さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

頭ゴチゴチは見ていてつらい 先の週末試合、今頃感想

2024-08-01 00:13:17 | 関西ボクシング


パリ五輪、世界王者の岡澤セオンが登場。次いで原田周大も未明に登場予定ですが、それはまた後日。
ネット配信のみならず、録画ですが、NHKのBSやなんかで放送もあるようです。
その前に、先の土日、銀次朗無念の陥落以外の試合について、今頃ですが感想など。


セミの亀田京之介、中川麦茶再戦は、当日セレモニーの時にも乱闘という「演目」の追加があったそうですが、それは見ていません。
多分、誰ぞに「やれ」と言われてやっているんでしょうが、ご苦労様というところですかね。
試合としては、すごく良い表現をすれば、両者の持てる力を出し切った打ち合い。
同時に技量の限界も露呈し合っていましたが、まあそれは言いっこなし、ですか。
実況の高柳さん「真夏に大型扇風機二台!」とか言ってましたが...案外、思った通りのことを口に出すんですね(笑)。

あと、打ち合いは良いけど、絶え間なく頭ゴチゴチというのは、見ていてつらい。プロのボクシング、注目試合として見せるレベルではない。
レフェリーもこのお互い様状態をどうしたものか、まさか両者失格にするわけいかんしな、と困っていたんでは。

勝敗としては亀田京之介、クリアな勝利。
元々階級が違う対戦で、体格差からくる耐久力の差でまさったが、技量で上を行ったという試合ではなかったですね。



中川麦茶の弟、抹茶...なんか、このリングネーム、書いててあほらしくなってきますので、こちらの勝手で武田航、と書かせてもらいますが、ペテ・アポリナルをクリアにポイントアウト。
左の遠回りアッパー気味ロングフック(マイケル・ナンみたいで格好良かったですね)でダウンも奪って、文句なし。
フェザー級でも体格の優位性が生きていました。これだけ出来るなら、日本上位進出も期待ですね。もっと上のレベルの要求をしたくなる、そんな試合でした。


ルーキー森脇龍聖は二勝目。相手はカンボジアの選手、珍しいカードでした。
ボディ攻撃で倒して、つつがなくというところ。
同じジムの花田颯、昨年二戦目で世界ランカーのレネ・ビビアーノに二度倒された、厳しい初黒星からの再起戦。
実力派の近藤冬真と打ち合い、僅差と見えましたがとりあえず勝利。ちょっとスピードに翳りあり。近藤のシビアなタイミングによる迎え撃ちもあってのことか。


===============


U-NEXTのジョー・ジョイスvsデレック・チゾラは予想以上の接戦、そして死闘。チゾラがふらふらになりつつも好打で抵抗、ダウンも奪って逃げ切り。
番狂わせ、というべきなんでしょうかね。これほど、感動的な試合になるとはまったく思っておらず。脱帽。
ジョイスは強烈なKO負けの直後、その影響はいかに、と思っていましたが、いつもどおりにコンスタントな手数、力まず当ててダメージを蓄積させる闘い方は変わらず。
しかしその闘い方でチゾラを捉えきれず、逆襲を受けてしまいました。これで三連敗。厳しい結果でした。

アンダーではサウスポーのヘビー級ホープ、モーゼス・イタウマが40過ぎの相手を打ち込んで2回TKO。
解説の小國以載が「(ヘビー級とは思えないほど)速い」と感心していましたが、本当に速い。それに巧い。
ただ、体格面で、今後上と当たるにはどうか、という印象でもあり。この辺、どこでバランスを取るかですね。

ナジーム・ハメドの子息、アダム・ハメドは、破竹の10何連敗中、とかいう相手に4回判定勝ち。
アマ戦績がいっさいないという珍しい選手で、とにかく数をやらんことには、ということなんでしょう。
見た目に派手なことをしていますが、力が伴っていないのが現状でした。
とはいえ、だったらアマチュアから始めたらええやろう、と思うんですが、何でこうなったんですかね。ようわかりません。うーん。


U-NEXT、実況解説ついてました。しかしアナウンサーが複数なのに、解説は小國ひとりというのが...長丁場でしたし、時間も時間で、大変でしょうに。
あと、実況と解説の音声レベル、調整して欲しいです。アナウンサーが大声なのに対し、小國が何言ってるのかわからないときがありました。
まあ、急ごしらえだし、予算も設備も限界があろうことは、容易に想像がつきますが、せめてそのくらいのことは、というところです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする