さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

川嶋惜敗

2006-09-19 09:43:24 | 関東ボクシング
えーと、どう考えても無理なスケジュールで後楽園ホール行きを敢行したせいで、
昨夜は川嶋×ミハレス、バレラほかを録画で、しかし結果知らずで観戦できました。
ネット覗くヒマも、ケータイチェックするヒマもない現実が、哀しくも有り難かったです(^^;)

川嶋は、好機にコンビネーションどんどん出すのが持ち味かと思っていたんですが、
昨日に限らず、振り返ると過去の世界戦でも、そのへんが出し切れなかった
試合の方が多いですね。
やはり世界戦で相まみえる相手の防御技術は、多少は玉石混淆の傾向あれど、
おしなべてレベルが高いなあってところでしょうか。
好機に詰め切れないと、やはりそのツケは回ってくるんですね。

判定については、またも最終回にちょっと?なスコアリングがあったらしいですが...。
ただ、川嶋の懸命さを見ていると、勝たせてやりたいなぁとは思っても、
やはり僅差ながら負けは負けに見えました。

相手のミハレスは、防御の意識付けと、技術体系においてひとかどのものを持っていましたね。
2Rはもろに打たれて倒れましたが、その後もヤケになって打って出て、
防御のレベルを落とすような真似は一切しませんでした。
ああいうところ、日本のボクサーにとっても良いお手本にしてほしいですね。


あと、我らが人間国宝ガッツさん(^^)が、ラウンドごとに採点出しておられました。

先日発売のボクシングマガジンに掲載されていた、肝心なところに一切踏み込まずに
亀田擁護派のアジ演説会と化した座談会を読んでがっかりしていたところでしたが、
ガッツさんの堂々たる採点公表には、清々しい気持ちになりましたね。

スコアリングの内容については、私は納得していますが、そうでない方も
もちろんおられると思います。
でも、こういう、堂々たる見解の表明と、問題の本質をそらしようがない
試合中継その場での採点は、ガッツさんでしか出来ないことです。

冗談でも皮肉でもなく、素直に「さすがはガッツさん」と、脱帽したい気持ちですし、
ボクシングファンや視聴者のニーズに思いを巡らせてこういう企画をした
TV東京ボクシング放送関係者の方々にも、拍手を送りたいです。
昔からそうでしたが、あの局は、ホントにボクシングファンの味方ですね(^^)




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6 コメント

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う~ん・・・ (Let’s go りっく(ブラック))
2006-09-19 20:43:41
さうすさんこんばんは。



私は、川嶋ってあんなに大振りぶんぶんだったっけか??というのが率直な印象です。日本タイトルを取った頃や柳川荒士(名前違うかも)に勝った頃は、もうちょっと脇を締めて打っていたような??

実はそれほど川嶋に思い入れがあるわけではないので(ごめんなさい)、記憶違いかも知れませんが・・・



でも、あれだけの激闘型でずっとやってきたわけで、本当にお疲れ様でした。



さて、今回の試合で、ただ一つだけ“亀の功”を発見しました。ホームタウンデシジョンが(多分)今後は少なくなるであろうことです。それが日本タイトルや東洋タイトルにも波及してくれたら言うこと無しですね。
コメントありがとうございます (さうぽん)
2006-09-20 00:57:22
りっくさん、どもです。



やはり距離が合わないと、パンチというものはすべからく

傍目には大振りに見えるものなのだ、という、

さる専門家のお言葉は真実なのだなぁと思っています。

あれはミハレスの巧さ故の現象なのでしょうね。



あと、ミハレスにも「根性」を感じました。

「最後に自分が頼れるのは、やはり技術なのだ」という

信念を曲げずに闘う「根性」。



試合後の川嶋のコメントは、かなり重いものがありましたね。

ボクシング界全体が、しっかり見て、しっかり学ばないといけない

教訓がたくさんある試合だったと思います。





亀の功、ですが、確かに厳密な判定だったと思います。

ボクシングが公正なスポーツであるということを

厳しくもアピールする結果になればいいですね(^^)

Unknown (ちゅうくん)
2006-09-21 21:31:33
ご無沙汰してます☆



自分はあの試合途中で観る気なくなりました(^^;)



川嶋は人間的に好きなんですが、あのブンブン振り回すのを見てなんか悲しくなりました。。



正直相手も世界的にはうーんというレベルのような気がしました(さうすさんの前で言えるほど自分は知識はないですが・汗)



ショートパンチが打てるボクサーに魅力を感じます♪
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2006-09-21 22:22:28
>ちゅうくん、どもども。



まー、ミハレスも、ほんとのほんとに強ければ日本には来ないよね、

というのが、さる筋から聞いた「ぶっちゃけ話」だったりしますけど(^^;)



でも、上見たらキリもないですし、レベルの話をさておけば

見所のあるボクシングだったんで、私は試合自体も

つまんないとは思わなかったです。



ま、こういうのは知識云々なんて大層な話じゃなくて、

あくまで個々の好みだったり、そのときの気分次第だったりしますから(^^)



川嶋は、やはり衰えも感じました。

若い頃は一点集中連打で、好機を逃さないイメージでしたけども。

最後はもう、身体が流れて思うに任せない感じでしたね。





関係ないですが、放送席のガッツさんと長谷川、

ぱっと見た瞬間、なんか親子みたいに見えたりなんかして、

妙におかしかったです。





Unknown (とみー)
2006-09-21 23:31:21
 どうも、毎度です。

終わった瞬間、「勝ったかな?」って思いました。

僕はミハレスのショートが良かったと思ってましたけど、あの亀公があんな試合で勝っていたからありうるかなと思って。

 川嶋選手、大橋会長には気の毒に思ったけど、まさに今回の判定は妥当だったと思います。

 あと、川嶋選手の大振りが・・・ってコメントもありましたけど、世界戦の大舞台で、あれだけ強振できるって、大変な勇気が必要だと思います。

 彼はよくがんばったと思います。
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2006-09-22 13:35:57
とみーさん、どもです。



川嶋が最後、奇声を発しながら打っていく姿は

鬼気迫るものに感じました。



もちろん負けて悔しいでしょうが、

限界までやりきった感じでした。

今の自分を出し切ったという意味で、

立派だったと思います。



本人もその点については納得しているんじゃないでしょうか。

だからきっぱり引退すると言えたんだと思います。



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