晋ちゃんの気ままな散歩道

あっちこっち横道にそれたり休んだりしながら気ままに散歩しています。

3月3日 それでもボクはやってない

2007-03-04 09:19:23 | 読書

入院中に本を3冊読みました。

その中の1冊 周防正行著「それでもボクはやってない」。
今まで本を読んだあとで映画を観る事はあったが、今度は映画を観た後で本を読んだ。

内容は「シナリオ完全収録」「自作解説」「木谷明元裁判官との対話」の3部構成になっている。
シナリオは自分の頭の中で映画の場面を再現して理解確認することが出来た。
元裁判官との対話では今回の映画に関連して考えさせられる今の日本の刑事裁判の疑問点について突っ込んだ対話がされているが木谷さんはリベラルな考えの方と思われ疑問点に理解ある意見を述べておられるが他の殆どの裁判官はそこまで疑問を感じていないのではないかと思う。

先日2ツの裁判でいい判決があった。
1ツは鹿児島地裁での選挙違反事件についての判決。
警察での過酷で強引な取調べで精神的に疲れ果ててうその自白をさせられたと判断し全員無罪の判決が下された。
おそらく警察での殆どの取調べは密室の中で怒鳴られ、脅され調書が作成され意識が朦朧としている中で判子を押してしまうのだろう。
そういったことを無くすため警察での取調べを全てビデオに記録するよう提案されているが警察が理屈をつけて反対していると言う新聞記事を先日読んだ。
やっぱり警察側に都合の悪いことが多々あるのだろう。

も1ツは「君が代」伴奏命令は合憲とした最高裁判決。
学校行事での国旗掲揚、君が代斉唱を否定する先生があちこちにいるようだが、あなた方はどこの国の先生ですかと言いたい。
人それぞれに思想があり、それぞれの歴史観、世界観を持った人がいてバランスが取れた国を形成しているのは云うまでもない。
しかし国旗、国歌は国として定めたシンボルなのだからそれは尊重しなければならないと思う。
日の丸の旗などは世界中の国旗を見渡してこんなにシンプルで鮮やかな国旗はどこの国にもない。
スポーツの国別対抗試合の前には必ず国旗掲揚、国歌斉唱で士気を高め選手、サポーターが一体となって戦う。

日の丸、君が代は第2次大戦の元凶として反対する人が居るようだが戦後60年以上経った今なにをトラウマみたいなことを言っているのだ。
そんなことを云っているから北朝鮮や中国に足元を見られなめられてしまうのだ。
そんな人が大事な子供を教育する先生になったのがそもそも間違いなのだ。
今後「日の丸」と「君が代」に反対する人は教員として採用しないぐらいの強い条件を付けないと日本の教育はよくならない。
コメント
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