さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

リスク云々言わず「再挑戦」を受ける 京口紘人、韓国でパラスと再戦

2024-04-16 07:01:23 | 海外ボクシング


伊藤雅雪のトレジャーボクシング、第6弾興行は韓国、仁川のパラダイスシティにて。
5月11日というから、もうひと月もありません。
メインイベントは、かつてIBFミニマム級王座を賭けて闘った、京口紘人vsビンス・パラスの再戦です。







京口がYouTubeで試合決定を報告する動画を上げていましたが、撮影したのは3月上旬らしく、当然ながら充分に準備期間があったわけ、ですね。
正式発表に時間がかかったようですが。


京口にとっては、ミニマム級で最後の試合の相手だったパラスとの再戦です。
昨今の風潮でいけば、メリットがどうのこうのという話になり、組まれることはなかったカードかもしれません。

共にフライ級に上がり、各団体でランカーとなっている今、互いがさらに浮上するため、闘うことは、傍目には当然のことに映ります。
その当然が当然で通らない、つまらない理屈が横行するご時世ですが、今回、勝った方の京口が、こういう再戦を受けた。

相手の意気込みは相当で、日本人のランカーに連勝していて上昇気流でもある。
京口にすれば一度勝っているから、二度目も勝って当然、と安易に見る向きがあろうし、負ければ評価急落のリスクもある。
にもかかわらず、です。

京口、フライ級で連勝はしたが、いずれも試運転レベルの試合でしたから、ここらで一発、勝負に出たということでしょう。
ここで、世界二階級制覇の実力を、フライ級でも存分に発揮、となるか、或いは...京口の今後を占う一戦として、十分な好カードかと思います。
こういう試合を受けること自体、さすが京口紘人、と拍手したい気持ちですね。



アンダーでは竹迫司登、谷口将隆も出場。
谷口の相手ジェイセパー・アプシードは、現WBA王者ユーリ阿久井政悟に8回TKO勝ち、元WBA暫定王者スタンプに2回KO勝ちの星も。
なかなかの実績あり、です。小浦翼(ミニマム級の頃)、畑中建人(惜敗)、石澤開には敗れていますが。
今回、フライ級の選手と組んだわけですが、中立地とはいえ海外のリングで、上のクラスと組むというのは...普通、日本でやる場合なら、まずあり得ない「設定」です。
谷口もクラスを上げる方向なのでしょうか。それとも厳しめの試合に敢えて臨む?ちょっと気にかかるところですね。


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