先のリヤドシーズン興行、今頃感想文、とか呑気に言っている間に、今日はもうDAZNのライブ配信で、セルヒ・ボハチュクvsヴァージル・オルティス戦があります。
まだ全部見られてないんですが、海外の試合あれこれもありましたんで、簡単に。
イサック・クルス陥落。動かれて巧く当てられ、と言えばそれまでですが、過去の黒星であるジャーボンテイ・デービス戦、苦戦?したジョバンニ・カブレラ戦でやられていたことを、ホセ・バレンズエラに上手くやられた、という感じの負け方でした。
バレンズエラは過去に二試合、WOWOWで見ていると思います。
積極的に攻めて、狙いを持って打てる選手だが、その積極性が災いもして、良いのもらうところもある、という印象だったのですが、今回は相手が極端なスタイルなこともあって、捌く闘いに徹したのが奏功した、というところでしょうか。
トップランク期待のヘビー級スイッチヒッター、ジャレド・アンダーソン初黒星。
トップランク興行の枠を飛び出し、中立の?リングに出て、相手が強敵マーティン・ボコレとあって、このカードだけは事前から注目していましたが、初回にボコレの左フックで止まり、右アッパーから右ストレート、さらに追撃で痛烈なダウン。
その後も良く抵抗していましたが、5回にストレートとアッパーの切り換え攻撃が巧みなボコレに二度倒され、さらに追撃でストップ負けとなりました。
ボコレが体格の差、ストレートとアッパーの切り換えの巧みさ、そして追撃の鋭さで勝った試合でしたが、アンダーソンの素質も場面毎に出てはいる内容でした。
しかし序盤から打ち込まれたり、好打しても相手を止められなかったり、というところは、残念ながら力負け。
あと、最近は、出始めの頃と違い、ちょっと自信なさげというか、迷いが表情から見えていて、それがキャリア最強の相手ボコレに露呈した、という感じもしました。
私生活でも乱れがあり、問題を起こしているとか報じられていましたが、その辺も関係しているのでしょうか。
大型ホープであり、立て直しに期待したいですが、色々難しいところ、岐路に立っていると言えるかもしれません。
アンディ・ルイスはジャレル・ミラーとのアンコ対決で引き分け。内容的にはミラーに分がありそう。
しかし薬物問題で処分されたことのあるミラーが、ルイスの速いコンビネーションを受けても堪えない?様子には、ちょっとアンフェアな印象も持ちました。
この三試合はいずれも、それぞれに見どころ多く、見応え充分。
DAZNのPPV、今回はパスしましたが、このアンダーカードの充実にこそ、PPV購入して視聴するだけの価値があったなあ、と。
後の祭りですが、そんな風に思った次第でした。
これで4試合チェックしましたが、アンディ・クルスとデビッド・モレルの試合はまだ見られていません。
エミネム(←正直に言います、この方については名前以外、ほぼ何も知りません)のライブなども、当然未チェックです。
まあこれは見ないままで別にかまわないですが。
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昨日はメキシコでIBFフライ級タイトルマッチがありまして、アンヘル・アヤラがデーブ・アポリナリオを6回KO。
YouTubeでも色々見ましたが、とりあえずX投稿から。
🇲🇽AYALA WINS WORLD TITLE
— Tokkerū (@ATokkers5) August 10, 2024
Angel Ayala drops Dave Apolinario twice in Round 6 to claim the vacant IBF Flyweight World Championship in Mexico City!pic.twitter.com/iVrLrIDvax
4回まではアポリナリオの右フックが好打したりで、アポリナリオ優勢でしたが、5回にボディ攻撃が決まってからは一転。
6回に左ボディで膝をつかされ、猛攻を受けてKOとなりました。
敵地だったり、ビザの関係で入国などのスケジュールがタイトだったりと、アポリナリオにはハンデもあったのかな、という印象。
新王者アヤラは打たれつつ耐えて、アポリナリオの右フックの下を左右のボディを通して打ち込む、という打開をしましたが、外すのではなく打たれつつそれをやっていて、あまり上等な作りのボクサーじゃないなあ、と思ったり。もちろん凄い闘志ではありますが。
ニックネームは「カメレオン」だそうで、闘いぶりにそういうイメージないし、なんでかなと思ったら、顔が似ているから、なんだそうです。
勝った直後の表情見ると、確かに...あ、いやいや。
何にせよ、このタイトルマッチの勝者、ことにアポリナリオが勝った場合には、京口紘人が挑戦する運びになっていたわけです。
しかし京口が韓国で負け(ビンス・パラスとのラバーマッチは組まれるのでしょうか?)、今回アポリナリオもメキシコ遠征で負けた。
物事なかなか思うようにはいかないものですね。