯の色を
オレンジ色から青色に変えたところ犯罪が減少したと報告された。
色彩の心理効果について心理カウンセラーは、青色には人の副交感神経
に作用して落ち着かせる鎮静効果と心理的に人を冷静にさせる傾向が
あるという。
また夜間には明るく浮き出て遠目が効き見通しがいいといわれている。

平成17年に奈良県の秋篠台に全国で始めての青色防犯灯7基が設置点灯
され自治会住民の大多数の人が綺麗、清潔、涼しいと感じたそうだ。
反面寒々としているとの意見もあった。
オレンジ色は暖かくて落ち着いた気持ちになると思うのだが。
どちらがいいのだろうか。

犯罪が減少するのなら一考の余地があるが会計としては予算が余りない。
今年の夏は深夜の防犯パトロールを増やし対処するしかない。
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蝉がやかましい

2007-07-28 21:22:31 | 散歩道

梅雨が空けた途端蝉が鳴きだした。
長雨で地上に出るに出られなかった蝉が一斉に出てきて鳴き出したようだ。
今朝5時前から散歩に出かけたが6時前から山で蝉が鳴きだした。
7時前家に帰ってから9時過ぎまで賑やかに鳴いていた。

蝉が鳴きやんだ頃選挙公報の車が「明日の選挙は必ず投票に行きましょう」。

国政選挙なので地方選挙の時ほど候補者の街宣車はやかましくない。
人の集まる繁華街へ行っているのだろう。
田舎は静かなものだ。




去年はクマゼミが圧倒的に多かったが今年はアブラゼミもそこそこ鳴いている。

それにしても今日は暑かった。
昼過ぎ自治会館へ出かけたが太陽熱で体に火が付くのではと思うほど熱かった。
暑さのせいか鳴き疲れたのか蝉もおとなしくなった。

夜はせいだんクラブ(西山台を終の棲家と定めた男の集まり)の月1回の例会。
今夜は熱帯夜になりそうだ。
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造成地

2007-07-27 22:03:00 | 散歩道


修理中のカメラをまだ取りに行っていないので1ヶ月ほど前の写真です。
昨年から時々写真を撮ってきた陶器山の造成地もほぼ出来上がり現在
分譲売出し中の旗が賑賑しく立っている。
市議会でも市民の憩いの道を守れと提案があり市もいろいろ手を打って
きたようだが結局防ぎようがなかった。
7月中頃の造成地の売り出し中は長雨が続き、削り取った山の土が崩れ
落ちたりしているのを見たりしたので何も知らずに家を建ててあとで被害
が出なければいいがと余計な心配をしたりしている。





分譲売り出しに先立って可愛い遊園施設だけは綺麗に出来上がっている。
散歩の途中ここに丸い輪が作られ貯水場でも出来るのかと思っていたら
この遊園施設だった。
以前私が散歩の途中で朝日に向かってラジオ体操をしていたあたりの山を
削って出来た。
家が建ちだしたら造成地の写真を整理してまとめてみたいと思っています。




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7月26日 期日前投票

2007-07-26 22:52:12 | 健康


昨日久しぶりにゴルフに行った。
一緒に廻った人からいろいろな健康の秘訣を聞いた。

一人は私より年上、腰痛に悩まされていたがジムへ通って背筋と尻筋を鍛え
ゴルフが出来るようになったそうだ。

も一人は私と同年輩2ヶ月に1回の血液検査で異常があり、胃と腸の精密検査
をしたところ胃にポリープがあることが判り4月に入院、全摘はしなかったが
四分の三ほどを切り取る手術をしたそうだ。
そして3ヵ月後の昨日ゴルフは出来るし、昼食もトンカツをペロッと平らげていた。
ただ筋肉はかなり弱っているようでハンディ12にしてはショットが弱弱しかった。
こまめな検診による早期発見が決め手になったようだ。

日本人の男性の平均寿命が79歳に延びたとニュースで云っていた。
検診など全くしていないがあと10年は大丈夫だろう。

市役所に用事があったので序に参院選の期日前投票をしてきた。
書類に期日前投票をする理由、仕事、学校、親族の冠婚葬祭、旅行、レジャー
等々の理由に丸印をつけ住所、氏名、生年月日を書いて提出すれば投票用紙を
呉れ、投票所と同じような台があり、そこで投票用紙に記入して投票箱に入れる、
いつもの投票と全く同じだった。

帰りに金剛のダイエーの前にあるウオーキングシューズの店に寄ってみた。
以前私のブログにコメントを呉れた人の店であることは分っていたのだがこんな近く
にあるとは知らなかった。
スイスの山歩きに履いていく靴を探していたので早速一足買った。

最後に、韓国の牧師について行ったボランティアの若者がタリバンに拘束され責任
者の牧師は殺害され、残った若者達もバラバラの主張をするリーダーにバラバラに
拘束され生命の危機にさらされているそうだ。
可哀想だがボランティアだから大丈夫だろうと安易について行ったのかどうか詳し
い事情は知らないが自己責任と言うしかない。
最近の韓国を見ていて甘いなと感じる。
北朝鮮は同胞だから甘くなるのは分るが今までその為にどんなに苦しんできたか
体感しているのも彼等韓国人のはずだ。
もうアメリカは当てに出来ない、日中韓がスクラムを組んでロシア、北朝鮮に当た
らないと糸口は見えてこないと思う。
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渡り

2007-07-21 19:05:00 | たわ言
公務員制度改革煮に関する政府の有識者会議が、財務、厚生労働、国土交通、農水四省の次官OB7人に聞き取り調査に出席するよう依頼したが全員から「都合がつかない」と拒否されたそうだ。

そりゃそうだろう、そんなところへ出て行ってチョットでもおかしな事を喋らされたらたちまち裏切り者、気の弱い人は自殺しかねないだろう。
それほど彼等は部外者には喋れない非常識な税金分捕り、盥回しをしているのだろう。

彼等はすでにその恩恵に浴しているのだ、その特権はあだやおろそかには手放したくないだろう。
こんなことをいくら繰り返してもこの問題は解決しないと思う。

国家公務員の再就職制度、官民人材交流センターが新設されるそうだ。
こんなものは政府の国民向けのパフォーマンスでしかない。

役人にもそれなりの能力があり優秀な人が多いというが本当だろうか?
たしかに課長クラスまでは能力を発揮して頑張っているだろう。
しかしそこそこの地位まで行ってしまうとあとは組織に乗っかっているだけでで殆ど何もしていないように思える。

何もしていないならまだしも、私腹を肥やしたりおのれの次の渡り先を探したりばかりだ。
逆に何かすると親方日の丸の無責任な税金の無駄遣いをしてくれるだけだ。

道路公団の解体、国土省の談合、緑資源汚職、社保庁年金問題等々何度見てきただろう。

公然と天下りを斡旋するような新制度はまた税金の無駄遣いになるだけだ。
まず全ての公務員が真面目に仕事をすれば定年まで働けるようにすべきだ。
またしかるべきポストにつけない能力の劣ったキャリアは民間企業に天下ることを許すべきではない。
処遇をさげて一般職員と同じ仕事をするべきだ。
それが嫌なら自主退職をして自分で職探しをすればいいのだ。

新しい組織を作るのではなく、新しい国民にちゃんと説明の出来る制度を作るべきだと思う。

政府が本気でこの問題に取り組むというのなら「渡り」の制度を非合法と決め付けるべきだ。
そして今回出席を求めた次官OBには縄をつけてでも会議の席に着かせ実態を吐露させるべきだ。

そんなことは絶対出来ないことは分っているけれど・・・









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日本の教育をおかしくする広告記事

2007-07-20 16:58:00 | たわ言

カメラが入院中で写真が撮れない。
これは入院前最後に撮った写真だ。
いま次の新しい花芽が出てきているが写せない。
朝顔も毎朝沢山咲き出したが写真はお預けだ。
ひまわりと夕顔の種を撒いたのが芽を出してきている。
写真に気を取られない代わりにいろんな生育状況が分る。

冬の間室内においていたハイビスカスを外へ出したら次から次へと花が咲き出し
幹も成長して大きくなりすぎたので根分けをして二つの鉢に植え替えたが時期が
悪かったのか、強引にやりすぎたのか葉っぱが萎れて元気が無い。
地植えにしようかと思ったが冬の寒さには耐えられないだろうと思い鉢植えにした
のだが・・・・

今年はいろいろな種をまいたり、花を植えたりして小学校以来の生物、植物の勉強
を我流で楽しんでいる。
腰痛をこらえて雑草抜きなどしているが花が咲き出すと嬉しいし、萎れてくると心配
になる。

今朝の日経新聞の第二部に「親子で学ぶ夏休み株式市場の観察」が入っていた。
「夏だお父さん、お母さんと経済の世界を探検しよう」
「上がったり下がったり、株価の不思議に迫ろう」
「インターネットで株式市場の観察に参加しよう」

チョット待ってくれよ!
2~3ページの「経済の世界を探検」はいいと思う。
4ページ以降はいくら日経新聞が株式新聞から成り上がった新聞屋にしても証券会
社と組んでこのような広告記事を堂々と掲載するとは・・・
昆虫採集や草花の観察をしている挿絵から見ても相手は小中学生。
夏休みにはその年頃並にふさわしい基礎的な健康的な楽しい勉強があるのでは
ないだろうか。

西欧では子供の頃からそういった経済の勉強をさせているなどの記事を目にする。
それを何でもアメリカやヨーロッパの国がやっていることは正しいようにマスコミが
喧伝しそれに悪乗りして日本国をおかしくする輩がいる。

西欧人の殆どが経済の勉強はしても算数の単純な引き算が出来ないらしい。
買い物客のお釣りの計算すら出来ない人が多いそうだ。
株式の勉強する時間があったらソロバンと暗算の勉強をしたほうがはるかに役立つ。
動物、植物など生物に接することによって優しい心が育まれイジメをしたり親を殺
したりする子供は少なくなるだろう。

子供に株式の勉強をさせたいと思う親がいるとすれば異常な親だろう。
そんな親の子供は学校では先生の言うことを馬鹿にし、何かあるとすぐ学校に怒鳴
り込む、将来世の中に出た時真面目に働いて生活しようとする感覚はなく、世の中
金があれば何をしてもいいというホリエモンや村上のような間違った考え方を身に
つけた片輪な人間になってしまうだろう。

今朝の日経の広告記事は日本の教育をますます間違った方向へ導くとんでもない
記事だと思った。
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デジカメが壊れた

2007-07-16 10:25:50 | 散歩道


最近の長雨で我が家の庭には沢山のキノコが出てきた。
味噌汁の具にならないかと冗談を言いながら抜いたら40本近くあった。

3年間写真を撮り続けてきたデジカメの調子が悪くなった。
被写体に焦点を当てても画面が乱れ色がつかない。
暫く焦点を当て続けると少しづつ色が戻ってくるが時間がかかる。
色が戻ったと思ってシャッターを切ってもパソコンに取り込むとやはり映像が乱れている。

6000枚以上の写真を撮ってきたので寿命なのかな、修理代が高いようだったら一眼レフのカメラに買い換えようかと思い、カメラのことならカメラ屋で訊くのがいいのではと思い、難波の「カメラのキタムラ」へ持っていった。

店員にカメラを見せたら「映像を捉えるセンサーが壊れています」
「修理にどれくらいかかるのか」と訊いたら
「この機種はリコールの対象になっているので無料で修理できるでしょう」
「こちらから修理に出しましょうか」と言ってくれたがよそで買ったカメラだからそこへ頼むと言ったら「キャノンなら梅田と中之島にサービスセンターがあるのでそこへ直接持っていったほうが早いですよ」と地図まで呉れた。



しかし一眼レフのカメラも前々から欲しいと思っていたので難波のヤマダ電機へ寄り、梅田へ行くのならついでにと思いヨドバシカメラにも入っていろいろ訊いてみた。
どちらの店員も壊れたデジカメがリコール機種であることまでは知らなかった。
一眼レフについてはCANONのKISSに決めていたのでそれについて訊いて回った。
値段は広角レンズをつけたり条件は変わるが、ヤマダ電機はポイントをキャッシュで値引きしてくれるので一番安いようだ。

しかし一眼レフはファインダーを覗いて撮影し、後ろの液晶画面は撮った写真を確認するだけだという基本的なことを私は知らなかった。
私はメガネをかけており撮影の時にいちいちファインダーを覗くのが面倒だったのでコンパクトのデジカメを買ってからバチバチ写真を撮ってきたがまたファインダーを覗かなければならないのでは興味が半減した。

オリンパスから液晶画面を見ながらシャッターを切れる機種も発売になっていたのでもう暫く様子を見ることにした。

大阪駅の西寄りにCANONの綺麗な展示場とサービスセンターがあった。
結構次から次へと修理に持ってくる人がいた。
カメラを預け7月25日に修理できるので取りに行くことにした。
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油壺送り

2007-07-15 12:00:01 | 読書
  

浜木綿の花が咲いた。
去年より一週間ほど遅い。
台風4号が本土に接近中、せっかく咲いた浜木綿が飛ばされないようにしなければいけない。

前回アメリカ兵の本土上陸のことを書いたが3月に亡くなった城山三郎の遺稿「人生と仕事」という本の中に
「海を眺めて」というのがあった。

城山三郎は17歳で海軍に志願、呉に配属された。
女姉妹ばかりの長男で純粋な軍国少年だったそうだ。
しかし戦争末期、訓練らしい訓練もなく少年兵、練習生扱いで辛い思いをしたらしい。
そのため戦後は徹底して反戦、非軍備を主張した。

その城山さんが仕事場として住んだのは茅ヶ崎の高層マンション、目の前に相模湾が光っていると書いている。
茅ヶ崎に住んでかなり経ってから、昭和20年に彼がここで死んでいたかもしれなかったことを知ったというのだ。

彼等呉に配属された少年兵達は「油壺送り」と呼ばれていた。
しかしその意味は全く分らなかった。

茅ヶ崎に土地を探しに来て砂浜で奇妙な建築物に気付いたそうだ。
そこには小さな看板があって「特攻の基地」と書かれていた。
その時はこんなところに特攻の基地?とは思ったがそれだけだった。

その後「人間機雷伏龍特攻隊」という本を読んで「油壺送り」の意味が判った。
湘南海岸は広い浅瀬になっていてアメリカ軍がこの砂浜を本土上陸の基地に考えていたらしい。
しかしそれに対抗するにも日本にはすでに武器がない。
そこで海軍は彼等少年兵を「一銭五厘」(赤紙1枚)で調達できる武器にしようとした。
アメリカ軍がここから上陸しようとした時には少年兵に爆弾を持たせ海底で縦横50メートル間隔に待機させ上陸しようとする軍艦の船底に穴を開けようという作戦、海軍特攻隊だ。

「油壺送り」とはここで自爆する少年兵の呼び名だったのだ。
そして砂浜で見た奇妙な建築物はその作戦の司令塔だったのだ。
太平洋戦争の末期、日本の軍隊はひどい状態でありながらそれでも国民に犠牲を強いていたのだ。
もし原爆が不発に終わっていたら城山三郎は「油壺送り」になり湘南海岸で犬死していたかもしれない。
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