5時半に起きて今年初めて早朝の散歩に行った。
天気は曇りだがもう寒くない。
トンネルまで歩くと汗ばんでくる。
体操場でラジオ体操をして7時過ぎ家に戻った。
新聞を見ると「最高裁代理出産で親子認めず」と出ている。
読んでみると癌で子宮を摘出した女性が夫婦の精子と卵子を
体外受精させ第3者の女性の子宮に移植して代わりに出産して
もらって生まれた双子を夫婦の子供として出生届を出したが
役所で認めてもらえず裁判で争っていた最高裁判決だそうだ。
現行民法では出生した子を懐胎・出産した女性を母親としている。
当たり前の法律である。
世の中には子供が欲しくても生めない夫婦はいくらでもいる。
私もカミサンが病気のため医者から子供を取るか母体を取るか
と迫られ子供を諦めざるを得なかった辛い思いがある。
この女性は自分の子宮を摘出した時に子供は諦めたはずである。
それを米国女性のお腹を借りて代理出産してもらい日本に戻ってきて
自分たちの子供として認めて欲しいと駄々をこねるエゴイストだと思う。
それならアメリカで出生届をすればいいのだ。
アメリカ、韓国、英国などでは代理出産を認めているらしい。
何でもかでもアメリカが認めているから日本でもと主張し「最高裁は
保守的な判決を下すと予想していた」と法律を馬鹿にしたようなコメ
ントをし自分は時代の先端を行っていると錯覚している人なのだろう。
フランスやドイツなど品格のある国では認めていないそうだ。
日本も品格のある法治国なのであります。
種子と卵の問題ではなく畑の問題なのです。
十月十日お腹の中で育て元気に動いていると喜び、一緒に音楽を
聴き、お話をしてお腹を痛めて生んだ人が母親なのです。
「三つ子の魂百まで」お腹の中にいた時の母親の愛情がその子の
一生を形作るのです。
最高裁は「立法による速やかな対応を」といっているがこれもおかしい。
世間の風潮に流されて「生命の尊厳」「倫理、道徳、愛情」を捨てるのか
と言いたい。